『キングダム ハーツ キー』(KINGDOM HEARTS χ[chi])とは、スクウェア・エニックス制作・運営、Yahoo! JAPANから展開されているPCブラウザゲームである。2013年7月18日から正式サービスが開始されている。
基本プレイ料金無料、アイテム課金制。
概要
キングダムハーツシリーズ初のブラウザゲーム。クローズドβテスト版が2013年3月22日からスタートし、オープンβテスト版が2013年7月8日から開始された。
今作では、キングダムハーツシリーズの中で語られてきた「遠い日のおとぎ話の世界」がモチーフとなっている。時系列的にはシリーズ中もっとも過去の話ではあるが、あくまでおとぎ話という設定のため、実際に起きた物事とは幾らか違いがある模様。ただ、野村哲也氏は今後シリーズに関わるストーリーを書いているとのこと。
主人公はプレイヤー自身で、様々なディズニーワールドを冒険しつつ物語を進めていく。
プレイヤーのアバターは容姿設定可能。性別以外は設定完了後からも変更可能となっている。
プレイヤーは「ユニオン」と呼ばれるグループに所属し、謎の人物「予知者」と猫のような姿をした「チリシィ」から世界の光を取り戻す使命を受けて様々な世界を旅することとなる。
ゲーム開始直後に、ウニコルニス、アングイス、レオパルドス、ウルペウス、ウルスス、計五つのユニオンから自身が所属するものを一つを選択する。所属したユニオンによってストーリーに変化があるかは現段階では不明だが、各ワールドの冒険についての 大まかな流れは変わらない様子。ユニオンによって「予知者」が違うくらいか。
ストーリー
遥かおとぎ話の世界。世界は光で満ちている。
その光は様々な世界を生み、そして包んでいた。
光の源キングダムハーツ、それを守る鍵χ(キー)ブレード。
それがある限り、世界は永遠の光の中にあると信じられていた。
しかし、強い光は影を作り闇を生んだ。
闇は不安や恐怖、欲望を呼び起こす。
心の奥底に隠れた闇が、混沌として世界へと広がり始める。
広がる闇を払うため、光を望む者たちはχブレードを模したキーブレードを作り、世界を巡る冒険を始めた。
登場ワールド
- デイブレイクタウン(オリジナル)
- ドワーフ・ウッドランド(白雪姫)
- ワンダーランド(不思議の国のアリス)
- アグラバー(アラジン)
- オリンポスコロシアム(ヘラクレス)
- その他(デイブレイクタウン 1st Anniversaryなど)
システム
基本的に、各ワールドで提示されるストーリーをこなすことで物語が展開していく。
敵と戦う、宝箱を開ける、素材を入手するといった行動には「AP」を消費する。また、後述するチームバトルでは「BP」を消費して攻撃を行う。「AP」は3分経過で1回復、「BP」は15分経過で1回復する他、専用アイテムを使用すれば瞬時に回復することができる。なお、「BP」については1日5回までできる「サポート」を行うことでも回復可能。
フィールド上にはモンスターである「ハートレス」の他に、宝箱や素材が落ちている。これらはカーソルを合わせて左クリックすることでコンタクトできる。(逆に言えば、クリックしなければ敵をスルーできる)
ハートレスを倒せば経験値などが獲得でき、万が一敗北してもAPを消費するだけで引き続き冒険を行える。
宝箱からはカードが入手でき、素材を集めることで入手しているキーブレードを強化することができる。キーブレード強化のための素材はフィールド上に落ちているものだけでなく、ミッションをクリアして手に入るものも必要。
カードシステム
ゲームシステムは収集したカードをデッキにセットして、戦闘時は自動で攻撃を行うといったカード収集ゲームによくあるスタイル。カードは合成をすることでレベルが上がっていき、攻撃力や防御力が上昇していく仕様。
同じカードか同じレアリティのイェン・シッドを合成に使うことでリミットカット(Lv上限解放)を行える。
最大限まで強化すると背景が虹色になり(一部のカードは背景は変化しない)ハイピュリティ化する。
ハイピュリティしたカードはパラメータが大きく上昇する。
[SR+]ハイピュリティカードに専用の素材アイテムを使用することでアルティメットカードになる。
アルティメット機能は[SR+]ハイピュリティカードに対して『強化』を行えるようにする機能。
カードの種類は、攻撃時に使用する「アタックカード」と、HPやLUX倍率を増加させる「アシストカード」の二種類。
また特定の期間でアタック・アシストカードの能力がパワーアップする「ブーストカード」が存在する。
カードの集め方はいくつか存在する。
- モンスターの「ハートレス」を倒すことで、一定確率で入手する。(モーグリ・アタックカードのみ入手可能)
- フィールド上にある宝箱から入手する。(アシストカードのみ)
- ストーリーやミッションをクリアする。
- カードドローを利用する。(アタックカードのみ)
- クポの実を使ってモーグリショップを利用する。(アシストカードのみ)
- モグトレードでモグメダルを使いカードと交換する。
- カードメダルトレードでカードメダルSR、カードメダルSR+を使う。
- ショップにあるカード付きのBOXをリアルマネーで購入する。
- その他。イベント時に報酬としてカード枠が設けられることも。
カードドロー
ゲーム内で手に入るモグポイントやチケット、あるいはリアルマネーを消費してカードを入手する。いわゆるガチャ。
ストーリーを進めていくだけでは中々強いカードが手に入らないため、これらを積極的に利用した方がよい。
ただしリアルマネーを消費する「レイズドロー」のご利用は計画的に。
ポイントドロー
ゲーム内で入手したモグポイントを200消費してアタックカードをドローする。2000消費で10回まとめてドローも可能。
なお、毎日1回分はモグポイント消費無しでドローすることができる。
手に入るカードのレアリティは、N、N+、R。
チケットドロー
ゲーム内で入手したチケットを消費してアタックカードをドローする。チケットは「ゴールドチケット」、「シルバーチケット」、「ブロンズチケット」の三種類。各チケットごとにドローできるカードのレアリティは以下の通り。
ゴールドチケット:R、R+、SR
シルバーチケット:N+、R、R+
ブロンズチケット:N、N+、R
それなりにいいカードが入手できるわりに、こまめにプレイしていれば上位チケットもそこそこ手に入るので、戦力強化のためにもさっさと使用してしまいたい。
レイズドロー
チャージマニーを消費してカードをドローする。通称課金ガチャ。
一回100or300円でドローできるが、11連レイズドロー(1000・3000円)だと1回分お得になる。
11連レイズドローにはSRまたはSR+が1枚以上必ず出る確定期間やオマケのカードやアイテムがつくこともある。
手に入るカードのレアリティと確率は時によって変動する。
チームバトル
毎週月曜日に編成されるチームメンバーで大型ボス「レイドボス」を討伐できるシステム。
チーム編成は基本自動的に決まるが、チームとは別に「パーティー」を組んでいるプレイヤー達はそのメンバーで編成される。
チームバトルではBPを消費してレイドボスに攻撃する。
レイドボスは定期的に出現しており、討伐に成功するか、出現から2時間が経過して逃げられるとバトルは終了する。
討伐に成功すれば次に表れるレイドボスのレベルが上がる。逃走によって討伐失敗すると次のレイドボスのレベルが1~2下がっていたが仕様変更に伴いレベルが下がらなくなった。
なおレイドボス討伐は他チームと競う形で行うため、競争に勝利するためには出来るだけ自分たちのチームがレイドボスにダメージを与えることが重要となる。
レイドボスはワールドに出現するフィールド上の敵よりも貰えるLUX(ポイントの一種)が多かったり、討伐成功時にアイテムが貰えるなど利点が多い。
通常種より強力な亜種が出現することもある。
亜種は通常種よりも獲得LUXが多く貰え、討伐した際に貰える報酬も通常種よりも豪華になっている。
また亜種は出現から30分経過で逃げられてしまう。
関連動画
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関連項目
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