ジュドー・アーシタとは、TVアニメ「機動戦士ガンダムZZ」の主人公である。
CV:矢尾一樹(アニメ)、KENN(U.C. ENGAGE)
概要
10月10日生まれ、14歳(物語前半では13歳)。血液型はB型。第一作主人公アムロ・レイ、前作主人公カミーユ・ビダンに続き、彼もまたニュータイプである。
コロニー「シャングリラ」において生活費と妹のリィナ・アーシタを学校へ通わせる為にジャンク屋家業に精へ出していたところに傷ついたアーガマがコロニーへ入港。アーガマに所属しているZガンダムを盗んで一儲けをしようと仲間達と企み、実際に盗んだものの、同じく入港していたネオ・ジオンと出会い交戦。以降アーガマの艦長ブライト・ノアの頼みもあってアーガマに仲間達と共に乗船することとなった。
当初はまともにアーガマに協力せず、リィナに言われて渋々協力していたが、リィナがネオ・ジオンに攫われて以降は妹を助ける為に積極的に戦うようになる。その後リィナが戦場で行方不明になった時は絶望しかけたが、それを乗り越え、カミーユ・ビダンの意思を感じ取ったことで戦いの意味を自分なりに理解し、戦争を終結させるために命をかけて戦っていった。
物語後半になると彼を慕うエルピー・プルやラビアンローズのエマリー・オンス、ラサラ・ムーンといった仲間達の死を乗り越え、彼女らの意志を背負い過酷な現実に立ち向かっていく。また、ネオ・ジオンの指導者であるハマーン・カーンからは同志とするべく幾度か誘いをかけられるが、それを退け、彼女を悪の元凶と捉え拒み続けていた。そして、人間の可能性を信じるジュドーの発した意思は、仲間たちや遠く離れていたリィナにも届いていた。
最後はハマーンとの一騎討ちに臨み、激戦の末にキュベレイを撃破。これにより彼女との因縁に終止符を打ち、抗争は終結となったものの、淡々と戦後処理を行う連邦政府高官やエゥーゴ上層部の旧態依然とした実態に、ジュドーは愕然とし、激しい憤りを感じ涙する。
戦争終結後はセイラ・マスによって助けられていたリィナと再会し、仲間の一人であるルー・ルカと共に木星圏へと旅立っていった。
主な搭乗機はZZガンダム。前半はZガンダムに乗ったり、時には百式、ズゴックにも乗ったことがある。
アニメの脚本を担当した一人である鈴木裕美子は、「ジュドーのニュータイプとしての能力はアムロやカミーユに劣るが、自然に力を身につけることができ、その大地に根ざした能力こそが、それまでのニュータイプが持っていなかった力。その力をハマーンは恐れた」と述べている。
人物
当初作品のテーマが「子供にも分かりやすく、明るいガンダム」だったためか、先代ガンダムパイロットであるアムロやカミーユに比べてかなり明るい。子供ながらの純粋さを持ち、大人達の理不尽な考えや思いに立ち向かい、思いをぶつけていった。
操縦センスはかなり高く、始めは操縦が複雑なZガンダムに苦しんでいても少し慣れれば百烈拳を繰り出せるようになったり、Z以上に複雑なZZガンダムをすぐさま乗りこなしたりしている。百式やズゴックも簡単に乗りこなすのは、ニュータイプである以外にもジャンク屋をやっていたから・・・なのかもしれない。
女性達にモテており、仲間であるエル・ビアンノに好意を寄せられたり、ルー・ルカと喧嘩しつつも仲良くなっていったり、プルにプルプルされたり、プルツーが説得させられてたり、ハマーン様が仲間に誘ったりしている。sneg?
木星へ行った後については、
- ネオ・ジオンの残党と戦い、脱出してきた強化人間(プルの姉妹?)を保護した
- ルーと別れてアムロと一緒に巨大なジムと戦った
- ルーと一緒に地球へ帰ってきた
- 後にコロニーを二つ繋げて宇宙船とし、外宇宙へ旅立っていった
グレイ・ストーク
漫画「機動戦士Vガンダム外伝」及び「機動戦士クロスボーン・ガンダム」シリーズに「木星じいさん」を自称する「グレイ・ストーク」という人物が登場するが、それはジュドー・アーシタの年老いた姿ではないかと言われている。
ジュドーを彷彿とさせる風貌や言動に加え、乗機であるMS「ガンプ」にZZ系の意匠が見られる(作者の長谷川氏曰くメガゼータが元の機体とのこと)のが主な理由。
ゲーム「Gジェネレーションスピリッツ(Gジェネ魂)」では声が同じ(CV:矢尾一樹)、TCG「ガンダムウォー」ではジュドーと同時に存在できない効果を持つことなども、この説に一層深みを与えている。
仮に本人ではないとしても、何かしらの関連性を感じさせるキャラクターであることは間違いない。
搭乗機
- Ζガンダム
物語初期の搭乗機。盗んで売り払うために搭乗したが、成り行きからメインパイロットとなる。ただしこの頃は修理がままならない状態だったため機体本来の力を出すことはできなかった。ΖΖガンダムに乗り換えた以降も大気圏突入時や地上ではΖΖガンダムより小回りが利くという理由でたびたび搭乗している。 - ΖΖガンダム / 強化型ZZガンダム / フルアーマーZZガンダム
ハンマ・ハンマの攻撃でΖガンダムが稼動不能となったことをきっかけにZZに乗り換え、以降はメインパイロットを務め、ガンダム・チームの中核としてネオ・ジオンのMSを撃破していく。ハマーンのキュベレイとの最終決戦では左腕と左脚を切断されながらも勝利している。無茶な運用をされることもあったが、第一次ネオ・ジオン抗争をジュドーと共に戦い抜いた。 - 百式
ジュドーに嫉妬したビーチャ・オーレグがΖΖで無断出撃したため代わりに搭乗。機体性能では遥かに上のオウギュスト・ギダン率いるドライセン部隊を退ける活躍を見せる。 - ズゴック
スタンパ・ハロイのコレクションを拝借し、ザクIやアッグガイ、ハマーン・カーンの操るアッガイと交戦。 - ZZ-GR
『GUNDAM EVOLVE』に登場。第一次ネオ・ジオン抗争で破壊された強化型ZZを修復・改修した機体。損失した下半身をジムⅢベースのパーツに変更。スラスターやプロペラント類が増設されたが、元の性能を取り戻せていない。
関連動画
関連静画
お絵カキコ
関連項目
親記事
子記事
兄弟記事
- アニメじゃない
- エル・ビアンノ
- エルピー・プル
- ガンダムチーム
- キャラ・スーン
- グレミー・トト
- サイレント・ヴォイス
- 第一次ネオ・ジオン抗争
- ビーチャ・オーレグ
- プルツー
- マシュマー・セロ
- ラカン・ダカラン
- ルー・ルカ
▶もっと見る
- 6
- 0pt