悟空がいたから楽しかった
ドジで 明るくて 優しくて
そんな悟空がみんな大好きだったから
『ドラゴンボールGT』は、鳥山明の漫画『ドラゴンボール』を原作とするテレビアニメ。
アニメ『ドラゴンボールZ』の続編。
『ドラゴンボールZ』までと違い、完全なアニメオリジナルの作品であるが、最終回では『ドラゴンボール改』と『ドラゴンボール超』を除いた全『ドラゴンボール』アニメシリーズの話を締めくくる。
全64話 + スペシャル1話
ただし、アメリカなどのファンが勝手に作った『ドラゴンボールAF』や『ドラゴンボール マルチバース』などとは違い公式的な続編である。
概要
究極のドラゴンボールによって子どもになってしまった孫悟空が、地球の消滅を防ぐためにそのドラゴンボールを探しにトランクスとパンとともに宇宙へ旅立つ。
ドラゴンボールを集めた後は地球が舞台となり、サイヤ人に滅ぼされたツフル人の王によって生み出されたドクター・ミューとドクター・ミューに作られた作品ベビー、ドクター・ゲロとドクター・ミューの合作である超17号、ドラゴンボールにマイナスエネルギーがたまることで出現した邪悪龍との戦いとなる。
なお、『GT』とは「Grand Touring」の頭文字である。
ネットなどでは、ネタとして「鳥山明自身は『Z』で終わらせるつもりであったにも関わらずに続編を製作したため、『GT』は「ごめんなさい鳥山先生」という意味」とも言われているが、実際には『GT』というタイトルは鳥山自身が上記の意味を込めて付けているので全くの嘘である。要するにこれはネットスラングであり、『GT』に対して否定的なファンが生み出したブラックジョーク的な意味合いが強いのだが、本気にしている人もいる。
『ドラゴンボールGT』の製作にあたり、原作者の鳥山は東映アニメーション側で作った「こんな星々を旅します」という簡単なプロットのチェック、子供になった孫悟空やパン、トランクス、宇宙船、その他の主要キャラの原案やイメージイラストを新たに描くなどの協力をしている。
しかし、関わったのはその最初の段階だけであり、製作はストーリーも含め、すっかりアニメスタッフに任せており、「ぼくもただの視聴者として、楽しみにしています」などのコメントが『神龍通信』に記載されている。
本作で小さくなった悟空は、劇中で尾が再度生えたり、EDなどで如意棒や筋斗雲といった初期のアイテムを持ったイラストが描かれるなど、外観が昔を彷彿させるものに戻っていく。
このことからも原点回帰の意図はどこなく見える。
日本では『ドラゴンボールGT』をタイトルにしたゲームは存在しない。
しかし、内容は『ドラゴンボールZ』のゲームに含まれていることが多い。
ただし、登場するのは主に超サイヤ人4、ベビー、超17号、邪悪龍が主で、『GT』バージョンのレギュラーキャラクターが参戦する機会は多くない。
(ただし、孫悟空、パン、ウーブは例外。)
しかし、『ドラゴンボールヒーローズ』などでは、ちらほらフィーチャーされており、『GT』版の青年ゴテンクスなど、本編では実現しなかったキャラクターも生まれた。
『ドラゴンボールGT』最終回直後では、孫悟空と後続番組の『ドクタースランプ』の則巻アラレがバトンタッチするショートアニメが流れた(下の関連動画を参照)。
日本では『GT』に対して否定的な声が強いことは否めず、高い対象年齢向けの商品展開などは控えめである。
しかし海外では比較的高い支持を受けており、前述の非公式な続編が海外で生み出されたのは、本作に影響されている部分が強い。
『ドラゴンボール超』との関係
もともと『GT』は「魔人ブウとの最終決戦終結から最終話までの10年間」を描くオリジナルストーリーで新作としてスタッフ、テレビ局、スポンサーらは意見を出していたらしい。
しかし、原作者・鳥山明や週刊少年ジャンプ編集部との打ち合わせの中でも出た意見を踏まえ、「原作の最終話のその後」を描くという方向性へシフトした。[1]
そして、前者は、劇場版『ドラゴンボールZ 神と神』や劇場版『ドラゴンボールZ 復活の「F」』、アニメ『ドラゴンボール超』へ引き継がれているため、これらの企画は15年以上の時を経て実現に至ったものなのかもしれない。
なお、『ドラゴンボール オッス!帰ってきた孫悟空と仲間たち!!』が2008年にイベント上映されているので、12年以上の時を経たのかもしれない。
関連動画
関連静画
関連項目
- 鳥山明
- DRAGON BALL(ドラゴンボール)
- ドラゴンボール(アニメ)
- ドラゴンボールZ
- ドラゴンボール改
- ドラゴンボール超
- ドラゴンボールDAIMA
- ドラゴンボール関連項目一覧
- アニメ作品一覧
- いい最終回だった
公式サイト
これでドラゴンボールのお話は
お し ま い
ドラゴンボールGT 1996年2月 - 1997年11月 フジテレビ系列地上波 水曜19:00枠 |
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ドラゴンボールZ | ドクタースランプ |
脚注
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