ハヤト・コバヤシとは、機動戦士ガンダムに登場するキャラクターの一人である。
概要の上半身を強制排除します、いいですか!?
アムロの幼馴染にして、彼を一方的にライバル視する小柄で冴えない少年。ガンタンクのパイロットとして知られるが、劇場版ではガンキャノンへ乗機が変更されている。ただし不甲斐ない活躍は変わらなかった。
ちなみに、そもそも最初はガンタンクの砲座担当だった。
機動戦士ガンダムにおいて全話に登場しているのにも関わらず、ニコニコ大百科にハヤトの記事がないことをほとんど惜しまれなかったり、作中でパッとしない活躍しか見せないものの、機動戦士ガンダムΖΖまで登場するなど、宇宙世紀作品においては地味に欠かせない存在である。
機動戦士ガンダムΖΖでは、ジュドーを守るために非業の死を遂げる。その死は小説版とはいえアムロとブライトに深く惜しまれ、彼等が偽名を使って行動する時は、死んだハヤトの名を拝借することがある。
機動戦士ガンダム(一年戦争)
アムロ・レイの家のご近所さん。宇宙世紀では珍しい純粋な日本人という設定。柔道の有段者で、劇中ではその腕前のほどを見せているシーンがよくある。幼馴染であるフラウ・ボゥに恋愛感情を抱いているため、フラウがいつもやたらと気にかけているアムロへ徐々に対抗心を燃やすようになる。
しかしそのライバル心とは裏腹に、パイロットとしてはアムロに大きく水を開けられる形となり、カイやセイラにも見劣り気味な活躍が目立つ。だがそのおかげで、人間離れしていくアムロに付いていけなくなったフラウが、ハヤトの気持ちに応えていく経緯になった。
最初こそイマイチな感はあったが、一年戦争の中で彼は大きく成長を遂げており、結果ソロモン攻略戦で彼が戦線離脱した時は、ホワイトベースの戦力が11%も下落したと言われるほど、ホワイトベースクルーにとって欠かせない戦力となっている。
富野作品によく出てくる、主人公を妬む立ち位置のキャラであり、アムロへの処罰が気に入らないという理由でカイらとともにホワイトベースを脱走するなど、硬派な見た目に見えてやることは小狡い。ただし後のカツと比べれば自分の無力さをはっきり自覚して悔し涙を流したり、実は視聴者視点に近いキャラの一人であると言える。
結果的に一年戦争後にフラウへの想いをちゃんと成就させるなど、実はアムロやカイと比べるとかなり幸せな人生を送っているリア充的な人であると言える。
機動戦士Ζガンダム~機動戦士ガンダムΖΖ
一年戦争後、フラウと結婚し、ホワイトベースに乗っていたカツ・レツ・キッカを養子として引き取って育てる。一年戦争時の小柄な印象はどこへやら、ちょっと恰幅の良くなった感すらあるくらい大きくたくましく(?)なった。
このことはファンからは「幸せ太りだ」と揶揄されている。
戦後は戦争博物館の館長として時代の隅に押し込められていたが、ティターンズの横暴に耐えかねて反ティターンズ組織・カラバへと密かに参入していた。
カラバ所属後はエゥーゴを積極的に支援し、ガルダ級輸送機アウドムラの指揮官として才能をいかんなく発揮した。血気盛んなカツを叱りつけることもあったが、最終的には彼の意思を認め、「死ぬなよ」と言葉を送って宇宙行きを見送った。しかし、カツにその言葉はちゃんと届いていなかったようだ……。
機動戦士ガンダムΖΖでも、ジュドー達に感心されるような歴戦の勇士らしい活躍を見せている。
しかし、養子のカツを失ったことは大きく(しかもフラウ達にはそのことを話せていない)、ややヤケっぱちになっており、ドダイに搭乗して立ちまわったり、自ら自爆スイッチを押そうとしたり死に急ぐ場面が見られた。
最終的にはΖΖガンダムへの合体を阻止しようとするラカンの乗るザクⅢの行動を阻害、しかしその報復としてドダイに攻撃を受けて、行動不能になる。そして死んだはずのカツの声が聞こえると言い残し、あっけない最期を遂げた。
担当声優
余談
- 小説版ではニュータイプに覚醒するが、シャアのリックドムに落とされて早くも戦死している。
- 実はΖガンダムの時点で死ぬ予定だった。つまりハヤトは三作品において「死」があったということになる。
- 劇場版Ζガンダムで鈴木清信が出演出来なかったのは、スケジュールの都合とファンの間で囁かれている。当時は、「鈴木清信の体調不良が原因ではないか」といった憶測まで流れ、アニメファンを不安がらせた(実際はそんなことはなかったようだ)。
- 漫画『機動戦士ガンダムF90』には「コバヤシ丸」というジュピトリス級輸送艦が登場するが、この名の由来はハヤトではなく、スタートレックが元ネタと思われる。
カイさんの関連動画だけいい思いをさせるもんか!
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聞こえる……関連項目………ウゥッ…!
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