バウルジャン・ムルザバエフ(Bauyrzhan Murzabayev、1992年9月17日 - )とは、カザフスタン出身の騎手である。
概要
1992年9月17日生まれ、カザフスタン最大の都市アルマティ出身。
幼少期、家族が家畜として馬を50頭ほど所有していたことから馬に興味を持つようになり、通常12~13歳位の少年が参加するような伝統的なギャロップレース(草競馬のようなもの)やエンデュランスレース(長時間の競走)に、それよりも幼い年齢で参加していたという。
その後、2012年にチェコ共和国で騎手免許を取得し、本格的にプロ騎手として活動を始める。チェコでは5年間活動し、3度のリーディングジョッキーを獲得。2015年にはAldar(アルダー)でチェコ2000ギニーを、オークスをAnga River(アンガリバー)で制し、チェコNo.1ジョッキーの座を確かなものとしていた。
2016年、ドイツに移籍。2018年に46勝を挙げリーディング6位と実力を示すと、2019年には勝利数を111勝を挙げ初のドイツリーディングジョッキーに輝いた。
2020年にはドイツのトップ調教師の一人であるアンドレアス・ヴェーラー厩舎の主戦騎手を任され119勝(重賞3勝)を挙げると、2021年にはこちらもトップ調教師の一人であるペーター・シールゲン厩舎の主戦騎手を任され110勝(重賞6勝)を挙げて、3年連続でリーディングジョッキーを獲得。
2022年、Sammarco(サンマルコ)に騎乗し独ダービー(GⅠ)を勝利し独GⅠ初制覇。秋には独セントレジャー(GⅢ)をテュネスで勝利し、続くバイエルン大賞(GⅠ)では10馬身差をつけ圧勝した。その後、テュネスとのコンビでジャパンカップ(GⅠ)にも参戦することが決まり初来日。そのジャパンカップは9着に終わったが、年末に短期免許を取得し再来日。ホープフルステークス(GⅠ)では14番人気のドゥラエレーデに騎乗。トップナイフとともに先行し、最後の直線で2頭抜け出すと決勝線手前でわずかに差し切りハナ差で勝利、日本のGⅠ勝利となった。尚この勝利は14番人気の大穴での勝利ということもあり、3連単246万円超という大万馬券となった。
主なGⅠ勝鞍
| 独ダービー | Sammarco(サンマルコ)(2022年) |
|---|---|
| バイエルン大賞 | テュネス(2022年) |
| ホープフルステークス | ドゥラエレーデ(2022年) |
人物・エピソード
ズブくてなかなかエンジンのかからない馬を動かす騎乗に長けている剛腕タイプの騎手。テュネスを管理するペーター・シールゲン調教師からは「ラストスパートの追い比べにものすごく強いジョッキー」と評されている。
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