ビックリマンとは、ロッテによって発売された一連のお菓子、それにオマケとして封入されたシールシリーズ、およびそれをもとに作られた作品である。
特に10代目『悪魔VS天使シール』と、その続編である11代目『スーパービックリマン』、14代目『ビックリマン2000』、17代目『ビックリマン 21st Anniversary ひかり伝』を指す。
概要
ロッテから発売された、いわゆる食玩である。お菓子はピーナッツ入りのウエハースチョコ。
中でも1985年に発売された10代目の悪魔VS天使シールが一大ブームを巻き起こした。
シール欲しさにまとめて購入しお菓子は食べずに捨ててしまったり、購入せずに開封してシールだけ盗む子どもが社会問題となった。
そのため、スーパーなどではビックリマンを商品棚ではなくレジに置き、一度の購入数を制限したり購入者に店員が手渡したりするようになった。
シリーズ
悪魔VS天使
天使、悪魔、お守りといった3種族が存在する世界での天使悪魔間の戦いを描く。様々なジャンルから元ネタを集めてデザインされたSDキャラクターとシール裏の謎解き文が特徴。あえてストーリーや世界観の明言を避け、シールを集めてその全貌を推察するというスタイルをとっている。 価格は30円。
シールの混入率に偏りがあり、「ヘッドシール」は非常にレアな存在でシールの素材もプリズムだったりホログラムだったりと豪華な仕様だった。このシールの存在が子供達やコレクターをビックリマンシールに熱中させ、ヘッドの所持はステータスであった。
以前伊集院光のラジオ番組「深夜の馬鹿力」において、「子供の頃につい盗んでしまったもの」を暴露するコーナーをしたところ、大多数が「○○君のワンダーマリアを盗んだ」などのビックリマンシール窃盗ネタで占められ、伊集院も「ビックリマンシール盗まれすぎ!」と笑っていた。当時の人気振りがうかがえるエピソードである。
暗喩や間接的表現の多用、独自の用語も目立つ。更に過去のシールとのリンク、後の展開への伏線などが入り乱れて把握には困難を極め、ファンサイトなどでは色々な解釈を見ることができる。
初期は御伽ばなしや駄洒落をモチーフにしたのんびりした雰囲気が漂っていたがストーリーとの進行と共にキャラクターのパワーアップや世界観の広がり、戦闘的イメージやシリアス設定の登場で神話的な色合いが濃くなっていく。
アニメ化もされ、「ヤマト王子」を主役とした『ビックリマン』、「ピア・マルコ」を主役とした『新ビックリマン』の2作が作られた。アニメが終了する頃には人気も下火となっていき、『スーパービックリマン』も平行してシリーズ展開。第31弾で一旦終了したが中途半端な終わり方であった為にストーリーを追い続けていたファンにとっては非常に消化不良な状態となってしまっていた。
その後、2001年に超元祖として第31弾完結編が発売。投げっぱなしジャーマンだったストーリーが一応の結末を迎えた。更に第32弾が発売されて新しいストーリーも示されており、ビックリマンストーリーは無限の広がりを見せる。
スーパービックリマン
『スーパービックリマン』チョコとしてもともとの『ビックリマン』と並行して展開された新シリーズで、ストーリー的には『ビックリマン』の未来であると位置づけられている。キャラクターデザインはサイバー路線。
アニメ版は「大聖フェニックス」を主役とし、衝撃的な結末でも知られている。
ビックリマン2000
新たに展開されたシリーズ。シリーズの中ではアニメ版とのメディアミックスが特にわかりやすく行われており、アニメの要素がシールに登場ということもある。主人公は「星天使タケル」。アニメ版終了後もストーリーが続き、公式サイトに小説が掲載されていた。
『ビックリマン』の続編というよりは、アニメ版『スーパービックリマン』の続編として位置づけられている。シリーズの生みの親である反後四郎氏とは特に関わらないシリーズである為、テイストが異なり、他のシリーズとは続編よりもパラレルストーリー扱いするファンも多い。
ひかり伝
悪魔VS天使シリーズの過去を描くストーリー。キャラクターの殆どが既存のキャラクターのルーツであり、第4弾以降は「おとぎ」「聖魔暦」「聖魔十戒」などのサブタイトルがつけられている。かつてない程にデザインや裏書きに様々な要素がこめられており、ストーリー解釈は困難を極める。
アニメ版タイトルは『祝!(ハピ☆ラキ)ビックリマン』で、主役は「聖光ゲンキ」。過去のビックリマンのアニメを意識した内容となっており、キャストは一部をのぞいて変更されているが旧作を知っているとニヤリとできる要素もある。「大空魔竜ガイキングLOD」のスタッフが複数参加している。
ルーツ伝
漢熟覇王
コンセプト等を一新したシリーズ。製作陣が子供たちに漢字を楽しく知ってもらおうと、言葉=漢字をモチーフにした世界観。キャラクターデザインは『日本一ソフトウェア』。キャラにはディスガイアにて登場しているキャラも出てくる。
神ビックリマン
カードになって一新したビックリマン。
ビックリメン
コラボ
その他配布コラボなど多数
お絵カキコ
関連動画
関連項目
関連リンク
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