『ファイナルファンタジーレジェンズ 光と闇の戦士』とは、スクウェア・エニックスより2010年から配信されている携帯電話用RPGである。略称は『FFL』『光と闇の戦士』など。あっちの『レジェンズ』とは何の関係もない。
概要
『ファイナルファンタジーIV ジ・アフター -月の帰還-』を手がけたスタッフが制作しており、PS以前のFF作品(I~VIまで)を強く意識した内容が特徴。
『クリスタルを狙う悪の帝国に立ち向かう少年少女たち』というテンプレ王道のストーリーや『FFIII』以来の登場となった『闇の戦士』や導師・魔人といったジョブ、『ドワーフ』『エルフ』といった種族や、ククロ、ビッケ、マトーヤといった懐かしい名前のキャラクターなど、過去作の名シーンのオマージュがふんだんに盛り込まれている。
その一方でアビリティには『FFXI』などの後期作や『FFTA』といった派生作品からの出典が多く、しまいにはサガシリーズが元ネタのアビリティが登場するなど、驚きの要素も多い。
5人パーティやジョブチェンジシステム、アビリティの組み換えなど、システム面は『FFIV』・『FFV』の延長となっているが、新要素としてアビリティの組み換えによって新たなアビリティを生み出す事ができるという「フュージョンアビリティ」が加えられている。
ドット絵は今回も渋谷員子氏が担当。キャラクターデザインやイメージイラストはオグロアキラ氏が、BGMは水田直志氏が担当している。
現在のところ、携帯電話での完全新作ということもあってか知名度は非常に低い。パッケージ化マダー?
海外版は「FINAL FANTASY DIMENSIONS(ファイナルファンタジーディメンションズ)」のタイトルで発売されている。海外ではサガシリーズの初期GB3部作が「FFレジェンド」のタイトルで発売(つまり、FFシリーズ扱い)されていたことから、混同を避けるための改題と思われる。
キャラクター
光の戦士
- ソール
- 光サイドの主人公。アヴァロン帝国の兵となり、飛空艇に乗ることが夢だったが…。
- セーラ
- 帝国に囚われていた謎の少女。名前が『FFI』のセーラ姫と同じ。
- アイギス
- ディアナの兄であり、ソールとグレイブの剣の師匠。『ペルソナ3』のアイギスとは何の関係もない。
- ダスク
- ハルモニア収容所に囚われていた双子の片割れ。
闇の戦士
- ナハト
- 闇サイドの主人公。口数が非常に少ない。
- ディアナ
- ソールの幼なじみ。純真な乙女。
- アルバ
- ハルモニア収容所に囚われていた双子の片割れ。
金髪ツインテにへそ出しかつゴシック系ファッションを着ているのが特徴。ムードメーカー的な性格と、本家シリーズ以上に異質な人物。
普段はかなりおちゃらけており、世界観を崩壊させかねないメタな台詞を頻繁に喋る。その上、喋るたびに一人称がコロコロ変わる(例:うちら、僕ちん、アルバ大明神・大納言)。
が、心底は結構真面目な方であり、見せ場も少なくない。本人曰く「普段とプライベートの時はきっちり分けるとの事」 。
どこぞのサの字に似ているのは言わないお約束。 - グレイブ
- ソールの幼なじみ。旅を続けていくうちにアルバとフラグを立てていく。
ゲストキャラクター
- エルゴ
- 預言者(ジョブは赤魔道士)。赤魔道士のくせに茶色い。エッチな本を手に入れた時の反応が実に紳士。
- バルバラ
- 竜騎士。『VI』のガウのような片言口調が特徴。『IX』以来の女性竜騎士。
- じいさん
- レンジャー。もしかして→クラウド?
- エドアルド
- 吟遊詩人。公式でギルバートとは別のベクトルでヘタレと言われた。
- グラム
- 暗黒騎士。暗黒騎士編ラストで意外な正体が明らかに。
- アルジイ
- 人造生命体。名前を自由に付けることが可能。
- マトーヤ
- 踊り子。魔道士じゃなく踊り子。ドラクエの人ではない。
- ガウェイン
- 元ブルトガング騎士団長。国が滅びてからは酒浸りの毎日を送っている。
- ジンナイ
- 忍者。過去の戦いで右腕を失った。明らかに片腕のほうが強い。
- ソピアー
- 導師。ミシディアの小長老大長老。超久々となるネコミミフードキャラクター。
- 仮面の男
- 魔人。あの人とは関係ない。
アヴァロン帝国
- シド
- アヴァロン帝国の幹部の一人。飛空艇の軍事利用により高い地位を手に入れたが四将軍よりも階級が低く、彼らの独断専行に頭を痛めることも少なくない典型的な中間管理職。シリーズでは数少ない悪役シド。
- ルゲイエ
- アルジイの生みの親であるアヴァロン帝国の科学者。
『IV』のルゲイエと比べるとかなり良い人になっており、ギャップの差が凄まじい。 - 火のバウガウヴェン
- アヴァロン四将軍の一人で炎を操る。必殺技は『炎羅大凶殺』と中々に厨二。
- 土のアシュマダイ
- 四将軍の一人であり、土による腐敗瘴気を操る。
- 水のスティクス
- 四将軍の紅一点で水を操る魔女。本作のバルバリシアポジション。
- 風のヴァータ
- 四将軍の一人で風のように飄々としている男。某特戦隊の青いハリケーンとは何の関係もない。ストーリーが進むにつれソール達光の戦士に複雑な感情を抱き始める。
- 雷のシャンゴ
- アヴァロン神将の一人であり、獣のような巨体が特徴。
- 氷のコキュートス
- 神将の一人。本作のBBAポジション。
- 光のエンピレオ
- 神将の一人。皇帝の右腕。ちなみにエンピレオとはダンテの神曲での天国の事。
- 闇のゲヘナ
- 神将の一人ということ以外は正体不明の謎の人物。ゲヘゲヘゲヘ。
- 大皇帝
- アヴァロン帝国の皇帝。正体は意外な人物であった。過去作のラスボスの要素を色濃く受け継いでいる。
関連動画
関連項目
外部リンク
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