ワリオとは、任天堂のマリオシリーズに登場するキャラクターである。
概要
黄色い帽子とオーバーオールが特徴的な、マリオのライバルの1人。
マリオを凌駕する肥満体、がっしりした腕、ケツ顎と、濃厚なオヤジ臭漂う男。ごくごく一部で『黄色の貴公子』と呼ばれているとかないとか。
“ワリオ”とは、「悪い」という言葉をそのままマリオに当てはめて誕生した名前で、トレードマークである『W』の文字は、マリオの『M』をひっくり返したマーク=マリオの逆に位置するキャラクターという意味を持つ。
ゲームボーイソフト『スーパーマリオランド2 6つの金貨』にラスボスとして初登場。
最終的にはマリオの城から追い出された。
思いのほか人気が出たために、スピンオフ『スーパーマリオランド3 ワリオランド』で主役に抜擢される。以降、マリオとはまた別の魅力を持つキャラクターとして人気を確立し、様々なゲームに主演・出演する。
ニコニコ動画ではマリオパーティにおける悲鳴「ムワ゛アアアアアアアアアアア」が局地的に有名。
声優は『マリオカート64(日本版)』『マリオパーティ(初代)』『マリオパーティ2』『マリオカートアドバンス』はトーマス・スピンドラーが担当。前述のムワ゛アアアアアアアアアアアはこの人の声である。以降はマリオ達と同じくチャールズ・マーティネーが担当しており、2023年に同氏が声優を勇退してからはケビン・アフガニが担当している。
任天堂のキャラクターには珍しく、日本語の声優は大塚周夫で一定しており、CMなどでは例外なく氏が声を当てていた。同氏没後に発売された『メイドインワリオ ゴージャス』以降の日本語ボイスは近藤浩徳が担当している。
キャラクター
プレイヤーの分身として、キャラクター付けが極力薄く為されているマリオとは対照的に、かなり細かくプロフィールが設定されている。
また、マリオと違ってかなりお喋りなため、ボイスも豊富なのが特徴。
外見に関しては先述の通り大柄なオヤジだが、髭がギザギザになっている、鼻が赤いなどの特徴もある。
良く言えばワイルドでたくましい、悪く言えば下品で大雑把なキャラクターである。冒険に出る殆どの動機は金儲けで、自分の城を持ちたがっている。
マリオやルイージと比べてパワフルなキャラクターとして扱われる動けるデブで、ゲームにおいては腕力や体重を武器に豪快に突き進んで行く。中でも、ショルダータックルが彼の代名詞と言っても過言ではない。マリオカートシリーズでは重量級キャラとして登場している。
マリオ以上に変身・変形のバリエーションが多く、ボヨヨーンワリオやチビワリオ、ワリオマンやバルーンワリオまで、その数は20種類近くに及ぶ。変身方法は、アイテムで華麗に変身するマリオに比べて結構散々なものが多い。
人物
好物はニンニク、カレー、ニラレバなど滾った食材が多く、それらを常人の数倍の量食している。手に入れた財宝の殆どは食費に消えているようだ。その一方でクレープが好物という甘党な一面もあるほか、実はスーパーキノコが苦手で、これは、マリオの様にパワーアップしようとドカ食いした結果腹を壊したためらしい。
趣味はギャンブルと筋トレ。妙にボンネットの長いセダンや大型バイクを乗り回す。
面倒臭がりな一方、やると決めたらとことん極めるタイプで、金儲けと喧嘩に限っては妥協を許さない。
多方面に手を伸ばす実業家でもあり、それらは『メイドインワリオ』での活躍などに代表される。
基本的に正義感では行動しないが、財宝を求めて活躍した結果として人助けもしていた、という形になることが多い。
なお、上記のような設定は『6つの金貨』時代には全く存在しておらず、ゲームではあくまで単なるニセマリオ的な位置付けだった。下品で俺様な性格やクレープが好物といった一面、無駄なまでの怪力という要素は沢田ユキオの『スーパーマリオくん』のワリオによる描写の影響もみられる(ルイージも現在のキャラ付けに同作が結構影響している)。
交友
一番嫌いなものにマリオを挙げるほど嫌っており、一応ライバルになってはいる(スマブラでは“自称”とされている)。作品を重ねるにつれてそこまで衝突しなくなっているが、一方的な敵意のようにも見えて、実はマリオの方も彼をはっきりと嫌っているようだ。
ただ、リメイクとはいえ『スーパーマリオ64DS』ではマリオ、ルイージと共にピーチ姫に招待されて共に出かけたりするなどの交友関係は持っている。
ルイージとは、マリオと敵対している関係上、ぶつかることもあるが、基本的には影の薄さゆえにそこまで意識していない。
ワルイージとは、悪役・ライバル・偽者同士として非常に仲が良い。
が、一方でクッパとは仲が悪いらしく、彼が敵の際にはマリオと共闘することがある。
自ら設立した「ワリオカンパニー」の社員に対しては、度々協力を申し出ては振り回している(主に金銭面で)が、何だかんだで彼らからは慕われているようである。
お絵カキコ
関連動画
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関連項目
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