ことでん単語

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タカマツコトヒラデンテツ
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ことでんとは、香川県に路線網を持つ鉄道会社、高松琴平電鉄略称である。本社は高松市にある。

以前は「琴電」「TKR」「コトデン」という称があったが、民事再生法適用後に「ことでん」に統一された。(ただし名には引き続き琴電の名称が使われている。)

鉄道以外にも「ことでんバスバスタクシー)」「高松グランドカントリークラブ」と言った関連会社を持っている。

営業路線

車両

旅客電車は以下の形式がある。総勢80両あり、地方私鉄としては最大級である。

営業用車両

動態保存車(レトロ電車 引退済み)

動態保存と言うと工場内をウロウロというイメージを持つ方も多いだろうが、これらの車両は4両とも籍を有し、に1度2両編成で琴平線を走っている。しかも、区間によっては70km/h以上出すため、2015年現在吊り掛けの爆走を楽しめる数少ない鉄道となっている。
ちなみに最古参となる20形23号は90歳をえている。本気で100歳まで走らせる気なのかもしれない。

・・・と思われたが2021年11月引退した模様

ちなみに臨時運転のダイヤなどは公式ホームページ開されている。基本的には1回、日曜日に走行。
また、貸切列車としても走行可である。1回約10万円で貸切列車として走行可である。

沿革

戦前

1924年に創業した「琴体である。

神様として名高い金刀比羅宮香川県の玄関口である高松市をつなぐ参拝のための鉄道として計画され、大正9年免許を取得、昭和2年に琴高松(今の瓦町)間を全線開通させた。
大正15年の部分開業当初(宮ー栗林公園間)から軌間1435mm(標準軌)直流1500Vの電で、尚且つ長い直線と緩いカーブを駆使、変電所には内初のドイツシーメンス社製1500V水銀整流器を設置、近畿関西大手私鉄モダンを手本として西洋駅舎車両は半鋼製ボギー内ニス仕上げ、最高速度96km/h(!!)、参宮のためとはいえ当時田舎の香川県では破格の高規格であった。ちなみに当時のJRでは…木造電車蒸気機関車が走っていた時代である。
このため関西私鉄関係者が視察に来たり、あまりに内が立なため乗客が靴を脱いで乗ったり、讃岐阪急と呼ばれたりした…。
が、むろんド田舎香川田んぼを貫くように線路を引いたため収入が追い付かず慢性的な赤字からの資金援助を受けたりした。そのため車両の増備すらおぼつかなくなり、安い中古で…と中古オンパレードの下地を作った。

なお、この琴は上がやりたい放題していたようで、上記の暴走のほか、江の温泉観光開発もしており、温泉宿を作ったり劇場を建てたり劇団を作ったりとやりたい放題
しかも山なのでアクセスが不便だからと鉄道をも敷設。さすがに琴平線並の路を作るといった暴挙はせず、軽便鉄道を引いてアクセスの便を図った。
ただしこの温泉鉄道車両こそ軌間760mmとかのそこら辺用の軽便規格だが、軌間は何と標準軌。明らか軌間が広かった。

ちなみに、その後琴には琴平参宮電鉄、琴急行、琴国鉄土讃線と4つの鉄道が乗り入れる小都会状態となった。
しかし戦時体制と戦後のモータリゼーションにより、ことでんとなった琴JR土讃線が残るのみである。

戦中

太平洋戦争中に戦時統制として、高松電気長尾線の前身)、讃岐志度線の前身)と合併し現在の路線網が完成する。

高松電気讃岐(開通当時は東讃電気)は、当時の「鉄道をおらが土地にも!」的に作られた鉄道だったので琴のようにハイスペックではなく、高松電気ではごくごく普通軌間1067mmの狭軌、直流750Vの路面電車として開業、讃岐1435mmの標準軌、直流750Vで開業した。

むろん車両なものではなく、マッチのような電車が走っていた。
ただし、統合後は軌間が違うと保線的に面倒なので琴平線と同じに改軌した。車両の方は京浜急行等の古い電車が直流750Vで手に入り、戦時中の物資不足と相まってそのままとされた。

戦後

戦後は乗客増と琴時代の赤字を与え、車両の増備は手っ取りく全鉄道から手当たり次第に中古車両を買い集め、さら老朽化した車両中古で置き換えるという無限ループにより多種多様な電車が走りまわり、ファンからは「動く博物館」と呼ばれた程である。
事実日本一の東芝電車や、琴創業時の電車大正15年製)が平成になっても現役と、重な車両が多数在籍していた。
また、高松襲により内の路面電車網が壊滅し復旧不能とされたため、高松港への連絡路が必要となり、瓦町から高松築港の区間が複線で延長された。

しかし、モータリゼーションの進展による社会への変化の中で旧体質のまま運営を行ってきた琴電はそっぽを向かれ始める。
駅員の質の悪さ、人件費の異様な突出、そしてサービスの悪さによる乗客離れなど、利用者からの評判は散々であった。
地元の新聞に載ったインタビューにも「電車はいるが、琴電はいらない」とまで掲載された。
瓦町駅の老朽化と「戦後が残っている」と言われた瓦町駅付近の再開発のため1997年そごうグループと提携し瓦町駅ビルに建設した「コトデンそごうの経営不振、そごうグループ倒産等ので琴電自身も2001年に民事再生法を適用。事実上の倒産となる。

民事再生申請以後

2002年8月加ト吉現在テーブルマーク)などの支援を受け会社の建て直しを図る。その一環として2005年2月に登場したのがICカードシステムIruCa」である。
ちなみに、現在キャラクターであるイルカの「ことちゃん」とICカードIruCa」の由来だが、「琴電はいるか、いらないのか」からイルカとなった経緯がある。

また、在籍車両近代化も行われた。上記の様に「動く博物館」とまで言われた重な車両も、利用者からして見れば古い車両論冷房もく、評判も悪かった。そこでまず初めに名古屋市営地下鉄改造の上導入し、志度線長尾線をある程度冷房化、次に京浜急行中古を導入し、琴平線で予備として残されていた阪神名鉄車両、その後最後の黄電改造の上導入し志度線長尾線で増結用に夕働いていた非冷房の旧を一掃。2007年にイベン用の4両を除く全ての車両の冷房化が了した。
とは言ったものの、今でも路線規模の割には形式が多く、訪れたファンを楽しませているのも事実である。
志度長尾線600形で埋め尽くされてしまったが、琴平線を走るのは京王電鉄5000系京浜急行の旧700形特急用!)、1000形700形と3世代が元気に走り回っている。旧700形1070形と700形1200形が増結して走っている姿はほほえましいものがある。

車両運用上の特徴では、夕には乗客数が多く、の閑散期には減るので、運転本数の増減と琴平線ではさらに増解結を駆使した車両数調整が上げられる。
琴平線では2両編成を基本に編成され、夕は増結、は2両編成と増解結運用されている事が上げられる。
さらに、夕は一宮まりを宮まで延長運転するサービスを行っており、15分ヘッド電車がやってくる。
閑散期には30分ヘッドとなるので、余った電車生山止まりとして庫に入れる。
また、4両編成⇔2両編成への増解結も生山で行っており、多数の留置線と往来する回送電車が見られる。
ラッシュ時の増結は、ジャンパ栓の接続が必要にも関わらず1分程度で了させてしまう業である。
解結に至っては30秒の停時間で了させてしまう場合もある。

長尾線はもともと路面電車規格で作られていたこともあり、大化した現在車両の留置スペースが限られている。
そのため夕の増発分を生山でプールさせている。
生山へ回送、また瓦町へ回送するためには、長尾線から琴平線に入れる必要があるのだが、そのままドライブスルー的に引きいれることはできずバックする必要がある。その場所は何と瓦町高松築港側の本線上で、交通量の多い2道路をふさぐ形でエンド切り替えを行い瓦町長尾方面の留置線へ、また長尾線から琴平線へと入っていく。なかなかの見ものなのでお勧めである。

ちなみに、長尾線志度線に導入された名古屋市営地下鉄車両黄電と呼ばれ、第三軌条集電方式、非冷房だったのだが、京王重機の魔改造によりパンタグラフからの集電&冷房化された。
さらに、高が地下鉄ゆえ低く、ホームに抵触するほどだったのでどうにかして高を上げる必要があったのだが、そこは魔改造台車の心皿にスペーサーを挟み高を嵩上げするという懐にも優しい鉄道模型的な解決をしており、全的にもしい車両となっている。

2020年11月が開業し、三条太田間が複線化された。

2023年5月20日JR四国とともに運賃が値上げされた

その際に発表された設備投資の内容で「2024年よりバリアフリー対応の車両を導入して更新を行う」と記載があり、今後が気になっていたが、2024年3月28日の発表で高松築港仏生山駅前線複線化を2026年度までに行うと共に、3年以内に新造車両を4両導入する見込みとなった。(1両辺り2億5000万円)琴電は保有車両80両のうち90%齢50年以上で、老朽化による運休や遅延過去10年で18件起きていると言う。新造車両以外に京急1500などの大手私鉄中古を導入するかは不明である。

2024年頃に、遮断機が下りていない状態での列車通過トラブル相次いだ。耐用年数を大幅にえて使用していたことによるヒューズの破断や、暑さによるブレーカーの遮断などが原因とのこと。この再発防止策として交換が必要な保安設備680カ所の更新2024年6月末までに了する模様。

関連動画

レトロ列車。これでも大正生まれである。

大変な途中下車シリーズ

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ことでん

25 ななしのよっしん
2014/05/31(土) 23:53:34 ID: rNRulLyI73
ことでんのホムペ逝ったら、ほとんどの車両大正昭和ワロタwww
でも、クラシック電車を維持していくのは大変ですが今後の為にも動体保存はお願いしたいですね。
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26 ななしのよっしん
2015/01/21(水) 16:28:26 ID: Eceo0UVlGn
名物の動態保存、昔は旧阪神や自社工場での近代改造の計画もあったらしいな。
断念の理由が老朽化だという事は、それらを差し置いて生き残った4両はそれ程までに頑丈な構造だったという事なんだろうか。個人的には旧京急30形は残してほしかったなあ。

ところで、色変えが簡単に出来るはずのグッズ類ですら再建以来さっぱりそごう色を見なくなったというのは、やっぱり会社的に黒歴史という事なんだろうか。京王なんか原色以上に似合ってたんだけど。
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27 ななしのよっしん
2016/10/10(月) 19:24:56 ID: E8kY+W49iZ
ことでんが出てきたアニメって金色蹴だけだっけ?
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28 ななしのよっしん
2022/04/20(水) 09:26:24 ID: /wdl2e6Bf4
ことでんウクライナカラー
ロシアシンパのノーマスクQアノンが乗らなくなるから居心地よくなりそう
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29 ななしのよっしん
2022/04/20(水) 13:29:59 ID: xVSO852cfy
志度までしかないから乗ったことがない
というかTwitter人気っぷりがよくわからん
利用者よりも閲覧者多いだろあれ
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30 ななしのよっしん
2023/10/11(水) 06:21:58 ID: P0ZEOetA6B
いくらコストが掛かるとはいえ、安全対策が後回しになっているとはな。
社長交代で体制一新となればいいが。

遮断機が下りない… 香川踏切で相次ぐトラブル 背景に何が
https://www.nhk.or.jp/takamatsu/lreport/article/000/80/exit

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31 ななしのよっしん
2024/02/01(木) 15:05:39 ID: X3kJrAQX0A
>>30
原因はアリだったそうだ
しかも状況は把握しつつも対応が甘かったらしい

>報告書の中でことでんは「2008年にもほかの遮断機へのアリの侵入を確認し、より隙間の小さい部品を導入していた。
>しかし、侵入したアリが死んで動かない場合、部品の交換を見送るなど意識が低下していた」と説明しました。

踏切の遮断機トラブルの原因は100匹以上の「アリ」 ことでん四国運輸局に報告書を提出
https://news.ksb.co.jp/article/15139974exit
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32 ななしのよっしん
2024/04/01(月) 23:31:55 ID: S49WCbYeoD
が来るかもって話なんだけど
結構、旧を売りにしてるところがあるから、売上が落ちるのでは?と危惧してる
だけど去年散々痛いにあってきたからやむしだな

個人的にはラッシュ時にスムーズに乗り降り出来るが良いな
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33 ななしのよっしん
2024/04/01(月) 23:34:40 ID: xeCniGgHcB
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34 ななしのよっしん
2024/04/03(水) 18:20:07 ID: a0Y2kPCS4y
>>32
は規格的にこれ以上の出物が望めない志度線だけで、長尾線琴平線は引き続き中古・・・と思ったが23両の運転だと半端に1両余ったりラッシュしか運転できなくなるしなぁ・・・
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