消費者庁コラボとは、ソーシャルゲームなどと日本の政府組織の1つである「消費者庁」とのコラボと銘打った騒動である。
概要
この言葉の起源は、ガンホーが提供しているオンラインゲーム「パズル&ドラゴンズ」(通称パズドラ)の2017年に行われたイベントの宣伝にて、消費者庁から景品表示法違反の指摘を受け、翌2018年3月に課徴金5,020万円を支払ったことである。
プレイヤーがガチャなどで使ったお金が巡り巡って消費者庁(国)に納められた事と、パズドラが非常に他作品とのコラボで有名なゲームだったことから、「これは消費者庁とのコラボだな」という揶揄が飛び交った。
そこから転じて、ゲームのあまりに理不尽な当たり設定や法律に反しているのではないかと言う宣伝などに対してプレイヤー側が消費者庁に問い合わせること自体を「消費者庁コラボ」と呼ぶようになった。
ガンホー「パズドラ」消費者庁コラボ詳細
2017年11月から2月にかけて、ガンホー運営は「パズドラ」のフェス限ヒロインガチャで登場する13体のモンスターが「究極進化」すると宣伝していたが、実際に「究極進化」したのはそのうちの2体のみであり、その他の11体は「進化」のみであった。
これが景品表示法第5条(不当な表示の禁止)に触れると消費者庁は判断し、2017年7月にガンホーへの措置命令が入り、2018年3月にガンホーに対して課徴金が課されることになった。
関連生放送
以下のニコニコ生放送での音声や映像が景品表示法に抵触し、措置命令と課徴金が課されることになった。
関連リンク
- ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社に対する景品表示法 に基づく措置命令について - 消費者庁(※PDF注意)
- 【パズル&ドラゴンズ】お知らせ措置命令に関するご報告とお詫び - ガンホーゲームズ
- ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社に対する景品表示法 に基づく課徴金納付命令について - 消費者庁(※PDF注意)
その他の消費者庁コラボ
- アンチラ事件 - 「グランブルーファンタジー」にて、アンチラというキャラが当たる確率が非常に低く設定されているとして、ユーザーが消費者庁に数千名分の署名を提出した事件。最終的に違法性はないと判断された。
- コンプリートガチャ - 決められたアイテムやキャラクターを一定種類集めれば報酬がもらえるガチャ。2012年に消費者庁から景品表示法違反であると指摘され消えていった。
関連項目
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