鈴原トウジとは、「新世紀エヴァンゲリオン」の登場人物である。CV:関智一
概要
主人公「碇シンジ」の同級生(第3新東京市立第壱中学校2年A組)の少年。エセ関西弁で喋る熱血漢。
惣流・アスカ・ラングレーなどからは碇シンジと相田ケンスケと一緒くたにして「3バカトリオ」と馬鹿にされている。
エヴァンゲリオン初号機の戦闘によって妹が負傷した時はシンジを殴るなど辛く当たっていたが、後に反省して謝罪し、親友に。シンジを「センセ」と呼ぶ。
黒いウィンドブレイカーにジャージ姿で運動靴を履いている事が多いが、制服を着ているシーンもある。
実際のテレビ放映版では削られてしまったが、テレビ版5話の脚本ではバスケットボールのシュートを外し「実は運動オンチ」という設定が語られるはずのシーンがあった。テレビ版17話で重要な決心をした彼がバスケットボールのシュートを決めるシーンは、本来はこの5話のシーンと対比させる意図があったのかもしれない。
お調子者なので真面目な性格のクラス委員「洞木ヒカリ」からは注意されてしまうことが多いが、実は洞木ヒカリから恋心を寄せられている。
名前の由来は村上龍の小説「愛と幻想のファシズム」の主人公「鈴原冬二」。「新世紀エヴァンゲリオン」の登場人物には、この小説から名前が取られている者が他にも複数居る。
家族について
漫画版では祖父・父・自分・妹の四人家族のようだ。アニメ版ではあまり妹以外の家族については語られない。
テレビ版17話や貞本義行による漫画版において、彼は人型決戦兵器「エヴァンゲリオン」3号機のパイロット(フォースチルドレン)に選ばれ、妹を設備の良い病院に転院させる事を条件に承諾する。ちなみにプラグスーツの色は下半身は青で、上半身は暗い青であったり黒に近い灰色であったり緑色であったりと登場作品によって一定しないようだ。
人造人間である「エヴァンゲリオン」は設定上、「そのエヴァンゲリオンの『コア』というものに取り込まれている近親者とパイロットが『シンクロ』することで、パイロットの意思の通りに動かすことができる」ということになっている。そのため、「母親は3号機のコアに取り込まれているのではないか」とファンから考察されることも多く、実際2003年に発売されたガイナックス監修のPS2ゲーム「新世紀エヴァンゲリオン2」ではその説を採っている。また、上述の妹を転院させる話がネルフの嘘であり、実際は彼女がコアにされたのではないかという考察も根強かった。
上記のように彼は妹を大切にしており、主人公である碇シンジに絡んだ理由も、エヴァンゲリオンのパイロットになる理由も、妹に関わることである。しかしその妹の容姿や名前は長い間ずっと明らかにされておらず(そもそも設定が存在しなかったという説もある)、二次創作などでは名前が勝手に設定されることも多かった。その後、上記のゲーム「新世紀エヴァンゲリオン2」では「鈴原ナツミ」という名前で登場し、これが公式の回答に当たるものかと思われていた。
しかし2009年の映画「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」では妹が退院したときに鈴原トウジから頬ずりされる姿がちょっとだけ登場。さらにその後2012年の映画「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」では「鈴原サクラ」と言う名前で、しっかりと出番のあるキャラクターとして登場した。このキャラクターについての詳細は当該記事「鈴原サクラ」を参照。
関連動画
関連コミュニティ
関連項目
- 新世紀エヴァンゲリオン
- ヱヴァンゲリヲン新劇場版
- 相田ケンスケ
- 青葉シゲル
- 赤木リツコ
- 綾波レイ
- 碇ゲンドウ
- 碇シンジ
- 碇ユイ
- 伊吹マヤ
- 加持リョウジ
- 葛城ミサト
- キール・ローレンツ
- 左様の人
- 鈴原サクラ
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- 洞木ヒカリ
- 真希波・マリ・イラストリアス
- 山岸マユミ
- 関智一
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