概要
バンダイ出版の漫画雑誌『サイバーコミックス』にて連載されていた。
一言で言えば、80年代のぴえろ魔法少女を宇宙世紀を舞台にやった漫画である。
その題材ゆえ、同誌で連載されていた『Gの影忍』『逆襲のギガンティス』と並んでキワモノガンダム漫画扱いされることの多い作品であるが、
内容はガンダムのテーマにも踏み込みつつ、魔法少女もの(当時は『セーラームーン』以前なのでバトルもの要素は皆無)として仕上げた隠れた名作である。
ストーリー
一年戦争末期のジオン公国のとあるコロニー、ジオン軍人を父に持つ少女マリコ・スターマインは亡くなった母に代わって家事全般を切り盛りしていた。
あるとき、マリコは赤い軍服の怪しい人物「赤い彗星の人」に出会い、「魔法のふとん叩き」なるアイテムを託される。
そしてマリコは魔法のふとん叩きの力で魔法の少尉「ブラスターマリ」に変身し、コロニーに攻めてきた悪い連邦軍を愛機の1日号を駆って成敗するのだ。
登場人物
主人公である小学5年生の少女。亡き母に代わって父と2人の弟の面倒を見るしっかり者。
魔法のふとん叩きの力でマリコが変身した姿。ボンキュッボンのセクシーおねーさん。非常に高いMS操縦技術を持つが、一般生活能力は変身前の半分になる。
マリコの父親であるジオン軍の大尉で、コロニー守備隊隊長。MSの操縦はあまり上手ではなく、毎回撃墜されている。ブラスターマリを守備隊にスカウトしようとしている。乗機はMS-06FZザクII改。
スターマイン家のお隣に住むお姉さん。バンとダイの勘違いがきっかけでマイケルと結婚する。
赤い彗星の人
マリコに魔法のふとん叩きを託した真っ赤な軍服に仮面の魔法使いっぽい怪しい人。正体は読者にはバレバレ・・・と思いきや意外な真相があった。
登場MS
1日ザク(1日号)
ブラスターマリが搭乗するザクI。ザクII改から逆算したようなデザインになっている。
元はジオン軍基地で戦力扱いされていなかった機体であるため、ヒートホークやザクマシンガンなどの武装は一切持たず、魔法のふとん叩きを巨大化させて打撃武器として用いる。
ブラスターマリに呼ばれて無人で稼働し駆け付ける、ザンジバルのブリッジの正面にガイナ立ちしながらせり上がってくるなど、ザク離れした能力を持つ。
機体名称はマリコが子供向けMS図鑑の「旧ザク」という記述を読み間違えたことに由来する。
地底戦用ジム
連邦軍特務部隊所属のMS。ジムコマンドをベースに頭頂部と腕部にドリル、額にヘッドライトを装備した機体で、戦闘時には腕部ドリルを切り離してビームつるはしによる格闘戦を行う。
「コロニーの外壁に穴をあける」という破壊工作を行っていたところをバンに発見され、ブラスターマリにより成敗される。
連邦軍特務部隊所属のMS。ボールをベースにマグネットコーティングを施した機体で、極めて滑らかな運動性を誇る。が、所詮ボールはボールだった。
連邦軍特務部隊所属のMS。ジムコマンドがベース機で、透視スコープを備えた「みるちゃん」、アンテナを増設した「きくちゃん」、後頭部の長い隊長機「なんだろうくん」(おまけページによると「知能指数1300!!」とのことだが、これは『プリンプリン物語』に登場する「ルチ将軍」のパロディ)の3機が存在する。
ザクZ
マリコ達が住むスペースコロニーに隠されたジオン軍の秘密兵器。全長50kmに及ぶ超巨大MSで、究極のコロニー防衛システムとしてつくられた。その正体はマリコ達が住むスペースコロニーそのもので、コクピットのある頭部はスターマイン家が建つ丘に偽装されていた。
関連動画
魔法の少尉ブラスターマリに関するニコニコ動画の動画を紹介できるもんならしてみたい。
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関連項目
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