Battlebotsとは、武装と装甲を施したリモコンロボットの激しい戦いが魅力のテレビ番組。アメリカのケーブルテレビ・衛星放送を担うコメディ・セントラル社によって2000年8月30日 - 2002年12月21日の間にシーズン5までが放送された。2015年にアメリカの放送局ABCにてシーズン6が放送開始、好評を博している。
概要
番組の元となったのは英国BBCにて放送されていたRobot Wars(1998年2月20日 - 2004年3月28日)。ルーカスフィルムの一部門、ルーカストイズで働くマルク・ソープ氏によって発案された。彼の考案したロボット掃除機の開発が頓挫し、それがRobotWarsのアイデアの元となったらしい。
アメリカでのシリーズの開始は1999年8月にカリフォルニア州ロングビーチで開催されたオンラインストリーミングであった。この時の視聴者は40,000人を記録し大いに注目を集めることとなる。やがて放送局のプロデューサーがボクシング等の要素を取り入れ、番組として制作されることになった。
制作中のBattlebotsを見たデビー・リープリング(サウスパークのプロデューサー兼コメディ・セントラル社上級副社長)は、当番組がネット上の若年層に向けて人気が出るだろうと確信したという。インターネットの普及が一般的ではなかった当時オタク文化はほんとうにマイナーだったが、これはオタクのためのスポーツとなるだろうと思ったと彼女は話した。
Battlebotの視聴者は時間とともに増加、その人気は競合放送局がRoboticaを制作するほどであったが、2002年には番組プログラムはシーズン5を最後に一旦終了となる。その理由を番組プロデューサーであったグレッグ・マンソンは、ロボットの設計の技術革新が完成し、試合が「均質化」してしまったからだと語った。
2015年にアメリカの放送局ABCにてシーズン6が再スタート。現在はボクシングやUFCのアナウンサーがコメンテーターを務める人気シリーズとなっている。
出場規定(Battlebots design and rules より抜粋)
・出場ボットは、2つ以上の「MultiBots」で構成することができる(総重量をオーバーしてはならない)。
・ボットの最大重量は250.0ポンドまで。 最低重量はなし。フライングボットの最大重量は10.0ポンドまでとする。撮影用カメラは重量に含めなくても良い。
・電動ノコギリは出場するまでロックしておくこと。武器の動作を外部から停止できるキルスイッチを必ず設けること。
・最大許容電圧は220V。しかし48V以上の動作電圧を使う際には、明確な理由を示すこと。理由を説明できなければ失格とする。バッテリーはよく保護された市販の鉛蓄電池を仕様する事。
・放射性物質、アスベスト、ガラス、有害または反応性金属(水銀、カドミウム、リチウム)を材料に使ってはならない。またボットの外装に鉛、プラスチック、ガラスやセラミックを使いアリーナを汚してはならない。
・火炎放射器にはプロパンまたはブタンガスを用いること。タンク容量は16.4オンスとすること。ガスは加熱や冷却をしてはならない。炎の長さは4フィート以内とすること。フライングボットからの火炎放射は下向きに垂直とすること。
・発射武器はスプリング、カタパルト、ガス圧のみ許可される。爆発物の使用は禁止。回転式武器はRC信号OFF後60秒以内に停止しなければならない。
・内燃機関の使用は可能。燃料タンクと燃料ラインは十分保護する必要がある。
・ボットをピットからアリーナに移動する際は台車を用いる事。素手での運搬は禁止。
禁止武器(抜粋)
・接着剤、ネット、釣り糸、ボールベアリング、アリーナを汚す物。
・液化ガスのような液体窒素。
・EMPジェネレータまたは相手のボットの電子機器を損傷したり、ジャミングする行為。
・煙幕装置。
・審判の気をそらすための発光装置、またはレーザー光線。
・自分自身を破壊することでボットにダメージを与える武器。
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関連項目
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