「VS騎士ラムネ&40炎」とは、TVアニメ「NG騎士ラムネ&40」の続編で、猛烈に熱血しているロボットアニメのことである。・・・照れるぜ。
概要
テレビ東京系で1996年4月3日から1996年9月25日まで放送されたロボットアニメ。制作は葦プロダクション(現:プロダクションリード)で全26話。「NG騎士ラムネ&40」の続編として製作された。
のち超大ヒットした「新世紀エヴァンゲリオン」の後番組として放送したことも話題になっている。(テレビ東京水曜午後6時30分)
「KO世紀ビースト三獣士」、「SMガールズ セイバーマリオネット」等を含む「2文字アルファベットシリーズ」にも属する。
物語後半ではストーリーがシリアスになっていき、前作の終盤と比べるとかなり重い話になっている。しかし、最終回は感動物でハンカチ必須。
吉崎観音によりコミカライズもされており、「月刊少年エース」にて連載されていた。TV版とは展開がかなり異なる。
(以下の記述はアニメ版の設定を基準としている)
あらすじ
中学3年生の馬場ラムネードは、ある日二人の謎の少女から100円でゲームのCD-ROMを購入する。家に帰ったラムネードがゲームを起動すると、画面から先ほどの少女―パフェとカカオが飛び出し、ラムネードをドキドキスペースへと連れて行ってしまう。
パフェとカカオによると、ラムネードは勇者ラムネスとして大邪神アブラームを倒すために連れてこられたのだと説明される。ラムネードは3代目ラムネスとして、アブラームを倒す旅に出る事になる・・・
冒険の舞台
- ドキドキスペース
- 詳しくは前作の項目を参照。今作では複数のワールドが集合し、「~ゾーン」と呼ばれる世界が点在する新たな形態をとっている。
- VSフィールド(バーサス-)
- 大邪神アブラームが作り出した仮想空間。複数存在し、敵を倒す事により次のVSフィールドへと進める。物語後半の主な舞台となる。
主な登場人物
- ラムネス(3代目)/馬場ラムネード (声:草尾毅)
- 15歳。前作の主人公である馬場ラムネとアララ・ミルク(現:アララ・馬場・ミルク)の息子。
- 2代目ラムネスが18歳以上になり勇者の期限を過ぎてしまったため、新たな勇者としてドキドキスペースに連れてこられた。
- 基本的に前作の2代目と同じような性格だが、悩んだり落ち込んだりと精神的に辛くなる事が多い。
- 口癖は「俺は今、猛烈に~している!・・・照れるぜ」と「俺のDNAが~と言っている」。
- パフェ (声:宮村優子)
- ラムネードをドキドキスペースにつれてきたキラキラ神霊界の巫女。口癖は「ギモン(疑問)」。
- 前作のミルク的なポジションであるが、ミルクよりも貧にゅ・・・げふんげふん。
- これといった個性や特技がない。ドラマCDによると、「影の薄いヒロイン」と言われている事を自覚しているらしい。
- カカオ (声:氷上恭子)
- パフェと同じくキラキラ神霊界の巫女。
- 普段は前髪で目が隠れているが相当な美人である。ショックを受けたりするとすぐに気絶してしまう。
- 奇声を発しながら奇怪な踊りをすることで対象物の方向を占う「イタコダウジング」を得意とする。
- PQ (声:こおろぎさとみ)
- 今作のアドバイザーロボット。普段はラムネスかカカオの肩に乗っている。
- 非常にちゃっかりした性格で、ピンチになると自分だけさっさと逃げたりする。
- 口にCD-ROMをセットすることで神霊騎士カイゼルファイヤーを呼び出す事が出来る。
- 語尾が「~でちゅ」などと、幼児の様なしゃべり方で話す。前作のタマQとウレPの息子。
- ダ・サイダー (声:矢尾一樹)
- 20歳。かつて2代目勇者ラムネスと共に戦ったもう一人の勇者。
- 旅に出ていたが、帰ってきた所で3代目ラムネスと遭遇。
- ピンチに陥っていたラムネス達を守護騎士「クィーンサイダロン」で救おうとするも、カプセルを破壊されてしまった。
- 以後はラムネスと共にカイゼルファイヤーの操縦者を務める。
口癖はもちろん「やってやるぜ!」 - 詳しくは「NG騎士ラムネ&40」の項参照。
- ヘビメタコ (声:TARAKO)
- ダ・サイダーを慕うヘビ型のアドバイザーロボット。口癖は「~じゃん!」
- クィーンサイダロンのカプセルが破壊されてしまったため、これと言った役目が無くなってしまった。
- 詳しくは「NG騎士ラムネ&40」の項参照。
- ミト・ナット (声:森久保祥太郎)
- スケ・バーン (声:上田祐司)
- カク・レンボ (声:岡野浩介)
- ガオガオゾーンの王子であるミトとその従者の獣人三人組。
- ガオガオゾーンを見回る旅をしており、有事の際には神霊騎士グラフサンダーを駆る。
- 名前の由来は「水戸黄門」などで、元ネタは「KO世紀ビースト三獣士」の獣人(ビースト)。
- ドラム (声:今井由香)
- チェロ (声:高野直子)
- トランペット (声:川上とも子)
- ある女性がラムネスを助けるために作った女性型のアンドロイド。アンアンゾーンで5000年も眠っていた。
- 作った女性の初代ラムネスへの想いがインプットされているため、3代目であるが同じ「ラムネス」であるラムネードを慕っている。
- 神霊騎士ウォーターバロンのパイロットであるが、生身でも人間以上の戦闘能力を持つ。
- 名前の由来はシンフォニーで演奏使われる楽器で、元ネタは「セイバーマリオネットシリーズ」のマリオネット。
- 赤風 (声:草尾毅)
- 桃風 (声:横山智佐)
- ラムネス達を見守って(?)いる自称「仮面の勇者」。
- ラムネスとダ・サイダーはどこかで見たような気がするらしい。
- 多分、突っ込んだら負け。
- ここからはネタバレ⇒その正体は過去の世界からオルガンによって連れてこられた2代目ラムネスこと馬場ラムネとその妻アララ・馬場・ミルク。息子のピンチを聞かされ正体を隠してはせ参じたのである。ちなみに赤風&桃風の衣装はココアの手作り。結婚式のお色直しで着る予定だったらしい。
- ドン・ジェノサイ (声:塩屋浩三)
- 大邪神アブラーム復活を企む者。空中に浮かぶ城「次元城」でアララ王国を強襲、占領する。
- 正体はアブラームに洗脳されたキラキラ神霊界の大神官であった。
- ナルシスト・ダンディ (声:松本保典)
- フェロモン・リップ (声:根谷美智子)
- ドン・ジェノサイの部下。マッチョなダンディとナイスバディなリップの二人組で、ラムネス達を妨害する。基本的にバカ。
- 邪霊騎士、黒霊騎士といったメカを操るが、いつも返り討ちにあってしまう。
- ブラックラムネス (声:結城比呂)
- 大邪神アブラームが、自身が封印されていた初代ラムネス(声:草尾毅)の身体を乗っ取った存在。
- 仮想空間「VSフィールド」を創造し、ラムネス達を送り込む。
神霊騎士
搭乗者の呼びかけに応じ、「時空ゲート」を越えて召喚されるロボット。自我は持たないと思われる。
前作の守護騎士がSD体型であったのに対し、神霊騎士はリアル頭身になっている。
- カイゼルファイヤー
- PQにCD-ROMをセットし、その名を呼ぶ事で召喚される神霊騎士。
- 二人乗りで、一人だけでは全く動かす事が出来ない。コクピットは上段・下段に分かれた複座式。
- 劇中ではメイン操作を行うと思われる下段にラムネス、上段にダ・サイダーが乗る事が多かったが、入れ替わる事もあった。
- 必殺技は、左肩の剣を用いて炎のフェニックスを相手にぶつける『カイゼルファイブレード』。
- グラフサンダー
- ミトの持つ印籠で召喚される神霊騎士。
- 必殺技は両腕から飛び出すワイヤーが稲妻のヒョウとなり相手を攻撃する『グランボルトクラッシュ』。
- ウォーターバロン
- ドラム達に内蔵された「乙女回路X」により召喚される神霊騎士。
- 必殺技は両手から水のドラゴンを放つ『バロンウォーターアタック』。
主題歌
OP「未来形アイドル」
作詞:原山佳奈子
作曲:名古屋司
編曲:かつと&ぺーすと
歌:氷上恭子、宮村優子
これまでOPはラムネス役の草尾毅が歌っていたが、今作ではヒロイン役の宮村優子と氷上恭子が歌っている。
ED「勇気の引力」
作詞:松浦有希
作曲:松浦有希、吉田潔
編曲:松浦有希、吉田潔
歌:Liaison
シリーズで初めて出演者以外が歌った主題歌。この他にも、今作では出演者以外が歌った挿入歌やイメージソングがある。
VS騎士ラムネ&40FRESH
1997年に発売されたOVAシリーズ。全6話。「炎」の後日談。
4代目ラムネス…ではなく、「炎」のヒロインであるパフェとカカオが主人公。
監督が替わり、キャラデザが替わり、そして方向性が変わった。
関連動画
関連コミュニティ
関連項目
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