ウォーハンマーとは、以下のことを指す。
卓上でミニチュア模型を使って遊ぶミニチュアゲームの金字塔的作品。大量のミニチュアを使って戦争を再現するいわば「ウォーシミュレーション」に属する部類のボードゲームである。駒にあたるミニチュアは未彩色、未組み立てであり、購入者自身で彩色や成形を行う。こうしたクラシカルなタイプのミニチュアゲームとしては、現在では世界最大のシェアを持つとともに、海外では絶大な知名度と人気を誇る。現在展開されているシリーズも複数あり、ファンタジー物の「ウォーハンマーエイジ・オヴ・シグマー」とSF物の「ウォーハンマー40000」が存在する。
ウォーハンマーシリーズはゲーム性もさることながら、背景設定やシナリオも作られており、一つのSF及びファンタジー作品としても十分に楽しめる。
ウォーハンマーシリーズを原作としたゲームや小説、ドラマCDなども展開されており、今後は映像化にも力を入れていくという。
日本では1996年に初代ウォーハンマーが日本上陸。ジョーシン電気やボークスなどの輸入代理店を通じて販売されていたが、販売を取りやめている。
2000年代からはウォーハンマー販売元のゲームズワークショップの日本支社が創設され、日本語での販売、サポート等が本格化。ウォーハンマー40Kも2004年から日本語版が発売される。東京の神保町、中野を中心にメーカー直営店ができる等、日本におけるウォーハンマーのコミュニティーやサポートが少しづつ整っていった。
しかし、2008年のリーマンショックを機に、日本におけるウォーハンマーのサポート、翻訳が縮小されていく。具体的には、今まで採用されていた翻訳チームの解雇と、それに伴うルールブックの日本語翻訳の中止、日本語公式サイトと通販の閉鎖等、今までよりも日本語でウォーハンマーが楽しめなくなる厳しい状況が続いた。
そんな厳しい状況が2017年から少しづつ改善されていく。日本語版のルールブック翻訳がこの頃から再開され、メーカー直営店の「ウォーハンマーストア」が東京、大阪を中心に続々開店。さらに、かの有名な模型雑誌「ホビージャパン」がウォーハンマーのコーナーがスタートし、グッドスマイルカンパニーからウォーハンマーの簡易キットが発売されるなど、ここ数年でウォーハンマーの日本展開やサポートが大幅強化された。
そして、有名ホビーメーカーのバンダイからウォーハンマー40Kのガシャポンとアクションフィギュアが発売が予定されるなど、日本におけるウォーハンマーの人気が少しづつだが上がっているのだ。
日本での知名度の低さもあってか、ニコ動のサービスが10年経った現在でも投稿された動画はそんなに多くない。特にミニチュアゲームや模型に関する動画は少なめだが、それらを原作としたゲームの動画が大半を占めている。さらに少数ではあるが、世界観や設定を解説する動画もあり、初めてウォーハンマーシリーズに触れる人でも楽しめる動画も投稿されている。
余談だが、ウォーハンマー関連の動画で再生数が上位なのは、ウォーハンマーFBのTRPG「ウォーハンマーRPG」の動画と、ガッチマン氏の「ウォーハンマー40K スペースマリーン」のプレイ動画である。
さらに余談だが、ポコニョーリ氏のSkyrimのゆっくり実況動画「ニンジャリム」に出てくる「モーターヤサシイ」の元ネタは、ウォーハンマー40Kに登場する改造兵士「スペースマリーン」である。
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最終更新:2024/11/27(水) 21:00
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