エナジーライガー 単語

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エナジーライガー

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ゾイド > エナジーライガー

エナジーライガーとは、『ZOIDSシリーズに登場するライオン高速戦闘ゾイドである。

キットにはシリーズとしては初のエアポンシステムが搭載されており、従来の電動稼働だけでなく空気圧を利用してのギミックも楽しめる。

機体解説

エナジーライガー

ネオゼネバス帝国が新たなEZ-69セイスモサウルスの護衛機として開発したライオン高速戦闘ゾイド
RZ-41ライガーゼロと同じライオン全野生体ゾイドコアがさらなる外部動力の負荷にも十分に耐えられると知った帝国軍技術部がかねてより研究していた新動力機関エナジーチャージャー”を搭載する事で完成させた。

このエナジーチャージャー惑星Zi空気中に漂う高濃度の“タキオン粒子”を取り込み、それを機体内で高速循環させてエネルギーとして取り出すという最新のジェネレーターである。

タキオン粒子より抽出された膨大なエネルギーは機体の稼働力を一気に押し上げ、それによりこのエナジーライガーの運動と機動性は従来の高速系ゾイド文字通り別次元レベルにまで達しており、このエネルギーを利用した武装の威力も飛躍的に高められ、運動力から格闘力、そして火力と言った全てのポテンシャルが極めて高準で両立されたゾイドとなった。

まず格闘力としてはその四肢の鋭利なから頭部の硬度ブレード、そして長い衝を装備しており、圧倒的な機動力と出力を持ってそれらを振るう事で超絶的な攻撃力を発揮。さらに背部にあるウイングもまた武器となり、そこからエネルギー放出して敵をり裂く“ウイングスラッシュ”の威力はかのRZ-28ブレードライガーレーザーブレードのそれをかに上回るとも言われている。
胴体両には2連装チャージャーキャノンチャージャーガトリング砲を搭載し、こちらもエナジーチャージャーからのエネルギー供給によって凄まじい火力を有している。

そして最も優れていると言えるのがそのスピードで、最高速度は全陸戦高速ゾイドの中でもトップクラスの時速660km/hを叩き出し、さらに間加速においても600km/h以上の速度を出せるほどの発力を誇っている。また背中ウイングを用いれば一時的に飛行も可にもなっているなど、その活動領域は幅広く、兵戦においてはライガーゾイドの中でも最強クラスの存在と言っても過言ではない。

しかし、このエナジーチャージャーは今だ試験運用段階のシステムであり、その稼働時間はあまり長くはなく、最大出力の場合、約510分ほどしかその出力を維持できず、なおかつこのエナジーチャージャーを搭載した結果エナジーライガーは他のライガータイプゾイドよりもかなり大の機体になってしまっている。

本来はセイスモサウルスの護衛を念頭において開発された機体だったが、その圧倒的な性から皇帝衛隊しいては皇帝御自らが乗り込む特別な機体として栄えある地位を与えられる事となる。

なお、当時ネオゼネバス帝国では東方大陸のZOITEC社にエナジーライガーをさらに強化する合体ブロックスゾイド開発依頼を行なっており、そのために生み出されたのがBZ-22ジェットファルコンで、これが完成すればエナジーライガーの力はより全なものとなるはずであったが、外交面での摩擦からZOITEC社とネオゼネバス帝国の関係が急に悪化してしまい、結局この計画は白紙に戻されてしまった。

そしてこれが後の戦いにおいてヘリック共和国ネオゼネバス帝国の勝敗を大きく左右する事となる。

劇中での活躍

バトルストーリー

ZAC2107ロールアウト。キマイラ要塞都市秘密裏に配備され、ライガーゼロフェニックス部隊に包囲されたセイスモサウルスを守るべく出撃。ゼロフェニックスが全く反応できない超スピードを持ってこれを駆逐セイスモサウルスを守り切った。

その後、エナジーライガーは量産され、帝国軍の皇帝衛隊機および皇帝専用仕様機が配備される事となり、そして旧共和首都防衛戦ではこのエナジーライガー部隊もまた最前線に駆り出されて共和軍と対峙した。

共和首都ではネオゼネバス帝国皇帝であるヴォルフ・ムーロア自らも本機に乗り込み待機していたが、そこに衛隊に紛れ込んでいたレイ・グレックがヴォルフの元を衛隊が離れた隙に強襲をかけ、両者は交戦。レイゼロフェニックスに対しては圧倒的なアドバンテージを示し、フェニックスアーマーを破壊して追い詰めるもののそこにジェットファルコンが飛来、ライガーゼロは今度はライガーゼロファルコンとなり、このゼロファルコンの一撃を受けてヴォルフのエナジーライガーはその機を停止したかに思われた。

しかし、皇帝仕様機のエナジーライガーはエナジーチャージャーの稼働率を倍以上に引き上げた改造機で、その結果暴走リスクむようになっており、コアを潰されたエナジーライガーのエナジーチャージャーは止まる事エネルギーを生成し続け、このまま行けばあわやあのガイロス帝国首都崩壊の時と同等の大爆発が起こる危険性が発生してしまう。

ヴォルフは首都にいる市民やその周辺で戦う両軍の兵士を守るためどうにか機体を動かして首都から離れようとするも、もはやエナジーライガーは満足に動ける状態ではなく惨事は避けられないかと思われたが、そこにレイが現れ、ゼロファルコンの機を使えばエナジーライガーのエネルギーを処理できるとして二人は協力して2機を連結ゼロファルコンバスタークローからそのエネルギーへ向けて放出する事で大爆発危機の回避に成功するのであった。

この戦いを持ってバトルストーリーは締め括られており、ヘリック共和国ガイロス帝国ネオゼネバス帝国の三がその後どういう運命を辿ったかは明らかにされていない。

アニメ

ゾイドフューザーズ』に登場。


フューザーズ』ではブルーティマッドサイエンティストピアーズ秘密結社リヒターケールと結託して生み出した実験機とされている。

元はリヒターケール世界制覇を可とする強力なゾイド開発するという計画“オペレーションジェネシス”の下でピアーズ制作したゾイドだったが、当のリヒターケール側からは制御機に難有りと判断されてあえなくお蔵入りになった。

しかし、ピアーズはそれを根に持ち独自にエナジーライガーの研究を進め、さらなるデータの獲得のため遠隔操縦されながら物語中盤よりRDブレードの戦いに介入していくようになり、バスターフューラーマトリクスドラゴンを一撃で倒したり、マッハストームコマンドストライカーに戦いを仕掛けたり、キメラユニットに囲まれたライガーゼロファルコンを助けたりと行動を繰り返していく。

RDは自分を助けてくれるような行動が多い事から、このゾイドこそ自分が追いめてきた伝説ゾイドと考えるようになり、物語終盤でリヒターケールの脅威が明らかになってからはRDはこのエナジーライガーの下に赴き力を貸してくれるよう懇願するが、そこにピアーズが現れ真実を暴露。そしてエナジーライガーの制御補助を兼ねたレイコングとユニゾンを果たしてエナジーレイライガとなり、自身のゾイド価をリヒターに見せ付けるためとして、戦意を失ったRDライガーゼロファルコンに襲いかかる。

そこに乱入してきたブレード凱龍輝スピードに対しても圧倒的な力で追い詰め、エヴォフライヤーを戦闘不能に追い込むが、の言葉を思い出し闘志を取り戻したRDの猛反撃を受け、最後はゼロファルコンストライクレーザーランスにより撃破された。

本作ではエナジーチャージャーは「エナジーシステム」(エナジーチャージャーと同じ原理であるかどうかは不明)と呼ばれており、他にもグングニルホーンから電撃を放ったり、前面部三角錐状のEシールドを発生させるオリジナルが追加されている。

主な機体バリエーション

エナジーファルコン

エナジーライガーとブロックスゾイドジェットファルコンチェンジマイズした形態。
この形態だとバスタークローからデスザウラー大口荷電粒子砲える威力のビームが撃てると言われる。
そのポテンシャルは現行のあらゆるゾイドえると期待されたが、上述の理由から案となった。
(ジェットファルコとFZ版エナジーライガーのキットがあれば一応再現が可

エナジーレイライガー

ゾイドフューザーズ』に登場したエナジーライガーとレイコングがユニゾンした形態。
背部にレイコングの全方位対空ミサイルランチャーが装備されたため、対が向上している。

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