セイスモサウルスとは
である。
1973年に発見され、推定でもその全長は約30m、体重40tと全恐竜時代の中でも史上最大級の全長を持つ恐竜とされていたが、後にアルゼンチノサウルスが発見された事により、その座をアルゼンチノサウルスに譲る。
セイスモサウルス SEISMOSAURUS |
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基本情報 | |
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型式 | EZ-69 |
所属 | ネオゼネバス帝国 |
モチーフ | セイスモサウルス型 |
スペック | |
全長 | 53.5m |
全高 | 10.9m |
全幅 | 不明 |
重量 | 198.0t |
最高速度 | 70km/h |
武装 | |
ゾイドテンプレート |
ネオゼネバス帝国が開発したセイスモサウルス型超長距離砲撃用ゾイド。
元はEZ-21デスザウラーの強化計画から派生して生み出されたゾイドであり、登場するなり瞬く間に圧倒的戦闘力を持ってヘリック共和国軍を中央大陸より叩き出すほどの猛威を発揮し、これ以降デスザウラーに代わるネオゼネバス帝国のシンボル的存在として君臨する事になった。
中央大陸と統治するようになったネオゼネバス帝国が自国の新たな象徴としてガイロスの技術を使わず新たな最強ゾイドを開発するというプロジェクトを発足させ、当初はデスザウラーをそのまま強化したようなゾイドを制作する予定であったが、そのデスザウラーが共和国軍が開発したRZ-64ゴジュラスギガに白兵戦でほとんど敵わないという事実が発覚、そこで計画を大幅に変更して対ゴジュラスギガ用のゾイドというコンセプトを盛り込んで生み出されたのがこのセイスモサウルスである。
ゴジュラスギガの絶大な格闘能力に対抗するために導き出された結論が“ゴジュラスギガでも対応出来ない遠距離からの一撃必殺攻撃”であり、そのための完全砲撃型ゾイドの開発が決定し、デスザウラーの長距離攻撃型を経つつ最終的にベースとして優れたエネルギーの生成能力と伝達能力を持つカミナリ竜型野生体ゾイドを選び、その素体の能力に基づいた強力な荷電粒子砲を搭載する事で完成した。
口腔から放つその超集束型荷電粒子砲は国名から取って“ゼネバス砲”と名付けられ、長い胴体そのものが荷電粒子集束器と加速器となっているため放たれた荷電粒子砲はぎりぎりまで拡散減衰せずに遠く離れた標的に届くようになっており、その有効射程範囲は当時のどのゾイドが持つレーダーの圏外に及び、そして威力はあのゴジュラスギガの全身を覆う超古代チタニウム合金装甲を容易く貫くほどで、さらにこのゼネバス砲は最高で5秒間以上もの連続放射も可能になっているという驚異的なエネルギー放出量を誇っている。
とにかく火力に突出しており、首と尻尾の関節全てに小型の可動式荷電粒子レーザー砲を装備、背部にも対空砲を多数備えているため、不意に上空から接近して来た敵に対しても万全の迎撃体勢を取る事ができる。
至近戦闘においては全身に装備された31連レーザー機銃からシャワーのように荷電粒子ビームを放つ事ができ、小型・軽装ゾイドの部隊ならばこれで容易に制圧できる。格闘能力も決して低くはなく、頭部のキラーバイトファングや尾部の加重力衝撃テイルで相手を締め上げたり、鞭のようにしならせて標的を打ちのめして倒す事が可能になっている。
その全身を覆う装甲の強度もゴジュラスギガとほぼ同等のレベルに達しているため生半可な攻撃ではビクともしない防御力を兼ね備えており、さらにデスザウラーの最大の弱点であった荷電粒子吸入ファンも攻撃され難いように胴体下部に取り付けられているため死角らしい死角はほとんどない。
強いて言えばこのクラスのゾイド共通の悩みとして機動力がやや低い事と、ゼネバス砲を撃つ際には他の電子戦ゾイドと連携して正確に標的の位置を割り出して照準を合わせないといけない事が弱点として挙げられ、なおかつゴジュラスギガと直接対決に持ち込まれた場合、格闘戦能力では一歩及ばないがゆえもし肉薄されてしまうと非常に危険な状況に追い込まれてしまう。
もう一つの特徴としてキメラブロックスゾイドとのチェンジマイズ機構があり、同時期に開発されたBZ-15スティルアーマー、BZ-16シザーストーム、BZ-17レーザーストームと言った護衛用ブロックスゾイドと合体する事でその汎用性を広げる事が可能で、スティルアーマーの装備を自身に取り付ける事で格闘戦能力を高めた“ベルセルクセイスモ”や、シザーストームとレーザーストームの武装を全身に装着してさらに火力を向上させた“アルティメットセイスモ”へと自己強化する事によりあらゆる状況に対応する事ができる。
ロールアウト後はその目標通り大半のゴジュラスギガを駆逐し、さらに他の共和国主力ゾイドを尽く粉砕して共和国軍に壊滅的打撃を与え、史上初の共和国軍完全追放を達成(共和国軍が首都を追われた事は何度かあったが、組織そのものが中央大陸を離れざるを得なくなったのは今回が初)したのである。
その後もセイスモサウルスは量産されて各要塞や防衛線に配備され、共和国軍の再来に備えていたが共和国軍もこの対セイスモサウルス用ゾイドの開発に血道を上げ、次に中央大陸に舞い戻ってきた時にはRZ-70凱龍輝やBZ-21ディメトロプテラと言ったゼネバス砲を無力化するゾイドを携えており、そのためセイスモサウルスももはや防衛ラインを守りきる事ができなくなり、とうとう旧共和国首都の目前まで共和国軍の進撃を許してしまう事となる。
そしてこの旧共和国首都防衛戦でもまたセイスモサウルス部隊は敗北を喫し、両軍の勝敗は決したのであった。
ZAC2106年ロールアウト。かねてより進められていたデスザウラー強化計画だったがゴジュラスギガの登場に合わせて方針を大幅に変更して開発された。
共和国軍残党の立て篭もるクック要塞を奪還するために出撃。要塞を守るゴジュラスギガをそのゼネバス砲による超遠距離射撃で全滅させ、接近してきた小型ゾイド部隊に対してはアルティメットセイスモとなって応戦してこちらも瞬く間に壊滅に追いやって見せ、この結果共和国軍は要塞を放棄する羽目になり、さらには中央大陸からの退散を余儀なくされる事になる。
それから約1年後、中央大陸に戻ってきた共和国軍がキマイラ要塞都市に侵攻した際にも要塞を守っていた本機が迎撃、今度もゴジュラスギガやライガーゼロフェニックスの部隊を追い詰めるものの、そこに凱龍輝が到着。凱龍輝の集光システムによりゼネバス砲を吸収無効化されてしまい、そこを残ったゼロフェニックス部隊に包囲されるという危機に陥るが、新たな護衛機のエナジーライガーの奮戦によりどうにか撤退に成功する。
しかし、この頃よりセイスモサウルスの活躍にも陰りが見え始め、マウントアーサー防衛線でも迫り来る共和国軍を迎撃しようとしたが、密かに展開していたディメトロプテラ部隊の電波妨害でゼネバス砲の照準を狂わされたため満足な働きが出来ず、またしても退く結果となった。
そして最終決戦とも言うべき旧共和国首都を巡る戦いでは十数機ものセイスモサウルス部隊が防衛線を敷いて共和国軍と激突したが、こちらもゴジュラスギガと凱龍輝の連携の前に全機撃破されてしまった。
ここでバトルストーリーは終了したためその後セイスモサウルスがどうなったかは不明である。
『ゾイドフューザーズ』に登場。
こちらも『ゾイド -ZOIDS-』に登場したデスザウラーやデススティンガーと同じくサイズが数十mから百m近い大きさの文字通りの要塞型ゾイドとして描写されており、カラーリングも黒を基調とした禍々しいものになっている。
『フューザーズ』では悪の秘密結社リヒタースケールの旗艦にして同作のラスボスとして登場。
物語終盤よりブルーシティの市長に就任したアルファ・リヒターの会見の場に姿を現し、更迭されたゴジュラスギガに代わる新たな都市防衛の要となると謳われていたが、その実態は彼が裏で運営するリヒタースケールが世界制覇を目的に開発した大量破壊兵器である。
初陣ではリヒターの強引な政策に反発するRD達を守ろうとしたガミーのゴジュラスギガの前に立ちはだかり、機銃の一撃だけでゴジュラスギガを撃破した。
その後スパイの報告からレジスタンスがシティの港湾部に集結している事を突き止め、リヒター自らがセイスモに乗り込んでの指揮の下、多数のシザーストームとレーザーストームを擁するキメラブロックス部隊を率いて侵攻を開始する。現場ではその圧倒的な体躯と火力でレジスタンスを燻り出し、さらにキメラブロックス部隊とユニゾンする事でアルティメットセイスモとなり、レジスタンス筆頭のRDのライガーゼロファルコンとブレードの凱龍輝を苦しめた。
仲間の支援でアルティメットセイスモのユニゾン解除に成功したかと思いきや、そこにマービスのスティルアーマーが合流。今度はベルセルクセイスモとなり、ソードレールキャノンとゼネバス砲などの攻撃でレジスタンスを壊滅寸前まで追い詰めた。
ブレードの凱龍輝も倒され、残るはRDのゼロファルコンのみとなったが、RDの気迫と共にゼロファルコンが限界以上の力を発揮してベルセルクセイスモに特攻。ゼネバス砲を放つも通用せず、最後にはゼロファルコンのストライクレーザーランスでその体を切り裂かれて轟沈した。
そして燃え盛るセイスモから命からがら脱出したリヒター達も治安局に拘束され、彼等の野望も潰えた。
ちなみにこのセイスモサウルスと合体するスティルアーマー、レーザーストーム、シザーストームはキット設定や他の個体よりも大型の合体専用機とされており、また、本機が放つ超集束荷電粒子砲もゼネバス砲と呼ばれていたが、リヒタースケールとゼネバス帝国に何らかの関係あったのかどうかは不明。
セイスモサウルスにシザーストームとレーザーストームがチェンジマイズした形態。
背部にガトリング砲と多数の3連砲、両脇にも拡散レーザー砲と大型チェーンソーが搭載されている。
これらの装備により火力の向上だけでなく、不意の接近戦においても十分な対応性を発揮できるようになっている。
セイスモサウルスにスティルアーマーがチェンジマイズした形態。
首にスティルアーマーの襟巻き、背部にソードレールキャノンが搭載されている。
この装備は首を振り回した時の攻撃力を上げ、そして背部のソードレールキャノンは斬撃武器にも射撃武器にもなる。
ゾイドタクティクスに登場する青いセイスモサウルス。機体性能に差異はない。
掲示板
36 ななしのよっしん
2024/11/25(月) 22:47:10 ID: fRhB8WMV2h
当時の2ちゃんゾイド板で帝国のウルトラザウルスギガと共和国版バーサークフューラーが発売予定とかいうレスがあっていくらなんでもそれはねーわとか言われていたらセイスモと凱龍輝が発表されてびっくりした思い出
しばらくしてエナジーライガーの僚機にライジャーとそれに合体するブロックスゾイドが出ると聞いて楽しみにしていたんだがこっちは出なかった
37 ななしのよっしん
2024/12/11(水) 20:58:08 ID: pqEWt52wRr
コアボックスネタバレ注意
(省略しています。全て読むにはこのリンクをクリック!)
38 ななしのよっしん
2024/12/12(木) 13:26:50 ID: KC7cTjRVOP
当時のコロコロに掲載されたセイスモは接近戦でもギガに勝るとか言ってギガを尾で締め上げるアレ
(前ゾイドコアボックス1付属のプロイツェンの反逆ラストにも小さく写真だけ収録されていた)は
流石に色々アレだと判断されたのかどうかはともかく、無事無かった事にされた模様。
(まあこればかりはキット付属ストーリーにも無かった事だしな)
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最終更新:2024/12/23(月) 15:00
最終更新:2024/12/23(月) 15:00
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