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エンジェルハイロゥ

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エンジェル・ハイロゥとは、『機動戦士Vガンダム』に登場する巨大構造物。

概要

ザンスカール帝国によって木星圏で建造された巨大なリングサイコミュ兵器。エンジェル・ハイロゥという名は「天使の環(または後輪)」を意味するangel['s] halo英語では単にhaloという事が多い)から取って付けられた名であると思われる。

球儀のような形状をしており、最外円の直径は20kmに達する。五重のリングはそれぞれ回転し、面を全てえた状態(閉)から展開する構造になっている。

そのリングの内部には、マリア主義の信徒(海洋都市アンダーフックの民など、ザンスカール帝国民でない義者も含む)である2万人以上の超能力者「サイキッカー」達が組み込まれている。稼働時には彼らの膨大な思念波を極限まで増幅した上で、女王マリア自身が内部で祈ることによって集約された思念を使い発生させたサイコウェーブという波動を、対とした場所に照射する事が可であった。

このサイコウェーブを受けた人間を始めとした生物は、の著しい退化現を起こして睡状態に陥り、全にな存在と化してしまうという恐るべき精干渉の戦略兵器である。

ザンスカール帝国の宰相フォンセ・カガチは、殺戮を好まない帝国女王マリアに、ただ眠るだけと言葉巧みに言いくるめていた。実際には生物幼児退行し機不全になるだけでなく、地球連邦軍のムバラク・スター将軍問題なのは、これが眠れる森の美女ではないということだ。眠ったまま放置された生物は腐る」という、粛清の為の兵器であった。

ガチは自身の木製帰りのパイプを生かし木星圏で建造した後に「ブルー3」等のザンスカール系のコロニーに移動させサイキッカーを搭乗させ、これを地球に運び成層圏で稼働することにより、地球全土の人類を全て覚めない眠りに落として制圧しようと考えていた。だが作戦開始時に既に死亡してしまったマリアに代わって制御室であるキールームに入り祈ったシャクティ・カリン平和への意志に感応し、“暖かな(ウォームバイブレーション)”と称される、想定外きに包まれながら空中分解を起こし、崩壊した。

宇宙世紀シリーズ最後の戦略兵器として

機動戦士Vガンダム」は、映像化された宇宙世紀作品としては最も未来を描いた作品であり、それまでの歴史の中で多数の巨大構造物を使用しての(いは対にした)大量破壊が描かれてきた。
コロニー落としソーラ・レイコロニーレーザー)、GGガス及びG3ガス隕石落とし、バグなど、その大半が大量殺戮・破壊を的とした兵器であった。義に従わない者、いはその為の生贄として関係な大多数に向けて大規模な粛清を行ってきたのである。更にそれによって、時の導者や官僚達は、自己正当化や新時代の到来(ニュータイプ覚醒)を予言し続けてきたという側面も持ち合わせていた。
また「Vガンダム」作中でも、この兵器の登場以前に衛星カイスギリーによる地球への撃(但し未遂)や、巨大バイク戦艦による「地球クリーン作戦」によって腐敗した連邦政府管轄の重要文化都市の破壊と住民の殺を行っており、これもかつての大量破壊作戦に近いものであることが伺える(地球クリーン作戦はエンジェル・ハイロゥ作戦の為の時間稼ぎに過ぎないともられたが)。

しかし、このエンジェル・ハイロゥは(死に至らしめると危惧されてはいるが)殺傷を持たないうえ、その行為によって人類を前に進めるどころか、原始退行さることによって全てをやり直す(聞き分けを良くする)という考えに基づいており、これまでの宇宙世紀に登場してきた粛清のための巨大構造物とは、全く異なる意図を持っている事が分かる。
ガチもこの兵器の意図を連邦政府への攻撃というだけでなく「穏やかな人類を地球再生したいのだ」ともっており、そのニュアンスは決して「ニュータイプ覚醒」等といった的などでない事が分かる。

しかし、その一方でカガチ主人公ウッソ・エヴィンはエンジェル・ハイロゥ内部にて


ウッソ生き物は親を越えるものです。 親は子を産んで死んでいくものなんです。その真理を忘れているこの作戦は、 もともと敗れるものだったんですよ!」

ガチ小僧がよく言う。 増えすぎた人類こそ、真理を踏み越えたのだ。 そういう人類は消えた方がよい」

ウッソ「ひとりの頭でっかちの老人のお陰で、人類が全滅するなんてっ!達が、新しい方法を編み出して見せます!」

ガチ「その自惚れが、人類を間違えさせたんだぞ!」

ウッソらが出来なければ、次の世代がやってくれます!」

という「逆襲のシャア」にてアクシズを落とそうとするシャアとそれを阻止するアムロと似たような会話の応酬も繰り広げており、戦略兵器という存在には変わりがないとも言える。

宇宙世紀153年という時代背景においては、最ニュータイプという新たな相互理解による進化論(エゴの棄)自体が、ここに至るまでの破綻や失敗を繰り返す中で人々の記憶から忘れ去られ、それに代わってエゴを捨て去る手段が幼児退行だったのは、必然の理だったのかもしれない。

背景にある宇宙戦国時代と地球帰属論

またこの宇宙世紀153年という時代は、旧ジオン公国との戦乱の衰退後共通の敵を半世紀近く失ったことによる各コロニーサイドスペースノイド達の紛争や地球連邦政府の腐敗の悪化によって、宇宙戦国時代が到来するほどに地球圏は混乱していた。
即ち、もしこの作戦が成功し連邦政府が一掃されれば、行く行くは宇宙移民者が地球の支配権を握り、再び地球に帰属することも可になるといった、地球コロニーの立場が逆転するという想像も可である。かつてクワトロ・バジーナが危惧しダカールで行った演説とまるで逆行する状況であるが、エンジェル・ハイロゥによる作戦とは、それをあえて望む程に、スペースノイド達の心が時代と共に変化したことの徴である(地球から迫をうけながらも一応意気揚々として巣立ったつもりが、結局それを諦める)…という見方も可である。
そもそも、「Vガンダム」初期の冒頭ナレーションでは

地球を汚染させてしまった人類が宇宙移民をして、それに十分なじむ時代となっていた。しかし人類は、この宇宙でも地球上と同じ様に戦争歴史を繰り返していた。それは、自らの愚かさを直して、新しい環境に適応しようとする、人の本がさせていることなのだろう。

こんな人類でも、宇宙に暮らすことが出来ると信じなければ、人の歴史はあまりにも悲しい。

と、何故かやたらと宇宙移民に否定的なニュアンスられており、更にザンスカール帝国女王マリア・ピァ・アーモニアも、


シロ・ヴァゴ「野心はいくらでも生まれるものだ!私だけでは!」

マリアそれもエゴです!クロノクルのように小さな魂しか持てない人間の、その小さな執が!スペースコロニーの時代を呼んだのだと、何故わからないのです!?

と、最コロニーや宇宙移民自体を否定するような発言をするにまで至っているのである。

また「Vガンダム」は制作サイド富野由悠季監督が「ガンダム=宇宙イメージを消す」という試みを行ったと発言していることを筆頭に、当時話題になっていた環境問題もテーマに盛り込むなど監督自身の価値観の変化も反映されており、エンジェル・ハイロゥの設定もそれらに意図して出来たものという見方もある。

ゲーム中での登場

SDガンダム Gジェネレーションゼロ』では戦艦ユニットとして登場する。
スーパーロボット大戦シリーズでもVガンダムが参戦する作品の一部に登場する。無印αやDではシナリオ上で発動しプレイヤー側出撃ユニットステータスに影を及ぼしている。

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最終更新:2021/03/02(火) 05:00

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