ガフ・ガフガリオンとはファイナルファンタジータクティクスに登場するキャラクターである。
ガフ・ガフガリオン |
五十年戦争末期に東天騎士団の分隊長として活躍するも、手段を選ばない戦い振りから追放されるが、確かな腕を買われダイスダーグ卿、及び北天騎士団傭兵隊に所属する。
その際、幾つかの密命を受けており、家を出奔したラムザの監督及び王女オヴェリアの北天騎士団への護送(と装い、ゴルターナ軍に変装した北天騎士団による狂言誘拐手引き)任務を受けている。
ところが、オーボンヌ修道院にて本当に誘拐事件が発生してしまう。
狂いの生じた計画を続ける危険を、その経験から十分に知っていたであろうガフガリオンは撤退を考えるが、部下のラムザがアグリアスに同行しようとする。
ラムザの監督も兼ねている為、しぶしぶ同行する事に。
途中、モンスターの群れ、誘拐犯一味の足止め部隊を殲滅しつつ、偶発的とは言え、ゼイレキレの滝に追い込むことに成功する。
その際、任務が狂言誘拐から暗殺へと変わった為、任務を遂行しようとするも、ラムザに裏切られ撤退を余儀なくされる。
その後、ダイスダーグ卿、ドラクロワ枢機卿と任務の修正を行いオヴェリアと聖石奪還に携わる。
その際、あまりにも現実を見ないラムザを何とか説得しようとするが叶わなかった。
平民出身で現実を見て地に足をつけ強かに生きてきた彼には、貴族出身のラムザやアグリアスの様な理想主義は賛同できない、と言うより理解不能であったのだろう。
しかし、その一方で、戦場で手段は選ばない戦いはしても、兄弟で争う愚をダイスダーグに進言し、戦後の混乱を収めるにはベオルブ家に立ってもらうのが一番の近道である事を考えている辺り、非情の手段であろうとも最良の手段を選ぶ事が出来る人物である。
過激な発言が多いが、決して善悪の区別が付かない悪逆非道の徒ではなかった。
戦力的に仲間にしたかったキャラ№1がオーラン、人情的に仲間にしたかったキャラ№1がイズルード。
勿論、人によって差はあろうが、世間的にはこの辺りが妥当であろうか?
―――だが総合的に仲間にしたかったキャラ、と見たらどうか?
きっとガフガリオンが№1だと言う人は多いと思われる。
存在感抜群のキャラクター性、必殺の暗黒剣、そして超現実主義の思考。
アグリアスと全く逆を行くガフガリオンは、プレイヤーを惹き付けて止まない人物であった。
ガフガリオンの主張は最もだ、と感じ、選択肢次第では仲間になる…そンな夢をみた諸兄も多いはずだ。
タクティクスオウガの様に進行ルートを選べないのが非常に悔やまれる。
想像してみて欲しい。
ガフガリオンがラムザを現実に導き、現実の中で兄達とは違った道を選び、ラーグ、ゴルターナ両公、グレバトス教会の野望を砕き、神殿騎士団の暗躍を阻止するラムザ一行…。
考えただけで面白そうである。
ガフガリオン(一行)はポーション14個分の価値と揶揄される事がある。
これは、ラムザ一行の足止めを請け負う傭兵が、首単価700ギルで請け負った事に由来する。
金額で考えると余り違和感は無いが、ポーション換算(50ギル)で計算すると、途端に価値が激減したように感じる…。
そして、「ガフガリオン(一行)はポーション14個分の強さなンかよw」…と、ネタとして広がる。
これがポーション14個分(笑)の正体である。
ちなみに、ガフガリオンを見た傭兵は怒声をあげる。
「あいつはガフガリオンじゃねぇか!くそッ!700じゃ少なすぎだぜ!」と。
彼は逃げなかった事からして、彼なりに勝算はあるのだろう。
あの怒声は、裏を返せば「苦労に見合わないが倒せる」と言う事なのだ。
では彼はポーション何個分ならその命を掛けてガフガリオンと戦う価値があったのだろうか?
倍にしたところでポーション28個分(1400ギル)である。
実はポーションは、平民には手が届かない貴重品だったのだろうか?
この世界におけるガフガリオンの強さと評価、ついでに世界の通貨価値が良くわからなくなるエピソードである。
他に通貨の価値を感じさせるエピソードは無かっただろうか?
無くは無い。エアリスは30000ギル(ポーション600個分)の借金が返済できずにいた。
ここまでくると平民には絶望的な通貨価値となる事が判る。
ポーション14個分で命を掛けた彼は、結果的にガフガリオン及びアグリアス無双により蹴散らされる訳であるからして、彼の戦力計算は甘すぎた。
平民が命を掛けても相手にもならない、と言う事実からガフガリオンの首は最低でも30000ギル以上の価値があってもよさそうなンだが…。
FFTの難所として有名なのはウィーグラフ一騎打ちと赤チョコボ軍団が有名であるが、ガフガリオンとの一騎打ちも中々の難易度を誇る難所である。
剣を盗むが中々決まらず暗黒剣・闇の剣の餌食になったプレイヤーも多いはずだ。
結構な量のHPを回復されるため倒すのに非常に時間が掛かる。
そンな訳でガフガリオンはその生存確率を引き上げる暗黒剣のお陰で非常に強い。
ゲストとして参戦してた時でも戦闘中倒される事など、まずあり得ない程強い。
ストーリー前半で決着をつけられて良かったと思った方が良いだろう。
なぜか?
オルランドゥの放つ闇の剣を想像してもらうと分かり易いと思う。
仮にストーリー後半で騎士剣装備して闇の剣を振り回されたりしたら、目も当てられない甚大な被害が出たと思われる。
(オルランドゥの闇の剣はエクスカリバーの影響もあり一撃でHP完全回復が可能な程吸い取る壊れた性能である。ガフガリオンも剣の性能がよければ攻略難易度は跳ね上がると思われる。)
ガフガリオンのクリスタルを継承すると、低確率で暗黒剣を継承できる…と聞いた事は無いだろうか?
ファイナルファンタジータクティクス大全には「継承不可」とある。
エルムドアから武器防具を盗む事が出来ると断言する黒本の信頼性から、「逆に出来るンじゃね?」と考えチャレンジした者も居ると思う。
「継承不可」は正解でした…。
エルムドアに比べたら被害数は少ないだろうが、こちらも被害者は多いと思われる。
逆恨みである事は承知しているがそれでも一言言わずにはいられない。
「ここの記述は合ってンのかよッ!」と…。
ガフガリオンといえばその野比のび太みたいな特徴的なフルネームである。
松野氏のツイートによると、FFT開発時にキャラの名前やジョブ設定をスタッフから募集していたらしい。
ガフガリオンもその中の一人であり、当初の名前は「ガフ・ガリオン」であったのだが、松野氏が間違えていつの間にか「ガフ・ガフガリオン」になってしまっていたとの事。
掲示板
106 ななしのよっしん
2021/09/11(土) 21:45:26 ID: mNQcEt6GTD
出世したら色々面倒臭いし気が楽だから今の地位で良いわ
って奴はどこの場所でもいつの時代にも必ずいるからな
祖父の名誉回復と言って実際は自分の虚栄心満たしたくて
実力不相応の出世望んでたアルガスとはある意味対極にいる奴
107 ななしのよっしん
2021/11/20(土) 08:36:23 ID: wAFatTCcdL
ご存知小室圭の元ネタだが口調だけ真似され掲示板で流行ったという妙な経緯がある
108 ななしのよっしん
2022/01/15(土) 23:19:03 ID: uqcmD6LHDV
割とガバガバなダイスダーグを若干過大評価してる節もあるし
政治には疎そう
急上昇ワード改
最終更新:2024/04/20(土) 13:00
最終更新:2024/04/20(土) 13:00
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