ダイスダーグ・ベオルブ 単語

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ダイスダーグベオルブ

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ダイスダーグ・ベオルブとはファイナルファンタジータクティクスに登場するキャラクターである。

経歴

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ダイスダーグ・ベオルブ
[Dicedarg=Beoulve]
年齢:39歳
職業ルーンナイト→憤怒霊帝
誕生日蝎の1日(10月24日

イグロス騎士団長ルーンナイト)
 ⇒ラー付き軍師(ルーンナイト)
 ⇒ゾディアックブレイブ憤怒霊帝

生涯

ガリオンヌの英雄である騎士バルバネス・ベオルブの第一子。
ザルバッグラムザアルマの
五十戦争、獅子戦争イヴァリース史をる上で欠かす事の出来ない戦争を駆け抜けたベオルブ最後の当
獅子戦争では軍師としてラーを補佐していたが、決して武器を扱えぬ訳ではなく、高いレベル技も魔法も使いこなす傑物。
それ程戦闘に関する才を秘めながら頭も切れる人物で、五十戦争末期から獅子戦争末期までその智謀を振るう野望と計略に生きた人物。

ダイスダーグの人生は簡潔に言うと、
五十戦争末期(オルダーリア)との終戦協定を結んだ後、直ぐに畏イヴァリース)統一に向けて動き出す。しかし、兄弟たちの裏切りに合い、わず散る事になる。』
以上である。
以上であるが、その人生、命の使い切り方は並みの凡人など足元にも及ばぬ濃密な人生であった。
以下にその濃密な裏方人生を記しダイスダーグの生涯を振り返る。

評価

ダイスダーグはFFTストーリー内で数々の作戦、計略、謀略を操ってきた。
ではその智謀の冴えは如何程のモノだったのか?検証をしていこうと思う。

鴎国との終戦協定

五十戦争終結にあたりと和条約を結んでいる。
五十戦争事実勝利しながらも畏と対等の条約を結んだのはバルバネスの存在を恐れたからである。
実はバルバネスは今際の際でありいつ死んでもおかしくない状態であったのにも関わらず、である。
これは強固な情報統制の賜物であると推測される。
ではその情報統制を揮したのはだれであったのか?
交渉の窓口であったダイスダーグである事は想像に難くない。

天騎士バルバネス暗殺

バルバネスは戦いにおいては懸り的な活躍をみせたが、同時に、腐敗した王に愚直にも忠を誓う時代の読めぬ男であった。
先を見る事が出来るダイスダーグには邪魔な存在であったが、バルバネスカリスマ性を考えると、下手に暗殺すれば北騎士団が瓦解する恐れもある。
この先イヴァリースを統一する為にも戦の減衰は避けねばならない。
絶対に暗殺と露見しない様に、自然と暗殺しなければならない。
上記の通りとの交渉もある。
にも悟らせず不審に思われず実行しなければならない。
結果から言うとこの難しい綱渡り的な暗殺を成功させる。が、その後がよろしくなかった。
どこからか嗅ぎ付けた殿騎士団に暗殺を知られる事となり、そこからザルバッグにも漏れる事になる。
物に詳しい割りにキノコの生態を見落としてしまった。
せめて、キノコの生態とバルバネス埋葬に気を使っていればザルバッグ謀反を起こされる事もかったと思われる為、最後に詰めを誤った。

エルムドア侯爵誘拐

ゴルターナとの交渉材料にする為、骸団のギュスタヴに侯爵誘拐を示していた。
詳しい記述はエルムドアの記事に譲るが、この誘拐事件はこれ以上い好機を逃さず実行に移されたと推測する。

骸旅団壊滅作戦

ダイスダーグにとっての骸団の殲滅は、単に法の遵守以上に成さねばならぬ事情がある。
上記のエルムドア侯爵誘拐事件を骸団を通して実行しているからだ。
つまり法の遵守を建前に『口封じ』の意味合いが強いのだ。
しかし殲滅作戦もいよいよ大詰め、と言うところに来てダイスダーグの思惑を上回るウィーグラフの一手、イグロス襲撃事件が発生する。
この一手はかなりの有効手だったようで、ダイスダーグは重傷を負い、ティータは誘拐されてしまった。
ここにきて、窮噛むを思い知ったダイスダーグはザルバッグに意思を伝える。
恐らくはこんな内容であったと思う。
「北騎士団は脅しなどに屈したりはしない」…と。
ザルバッグが最初からまるで交渉の余地が問答をしたところを見ると、ティータ運命は最初から決まっていたようだ。
ただし、これは仮にティータではなく、アルマ他であったとしても同じ命を下したと見るべきであろう。
ダイスダーグには確固たる野望がある。「テロリストに屈する北騎士団」などと言う実績を作ってしまっては畏統一どころではい。
この非情なる命を下したダイスダーグの判断は、大局的に見れば何も間違ってはいない。
ただし、局地的に結果論をいえば英雄王ディリータ覚醒運命間であった為、大失策でもあった。

王女オヴェリア誘拐

オリナスの後見人を狙うラー、ベオルブによる畏統一を狙うにはアトカーシャの血が邪魔なダイスダーグは手始めにオヴェリアの暗殺を狙う。
論、単なる暗殺ではメリットが少ない。最大のライバルであるゴルターナと南騎士団を失脚させなければならない。
また、骸団という第三者を使う愚を悟った故にか、今度は北騎士団を南騎士団に偽装して念を押した。
しかし…本物の襲撃犯は何者かに始末され、教育の為放置していたラムザが想像を絶する理想義者であった為、計画は頓挫する。
この計画は智将ダイスダーグの計略とは思えぬ程、失敗の連続であった。
だからと言ってこの一連の流れだけでダイスダーグの評価を落とすのは計である。
もし仮に、ダイスダーグの思惑通り、オヴェリア誘拐暗殺が成功し、南騎士団に汚名を着せる事が出来た場合、獅子戦争など勃発しても大した苦にならぬ位、圧倒的な優位を持って畏統一を果たせたハズである。
つまり、このタイミングこそが、最大効果を得られ最小流血で済む最高のタイミングであったのだ。
失敗するかも知れぬ、と手を出しあぐねていたのでは話にならない。
戦争に疲れきった畏の事を思えば、この最高のタイミングを見逃さなかったダイスダーグを褒める事はしても責める事など出来ない。
むしろダイスダーグの王たる資質を垣間見える一幕である、と言うのは言い過ぎであろうか?

ドラクロワ枢機卿との密約

これはダイスダーグ、と言うよりは、ドラクロワにとって渡りにだった密約だと思われる。
ダイスダーグにはオヴェリアの暗殺、ドラクロワには石、言い換えれば『ベオルブによる畏統一と天使アルテマ復活』と言う利の一致がある。
しかしドラクロワにはもう一つ利がある。憤怒霊帝ドラメレクの器補が自分から接触してきたのだ。
どうもルカヴィ同士のは深いようなので、ドラクロワにとっては一種の切心だったのではないかと思われる。
しかし、人間ダイスダーグにとって石などどうでも良かったハズで、むしろそんな条件でオヴェリアを交換してくれる事を警せねばならない。
後述するが、この一件から教会側と殿騎士団が表面上の協者、ルカヴィがの協者となる始まりと思われるが、ダイスダーグにとっては不穏な空気を察知した一幕であったと思われる。

ラーグ公暗殺と神殿騎士ローファルとの密談

殿騎士バルクの発言
『北騎士団がまともに戦えなくなるとすれば、南騎士団はせん滅のためにほとんどの兵を要塞から出すはず。その隙に、ゴルターナオルランドゥ伯を暗殺するのさ。もちろん、混乱に乗じてラーを討つ手も整っている。』
ダイスダーグが含まれていないところを見ると、ダイスダーグと殿騎士団の繋がりは深い。
そのダイスダーグと、殿騎士団の計略通り、ラー、ゴルターナオルランドゥ伯(偽)は暗殺された。
そしてこの間、ダイスダーグにとって最高の舞台が出来上がったと言える。
幾度とく邪魔が入ったがようやく実を結んだ間だ。
もうドラクロワとの密約で感じた胡散臭い殿騎士団の協など必要なく調停案を蹴り畏統一に邁進するのみ、なのだろう。
ここにベオルブによる畏統一物語が始まる…ハズであった。

聖将軍ザルバッグ、異端者ラムザとの戦い

ザルバッグとは血筋が完全に一致する兄弟
なればこそ、北騎士団長の座を譲り、自分の手を汚し数々の手柄を立てさせてきたのであるが、最後の最後で裏切られてしまった。
バルバネス暗殺はせたものの、ラー暗殺はきっと理解してくれると思った信頼の表れだったのだろう。
読み通り(?)裏切りの引き金バルバネス暗殺であった。
ラムザにしてもは違えど兄弟故に、出奔しても教育期間を設け猶予を与えた。
統一も自分体ではなく、ベオルブによる統一を果たそうと発言している。
決しての髄まで冷ではない。ダイスダーグなりにを守る想いと責任を感じていたのだ。
しかし、兄弟達にその想いは通じずに倒れてしまう。
最後の最後で詰めを誤ってしまったのだ。


どうだろうか?
善悪は別として、ここまで自分の人生駄なく使い切った人物は中々居ない。
為な人生を送る凡人が圧倒的多数を占める中、コレは賞賛すべき事だと思うのだがどうだろうか?
理想に溺れず、数々の謀略に手を染め、『正義』を口に出すのも恥ずかしいと断じ、プレイヤーにやれ背だの、ドリルヘッド(笑)などと馬鹿にされつつも、現実を見据えその謀を駆使し今自分に出来る事を精一杯行動した人物である事を忘れないで頂きたい。
少しでもダイスダーグに対する評価が変わってくれれば幸いである。

余談

剣聖に最も近い男

FFTにはを使った必殺技数にある。
聖剣技、暗剣、剣、魔法剣、リミット、破壊魔剣放気と強な技がっている。

この強な必殺を3種使いこなすの雷神シドこと、シドルファス・オルランドゥ
そして2種使いこなすのがダイスダーグである。

獅子戦争には数多の騎士剣士が活躍したが2種以上使いこなした人物は上記以外に存在しない。
これは特筆すべき事実である。

皆は覚えているだろうか?
ウィーグラフと初めてを交えた時、その威絶望した事だろう。
アグリアスを初めて自分で操作した時、使い勝手の良さで快感に震えただろう。
初めて対戦したメリアドール重品を破壊されたのは良い思い出だろう。

そんな必殺を2種使いこなし、更に全魔法を操るダイスダーグはFFTの中でも屈人である事に異論はいと思う。
技を3種使えたら即、と言う訳ではないだろうが、その秘めたる実は決してオルランドゥに劣るものではない。
武門の棟梁ベオルブの当に相応しい偉大な人物なのである。

野望成就

もしダイスダーグの野望が最高の形で成就した場合のイヴァリースはどうなっていたであろうか?
溢れんばかりの野望の持ちであったが、畏国王にはならなかったのではないか?と推測する。
恐らく、初代畏国王ザルバッグではないかと思う。
理由は、「ベオルブによる畏統一」という野望である。
決して自分が王になるとは言っていない
また、ダイスダーグは自分に王に必要なカリスマ性がい事を知っていたのではないか?と思われる節がある。
そして現実を知り尽くしているからこそ、バルバネスの命とは言え北騎士団長の座を譲り、数々の謀略に手を汚し、ザルバッグに手柄を挙げさせてきた。
ザルバッグ聖騎士として実カリスマ共に備えている。
全てはその時の為の下準備、と考えるのは計であろうか?
ザルバッグを畏国王に押し上げた後はとして、側近として、政治を補佐し畏を導いていったのではないかと思われる。
ラムザ将軍ないし、重臣としてを固め、その補佐にディリータが居る。
アルマもティータも畏国王、重臣の身内となり、違った人生があったはずである。

そうしたベオルブ一族がグレバドス教会殿騎士団の暗躍を防ぎイヴァリースを導く…。
そういった分岐ルートがあったら面いだろうなぁ。
…そう思いません?

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