ナミチスイコウモリ(けものフレンズ)とは (ケモノフレンズノナミチスイコウモリとは) [単語記事]

ナミチスイコウモリ(けものフレンズ)とは、スマートフォンゲームなどの各種メディアミックスプロジェクト『けものフレンズ』に登場するアニマルガールおよびフレンズ(動物が女の子の姿をした擬人化キャラクター)である。

概要

「暗いところでもあなたがどこにいるかわかるわ。ぬくもり？を感じるから。キキキキ♪あら？お腹が空いてるの？これ食べる？独り占めはよくないと思うの。困ったときはお互い様でしょ？と言いつつ、食べ過ぎちゃうこともあるのよね。そうすると（あら？）飛べなくて（うんしょ）困っちゃう……」

けものフレンズぱびりおんフレンズあーかいぶより引用

中南米の熱帯地域に生息するコウモリの一種・ナミチスイコウモリのフレンズ。世にも珍しい血を吸う（傷口から舐めとる）動物として有名で、一般に吸血コウモリとしてよく知られている。また吸血ができなかった群れの仲間に自分が舐めとった血を分け与えるという利他行動を行う動物でもある。

飛翔能力には自信があるようで、空を自由自在にせわしなく飛び回りながら隙を突いてイタズラを行う。元動物の時点でコウモリの中ではかなり翼ががっしりしており、翼を使って歩行することもできるなど、コウモリの仲間では地上での移動力に定評があったが(最も地上で速く動けるコウモリと見られている)、フレンズになった事で地上での行動力は比較にならないほど大幅に上昇した。

外見

ネクソン版アプリに登場した旧デザインと、吉崎観音氏がリデザインした新デザインと、旧デザインを基に作られたEX版デザインの3通りの外見が存在する。

ネクソン版デザイン（旧デザイン）

真っ黒な学生服と下にはピンク色の服を着用。グレー色のミニスカートとピンク色のフリルのコーデがキュート。黒タイツと茶色のブーツを履いている。

髪型は綺麗に切り揃えたおかっぱ頭で、前髪は三角形状の姫カットに整えている。ちょうど人間の耳辺りからはコウモリ特有の大きな耳が生えている。コウモリの翼を象ったマントを着用し、後頭部からも小さなコウモリの翼（おさげ？）が飛び出ている。

当然と言えば当然だが、八重歯属性持ち。

新デザイン

コンセプトデザイン展にて初公開。頭身は旧デザインより少し上がった。
服の色が真逆の白色に変更。真っ白な学生服がピンク色のフリルやリボンと良く映える。タイツの色もピンク色になってセクシーさがアップ。おかっぱ頭には白色とピンク色の髪房が追加され、見栄えが良くなった。また新アイテムとして、元動物の顔をモチーフとした赤土色のティアラが装備された。

旧デザインで身に着けていたマントはなくなり、代わりに翼が背中（あるいは腰あたり）から生えている。
新フレンズのダイトウオオコウモリや同じくリデザインが行われたカグヤコウモリも同様のデザインになっているため、翼が生えているのが現在のコウモリのフレンズのスタンダードなデザインになったと思われる。
ナミチスイコウモリの翼は巨大でがっしりした構造で、ヒトの手でいう親指に当たる部分で自らの身体を支えられるほどに発達し、鋭い爪も備わっている。コウモリの耳は毛が薄くなって皮膚の色が浮き出るデザインになった。

かわいらしい八重歯は変わらず装備。

EX版デザイン

2018年 10月に、ハロウィンシーズン到来に合わせて公開された。
外見は旧デザインとほぼ同じだがマントは着けておらず、現在のコウモリたちのデザインと同じように翼が生えている。
この翼は新デザイン版とは違ってそこまで大きくはなく、親指に当たる部分が地面に届かないサイズである。（それでも他のコウモリのフレンズと比べれば大きめ）
翼は上を向き色や形が旧デザインのマントに似ているなど、見た目の印象が旧デザインに近くなるように描かれている。
頭身は新デザインに近い。

ゲームでの活躍

レアリティ4のパッション属性(赤)のフレンズとして登場。コストは350・攻撃タイプは遠距離。サイズはS。所属グループは無し。専用スキル「忍び寄る微笑幻影」は発動から20秒の間のみ敵に攻撃すると与ダメージのうち15%分体力を回復する、チスイコウモリの名前通りのイメージバッチリな吸血効果。スキル発動時には一瞬姿を消す。

愛称は「ナミちー」。「キッキッキ」と笑う。いたずら好きな性格だが純粋無垢な優しい娘。サイズが最小クラスのSなのは元動物の体格に沿ったためか。戦闘では小さな身体で必死に駆け回り戦う。

上述した通りイタズラ好きで、常に誰かにイタズラする事を考えており、上空を飛び回りながら目を付けた相手にイタズラしたりとちょっかいを出している。やるのはあくまでもイタズラレベルの物事であり、対象を傷付けたりはしない。

イタズラせずにはいられないやんちゃ娘な一方で優しい心根の持ち主でもあり、困っている子を見つけたら純粋な善意を持って助け、強化された際も誰かを助けられる力を得た事を素直に喜ぶ。イタズラ好きな性格なのも誰かに構ってもらいたいという思いの結果なのかもしれない。仲間にすれば率先してプレイヤーや仲間フレンズを助けようと奮闘してくれる。

アニメでの活躍

『けものフレンズ2』の第4話「いろんなおうち」にて登場。アリツカゲラが案内するキュルルちゃんの「お家」探索＆アードウルフの新住居探しツアーの過程で遭遇した。過去にアリツカゲラが住居の案内をしたようで、もう別の場所に引っ越したと思っていたようだ。
これから食事をしようとしていたようで、「みんなも一緒にどう？」と誘うが名前のイメージから怖いイメージを抱いていた一行は一目散に逃げていった（実際はジャパリまんを食べようとしていただけ）。

新デザイン版の姿で登場。ゲームとは違い幼い印象は見られず、若干ダウナーな感じで話している。イタズラ好きな趣向も見られなかったが、ただ描写が無かっただけかもしれない。体格はサーバル達とそれほど変わらない大きさになった。登場中はコウモリらしく終始逆さまにぶら下がってやり取りを行っている(不思議な事に逆さになってもスカートは微動だにしない鉄板仕様)。

ぱびりおんでの扱い

「困ったときはお互い様でしょ？」

2019年 5月29日から観察可能になった。けもトークの枠の色は緑。一人称は「ワタシ」、他のフレンズのことは「アナタ」もしくは敬称を付けないフレンズ名で呼ぶ。

カルガモから始まりナミチスイコウモリまで2019年 1月16日～5月29日の20週間に、ぱびりおんでは「けものフレンズ2」の登場フレンズ19キャラを登場させている^[1]。ちなみにアニメに合わせて新デザイン版での登場となっている。

「ナミちー」という愛称は使用されていないが、イタズラ好きな点や意外と面倒見がよく、困っている子は放っておけない性格など根っこの部分は意外と似通っているようだ。他フレンズからも「またイタズラでしょうか？」など言われているが、けもトーク内でイタズラをしている様子はあまり見られない。またイタズラ好きという点や冥界にコウモリが多いという理由からジャック・オー・ランタンやケルベロスと意気投合している。