ブロックくずし 単語

44件

ブロッククズシ

2.5千文字の記事
  • twitter
  • facebook
  • はてな
  • LINE

SCORE 900  HISCORE 252500

                    ◯

                   //

 

 

 

     

ブロックくずし(ブロック崩し)とは、ゲームカテゴリの一つである。
タグとしては「ブロック崩し」のほうが多い。 → ORで検索exit_nicovideo

概要

画面上を反射しながら移動するボールを、画面下部に落ちないように、パドルバー)を左右に操作して打ち返し、画面に並べられたブロックを消していくのが基本的なルールである。ブロックは基本的にレンガ状の長方形タイプだが、丸いびつな形のブロック、敵キャラ等が存在するゲームもある。

歴史

ブレイクアウト(1976年)

ブロック崩しゲームの元祖は、1976年5月に登場したアタリ社のアーケードゲームブレイクアウト」である。
ブレイクアウト脱獄の名の通り、囚人刑務所の壁を打ち崩して脱獄する、というコンセプトを持ったゲームで、シンプルながら「一人で遊べるうえ、上手くなるほど長時間遊べる」「ハイスコアが表示され、他人と競える」というプレイヤーを飽きさせない工夫が詰まったエポックメイキングな作品である。ブロックの上部がいており、ボールを打ち込むことで大量得点を狙えるという面デザインが既に取り入れられている所も注したい点だ。

のちにアップル社を設立するスティーブ・ジョブズスティーブ・ウォズニアックが回路設計(部品減らし)に関わっている。アップル社から発売されたAppleIIにはブレイクアウトがパドルコントローラとともに付属されたほか、現在iPodAppStoreにもアタリ社によりブレイクアウト提供されている。

日本ではピーナッツベンダージュークボックスなどを飲食店に卸売していたタイトー(元々は太東貿易という貿易会社)などが輸入販売を行った。ブレイクアウトはブロック崩しの名でしまれ、喫茶店でのゲーム文化が根づいた。

これに乗じて日本では多くのメーカーがブロック崩しを発売し、ゲーム事業に参入した。
ユニバーサル(のちのアルゼ)、レジャック(のちのコナミ)、新日本規格(のちのSNK)、東栄産業(のちのバンプレスト)、IPM(のちのアイレム)、サン電子日本物産データイーストなどの古参メーカーが続々登場。

タイトーと同じくブレイクアウトを輸入販売していたナムコは、当初このようなコピーゲームの横行をアタリ社に訴えていたが、AtariVCSの発売準備に忙しいアタリ社はこれをシカト。結局ナムコブレイクアウトを改良した「ジービー」を1978年9月に発売し、これがナムコにとって自社開発一号ゲームとなった。

そしてブレイクアウトを改良した「スペースインベーダー」をタイトー1978年に発売し、空前ブームへ突入する。

ブロックフィーバー(1978年)

当時任天堂が展開していたアーケード産業「任天堂レジャーシステム」の第2弾作品として登場したテーブル筐体ブロック崩しゲームである。

A、B、Cのゲームモードがあり、ゲームAは点滅しているブロックボールを当てるとブロック全体が降りてくるモードゲームBはブロック全体が左から右へと動いているモードゲームCはブロック全体何の動作もないスタンダードモードとなっている。

1人プレイ100円、2人プレイ200円で稼働していた。

カラーテレビゲーム ブロック崩し(1979年)

本体画像ブレイクアウト人気を受け、庭用機も多くのメーカーから発売された。アタリ社のLSIを搭載した機種も多いが、独自のアレンジを加えたもの(つまりはノーライセンス)もあった。
その一つが任天堂から発売された「カラーテレビゲーム ブロック崩し」である。

打ち返す間に押すと軌が変わるサーブボタンを備え、ボールブロックを突き抜ける「ブロックスルー」など6つのモードで遊ぶことができる。ちなみに「ブロック崩し」の名前そのものを商品に使ったのは当時ではこれくらいである。

任天堂が初めて回路設計を行ったゲームであり、ある意味任天堂初の自社開発によるゲームハードとも言える。
当時すでに発売されていた「テレビゲーム15」などの「カラーテレビゲームシリーズACアダプタが共通のため、3DSLLのように当初はACアダプタを同梱せずに販売された。価格は同梱版が15000円で、通常版が13500円。

本体デザインは当時デザイナーとして任天堂に所属していた宮本茂が担当している。

スーパーブレイクアウト(1978年)

ブレイクアウトヒットで波に乗ったアタリ社が、1978年に投入した続編が「スーパーブレイクアウト」である。
ボールとパドルが2個の状態からスタートする「Double」、ボールが2個ブロックに捕らえられている「Cavity」、ブロックが上から迫ってくる「Progressive」の3つのモードから選択してプレイできる。

日本に輸入された当時は既にインベーダーがブームになっており、それほど人気は得られなかった。
結局アタリ社は前作ではコピーゲームに埋もれ、今作ではインベーダーのに隠れ・・・と大きなを逃す結果となった。

アルカノイド(1986年)

画面写真ブレイクアウト発売から10年。ブロック崩しの中の祖となったのが、1986年7月に登場したタイトーの「アルカノイド」である。既に前時代の遺物であったブロック崩しに、敵キャラアイテムの要素をプラスしてヒットを飛ばした。庭用機への移植や続編の開発も活発に行われ、現在ゲーセンなどで稼働している姿を拝むことができる。

詳しくは「アルカノイド」の記事を参照のこと。

その後

以降、内では「アルカノイド」のようなブロック崩しゲームが再びユーザーに認知され、携帯機や庭用機などで多くのブロック崩しゲームが登場した。一人でひたすらやりこむモードの他、対戦モードのあるゲームも登場している。

一時期は二次創作も活発で、脱衣要素を取り入れたブラウザゲーム(→脱衣ブロック崩し)が流行したこともある。

関連動画

製品版

   

その他

なにか

関連項目

この記事を編集する
関連記事

子記事

兄弟記事

  • なし
流行語100

掲示板

おすすめトレンド

ニコニ広告で宣伝された記事

記事と一緒に動画もおすすめ!
もっと見る

急上昇ワード改

最終更新:2024/12/04(水) 03:00

ほめられた記事

最終更新:2024/12/04(水) 02:00

ウォッチリストに追加しました!

すでにウォッチリストに
入っています。

OK

追加に失敗しました。

OK

追加にはログインが必要です。

           

ほめた!

すでにほめています。

すでにほめています。

ほめるを取消しました。

OK

ほめるに失敗しました。

OK

ほめるの取消しに失敗しました。

OK

ほめるにはログインが必要です。

タグ編集にはログインが必要です。

タグ編集には利用規約の同意が必要です。

TOP