仙窟活龍大戦カオスシードとは、1998年1月29日に発売されたセガサターン用のゲームである。開発は「エストポリス伝記」などを手がけたネバーランドカンパニー、発売はネバーランドカンパニー及びESPが担当。前作であるSFC用ソフト「カオスシード~風水回廊記~(1996年3月15日にタイトーより発売)」の移植・リメイク版となる。
ジャンルは「ダンジョン育成シミュレーション」。一見するとどんなゲームなのかわかりにくいが、簡単に言えば
というように、様々なジャンルの特徴を持つゲームである。ちなみに、「ダンジョンを作り、罠やモンスターを用意して侵入者を撃退する」ゲームという面で「勇者のくせになまいきだ。」シリーズによく似ていると言える。
綿密に練られたストーリーの良さ・思わず夢中でダンジョンを作ってしまう奥深さと謎の中毒性・塩生康範氏の手がけるBGMが高い評価を得ているが、SFC版・SS版共に大ヒットに至ることは無く、現在では隠れた名作の一つとして知られている。
プレイヤーは、荒れ果てた大地の地下に仙窟を作り、風水や仙術を駆使して大地を蘇らせる「洞仙」となり、仙窟を発展させることで得たエネルギーを大地に送りこんで緑豊かな大地を取り戻すことを目標とする。基本的に、シナリオごとに設けられたノルマの分だけエネルギーを振り込めればクリアとなるが、 シナリオによってはそれ以外がクリアの条件になっている場合もある(ボス・侵入者の撃破など)。
◆部屋・通路を作る
このゲームの基本とも言える作業。プレイヤーが持つエネルギーとダンジョンポイントを一定量消費することで、部屋やそれにつながる通路を作ることが出来る。また、部屋を作る際に五行(木火土金水)の属性のうち1つが付き、つながっている部屋同士の属性によって、強化できる部屋の機能が変わってくる。これを上手く組み合わせることによって部屋に強力な機能をつけることができるため、「どうやって部屋を繋げるか考えながら部屋を作っていく」というのもこのゲームの醍醐味になっている。
◆仙獣を呼び出す
プレイヤーが持つ仙丹を一定量消費することで、作った仙窟を維持するために必要な仙獣(いわゆる召喚獣)を呼び出し、プレイヤーと共に行動させたり、別行動させて仙窟の管理を行わせたり出来る。それぞれの仙獣には得意分野があり、部屋にエネルギー・仙丹を運ぶ能力を持つものや侵入者に破壊された部屋を修復できるもの、戦闘が得意なものなどがある。
◆侵入者を撃退する
このゲームの世界において洞仙は「大地を荒らして地下で悪巧みをする悪人である」と人々から疎まれる存在であり、その洞仙を退治しようと地上から討伐部隊が仙窟に送られてくる。例えば修行僧・忍者・侍・ナイト・女戦士・魔法使いなどなど。まるでプレイヤーがダンジョン最奥部で待ち構える魔王みたいな扱いである。
仙窟に入ってきた侵入者を放置しておくと、部屋を破壊したり、部屋の稼動に必要なエネルギーや強化に必要な仙丹を奪い取っていくので、なるべく早く撃退しなければならない。また、「飛天石出口」と呼ばれる進入口を破壊しておかないと無限に沸いてきてしまうので、こちらは真っ先に破壊しておいたほうがよい。
◆集計タイム
仙窟の大きさによって1ターンの時間が決められており、その時間が経過すると集計タイムに移行する。 この画面では、以下のように様々なことを実行できる。
セガサターンへ移植されるにあたっていくつもの変更が加えられたが、ゲームシステムそのものは変わっていない。
大地のために働く洞仙。楽天的な性格だが洞仙としての使命感は強い。名前は付いておらず、ゲーム開始時にプレイヤーが自由に決めることが出来る。
怪我をしていたところを主人公に助けられ、とある出来事をきっかけに主人公の仙窟作りを手伝うことになる。洞仙に対する数少ない理解者でもある。主人公同様にデフォルトの名前は無いが、おまけディスクでは「さくら」という名前が付いている。
主人公の師匠。物忘れが激しい。SFC版ではわかりにくいが、頭の形が特徴的。
賞金稼ぎの仙術使い。容姿はいいのだが金に汚く、賞金のことになると態度が変わる。
洞天福軍の女隊長。強気かつ直情的な性格で一人称は「オレ」。主人公に「テンテンちゃん」と呼ばれると怒る。SS版の追加キャラクターなので、SFC版では出てこない。
子供の姿でありながら非常に強力な力を持つ術師。三界老師とは古くからの知り合い。
東国の術師。亡き妻伊邪那美(いざなみ)に会うため、冥界への入り口を探して旅をしている。
東国の人斬り。強い者と戦うことを生きがいとしており、強者を求めて洞天福国までやってきた。
西国から来た騎士。失われた聖杯を取り戻すため、ホルス親子と共に旅をする。
より詳しい解説はこちら(SFC版) |
SS版の紹介動画 |
BGM集(SFC版) |
掲示板
25 ななしのよっしん
2020/03/11(水) 13:54:03 ID: 6QjqFKwk6R
SFC版とSS版で主人公のキャラ結構違うよね
封印の門でのシャスタとの会話が特に顕著
因果応報はトゥルーもバッドも圧倒的にSS版の方が上
26 ななしのよっしん
2020/03/11(水) 14:26:14 ID: 6QjqFKwk6R
>>23で質問したの自分だったことを忘れていた
気になったので書き込みの後追いかけてしまったんだ…
>>24 詳細に教えてくれてありがとう
27 ななしのよっしん
2023/07/29(土) 21:42:07 ID: Qej5TesMCx
記事あったのか…リメイクでなく移植でいいからsteam辺りででないかなぁ…
>>24
平行世界でのセリフはやっぱ改悪だよね
SFC版では捜神 死郎だったかな、人斬りが人生について独白している場面に出た時、ちゃんと自分の考え(たしか自分の生きた証拠を残すため…的な事)を返して
お、色々考えてるんだなって見直したのに
SS版では「そんなこと考えたこともないな」程度で終わらせて
えぇ…なにこれ、お前仙人だろ…って思ったもの
巨大ボスのステがこっちの装備込みのステに依存するから、戦う前に装備を外さなきゃならないとか、ステージラスボス戦の装備は引き継げないとか妙な仕様はあったけど
このゲームを超える作品にはまだ出会えないな
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最終更新:2024/05/09(木) 02:00
最終更新:2024/05/09(木) 02:00
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