[HV]大改造!!劇的ビフォーアフター
(日)不定期放送 テレビ朝日系(製作:ABC [大阪] 東京支社)
大改造!!劇的ビフォーアフターとは、朝日放送テレビ製作・テレビ朝日系で放送中の住宅改造コント番組である。
「住宅のリフォームを通じて家族の悩みを解決し幸せになってもらうこと」をモットーに掲げる。
表向きは老朽化やありえない間取りといった問題を抱える欠陥住宅を、『匠』と呼ばれる(番組が用意した)建築士が大胆かつ繊細にリフォームし、住宅環境の改善を図るという「リフォームバラエティー」である。
ちなみに、住宅だけでなく、庭のリフォームも時折行われる事があり、過去には住宅のリフォームとは全く関係ない、古着のリフォームを行った事もある。なおリフォーム希望者は視聴者から募る形を取っているが、稀に体で笑いを取る芸人がリフォームを依頼することもある。
「渡辺篤史の建もの探訪」(テレビ朝日)といった完成済みのお宅を訪問する番組や「TVチャンピオン」(テレビ東京)のように番組の一企画としてリフォームをする大工を取り上げる回がある番組は過去にあったものの、リフォーム前の惨状と家屋の解体やリフォームの過程そのものをエンタメ化していくバラエティー番組というのはそれまであまり例がなかったこともあり、その目新しさと演出からテレビ朝日系日曜20時台の番組としては「西部警察」以来の大ヒット番組となった。この番組をきっかけにリフォームがブームとなり、「ビフォアフ」の影響を受けバラエティ番組などで「使用前」「使用後」といった部分をBefore/Afterに入れ替えたり、「Before/After」そのものをオチにするネタが多くなった。
しかし、「大河ドラマ」(NHK総合)や「どうぶつ奇想天外」(TBSテレビ)が裏番組になったことによる視聴率の低下、建築偽装問題などによる建築基準の厳格化、古いお宅では頻繁に使われているアスベストの除去工事による工期の延長などによりレギュラー番組としての継続が困難となり、2006年3月にSeason1が終了する。
しかし、リフォームをしてもらいたいお宅の応募は継続して、以降は不定期の特別番組として放送された。
ビフォアフSeason1終了後は、金曜21時台から移動した「笑いの金メダル」、爆笑問題司会のバラエティー番組「近未来×予測テレビ ジキル&ハイド」が放送されたものの、いずれも視聴率は低調であったため打ち切り。そこで2009年4月から第1期と同じ日曜20時台に「Season2」と冠して再びレギュラー番組として復活した。
復活後の視聴率は10%前後で、裏番組の大河ドラマや「世界の果てまでイッテQ!」(日本テレビ)には遠く及ばないが、同番組の休止中に放送されていた番組よりは高い水準を維持しており、フジテレビ・TBS系の裏番組よりもやや優位に立っている。また2011年秋頃からは平均12%前後と以前より安定してきている傾向にあり、稀に15%前後と全盛期なみの水準に当たる好視聴率を記録することがあり、その人気はまだまだ根強かった。
しかし、2011年に発生した東日本大震災の復興事業や2020年開催予定の東京オリンピックによる建設ラッシュなどにともなう建築需要増大と工期の遅れを理由とし、レギュラー番組として継続していくのは難しいと判断され、2016年11月にSeason2を終了することとなった。
Season2終了後は再び不定期の特別番組として放送されている。
この番組の真意といえる「裏テーマ」がファン達の心を掴んで離さない番組である。
同じく住宅紹介番組の「渡辺篤史の建もの探訪」(テレビ朝日)や「完成!ドリームハウス」(テレビ東京)が新築物件なのに対し、この番組で扱うのは老朽化した欠陥住宅が題材となる。
こういった問題を抱える家が、施工費は依頼主持ち、デザイン・レイアウト費は匠持ちでリフォームされる。つまりデザイン費=匠の宣伝費が自腹なので、匠の感性で家のレイアウトやデザインが決定されるのである。他にも番組スタッフが工事の雑用を手伝うこともあり、通常のリフォームと比べて費用が格段に安く済むことは確かである。しかし、どのようにリフォームされるかは依頼主には知らされず、依頼主の細かい希望は反映されないため、特にバリアフリーや人間工学が重視されなかった時代ともあいまって、老人が暮らしていた家がリフォームされると、大抵とても老人が住むに堪えないレイアウトにされることが多い。
「アフター」(リフォーム後)も見もの。加藤みどり(サザエさん役で有名)のナレーションで、「なんということでしょう」という定番のセリフを交えつつ解説される一般住宅にはあまりにも管理・維持が大変そうなギミック、匠の感性に振り回されたデザイン、住人の思い出の品を無理矢理リフォームして組み込む(番組用語で「匠の粋な計らい」)、貸し出された小道具・BGM・ナレーション・編集テクニックで有無を言わさぬ感動のエンディングに見せかけるなど、ツッコミどころ満載の工事に笑うのもこの番組の正しい視聴方法であり、人気の源である。
この匠にはピンキリ、即ち当たり外れがあるようで、匠があまりにも劇的だったためにアフター建築物にカビが生えたり下水が逆流するなどのトラブルが起きた家主が匠(建築士と建築会社)に損害賠償を求めて訴訟を起こす事例もあった。そのためか、2期のホームページでは匠に加え施工会社(工務店)が明記されているほか、リフォームした家のその後の状況を建築士が視察し、アフターケアを行う企画(アフターアフタースペシャル)がごくまれに放送されることがある。アフターアフターでは、リフォーム後に依頼者がさらに自分好みのリフォームを施していて、当時施工した匠をも驚かせてしまうことも。
その反面、苦情が多く寄せられた匠については、テレビ局側にも道義的責任があるため、その後再びこの番組に登場することはない。
余談であるが第1期でリフォームされた家のうち一軒が、その後火災で消失している。
ネットでは、上述テレビ番組での用途が転じてインターネットではある種の美容師やデザイナー・やせ薬や身長伸長薬の広告による
Before [前の悪い状態] → After [後のすごい状態、または明らかに加工された画像]
を茶化して使われる場合が多く、他の用途もだいたいこれに倣う。(cf.どうしてこうなった)
ニコニコ動画においても同様の使い方がなされるほか、同番組のBGMを弾いてみた系の動画にもタグが使われることがある。
また、鉱山開発と同じぐらい家の開発に比重が置かれたゲーム「Minecraft」でこの番組(の内容の一部)が引用されることもある。
掲示板
102 ななしのよっしん
2022/05/07(土) 19:04:32 ID: 3wTH46pBIP
>>101の動画にもあるけど、「アキレス腱を切る家」って実際どうすりゃいいんだ?
あのレベルの段差無くすのもはや骨組みごと変えなきゃいけない気がするけど、リフォームレベルで何とかなるん?
本放送見てないから何とも言えんが、他にも段差が一階二階と点在してるみたいだし
103 ななしのよっしん
2022/11/27(日) 15:47:55 ID: Xo1j5YJxTJ
根本的に、依頼者がリフォームの細部まで関われないというのが問題な気がする
104 ななしのよっしん
2023/03/19(日) 19:33:41 ID: Gtu0RyAv3U
今回は根本から問題物件に当たった模様
それとナレがキムラさんになった
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最終更新:2024/04/24(水) 00:00
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