大改造!!劇的ビフォーアフター 単語

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ダイカイゾウゲキテキビフォーアフター

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[HV]大改造!!劇的ビフォーアフター 
(日)不定期放送 テレビ朝日系製作ABC [大阪] 東京支社)

大改造!!劇的ビフォーアフターとは、朝日放送テレビ製作テレビ朝日系で放送中の住宅改造コント番組である。

番組内容

「住宅のリフォームを通じて家族の悩みを解決し幸せになってもらうこと」をモットーに掲げる。
表向きは老朽化やありえない間取りといった問題を抱える欠陥住宅を、『』と呼ばれる(番組が用意した)建築士が大胆かつ繊細にリフォームし、住宅環境善を図るというリフォームバラエティーである。

ちなみに、住宅だけでなく、庭のリフォームも時折行われる事があり、過去には住宅のリフォームとは全く関係ない、古着のリフォームを行った事もある。なおリフォーム希望者は視聴者から募る形を取っているが、稀に体で笑いを取る芸人リフォーム依頼することもある。

Season1(第1期)

2002年4月28日放送開始。

渡辺篤史の建もの探訪」(テレビ朝日)といった完成済みのお宅を訪問する番組や「TVチャンピオン」(テレビ東京)のように番組の一企画としてリフォームをする大工を取り上げる回がある番組は過去にあったものの、リフォーム前の惨状と屋の解体やリフォームの過程そのものをエンタメ化していくバラエティー番組というのはそれまであまり例がなかったこともあり、その新しさと演出からテレビ朝日系日曜20時台の番組としては「西部警察」以来の大ヒット番組となった。この番組をきっかけにリフォームブームとなり、「ビフォアフ」のを受けバラエティ番組などで「使用前」「使用後」といった部分をBefore/Afterに入れ替えたり、「Before/After」そのものをオチにするネタが多くなった。

しかし、「大河ドラマ」(NHK総合)や「どうぶつ奇想天外」(TBSテレビ)が裏番組になったことによる視聴率の低下、建築偽装問題などによる建築基準の厳格化、古いお宅では頻繁に使われているアスベストの除去工事による工期の延長などによりレギュラー番組としての継続困難となり、2006年3月Season1が終了する。

しかし、リフォームをしてもらいたいお宅の応募は継続して、以降は不定期の特別番組として放送された。

Season2(第2期)

ビフォアフSeason1終了後は、金曜21時台から移動した「笑いの金メダル」、爆笑問題会のバラエティー番組「近未来×予測テレビ ジキルハイド」が放送されたものの、いずれも視聴率は低調であったため打ち切り。そこで2009年4月から第1期と同じ日曜20時台に「Season2」と冠して再びレギュラー番組として復活した。

復活後の視聴率は10%前後で、裏番組の大河ドラマや「世界の果てまでイッテQ!」(日本テレビ)には遠く及ばないが、同番組の休止中に放送されていた番組よりは高い準を維持しており、フジテレビTBS系の裏番組よりもやや優位に立っている。また2011年頃からは均12%前後と以前より安定してきている傾向にあり、稀に15%前後と全盛期なみの準に当たる好視聴率を記録することがあり、その人気はまだまだ根強かった。

しかし、2011年に発生した東日本大震災の復事業や2020年開催予定の東京オリンピックによる建設ラッシュなどにともなう建築需要増大と工期の遅れを理由とし、レギュラー番組として継続していくのは難しいと判断され、2016年11月Season2を終了することとなった。

Season2終了後は再び不定期の特別番組として放送されている。

住むに耐えない家をリフォーム

この番組の意といえる「裏テーマファン達の心を掴んで離さない番組である。

同じく住宅紹介番組の「渡辺篤史の建もの探訪」(テレビ朝日)や「完成ドリームハウス」(テレビ東京)が新築物件なのに対し、この番組で扱うのは老朽化した欠陥住宅が題材となる。

これまでに紹介されたお宅の一例(※リフォーム以前のお宅です
  • 部屋が狭い」「採に乏しい(暗い)」はほぼすべてのお宅共通
  • 異様に細長いの間から玄関まで30m離れている、トイレの出入り口から便器まで3mもある)
  • 風呂の中にく、すっ裸で敷地内のプレハブ風呂へ行かなければならない
  • 風呂場の中に階段が存在する
  • 風呂場の照明が裸電球(絶対にマネしないでください!!)
  • 漏り(衣装ケースがたんまり)
  • ベランダ(バルコニー)が腐食で倒壊寸前
  • 物干し場まで行くのに、一度外に出て塀とプロパンガスボンベの間の僅かな隙間を通らなければいけない
  • 材が
  • 耐震上必要なを勝手に取り払われている
  • 柱がシロアリに食われて倒壊寸前(強い地震が来たら倒れていた)
  • 基礎の下にゴミが投棄されていた
  • 実は火事で半焼した住宅を理やりリフォームしていた(現在には一切その件を伝えていない)

こういった問題を抱えるが、施工費は依頼持ち、デザインレイアウト費は持ちでリフォームされる。つまりデザイン費=の宣伝費が自なので、の感性でレイアウトデザインが決定されるのである。他にも番組スタッフが工事の雑用を手伝うこともあり、通常のリフォームべて費用が格段に安く済むことは確かである。しかし、どのようにリフォームされるかは依頼には知らされず、依頼の細かい希望は反映されないため、特にバリアフリー人間工学が重視されなかった時代ともあいまって、老人が暮らしていたリフォームされると、大抵とても老人が住むに堪えないレイアウトにされることが多い。

「アフター」(リフォーム後)も見もの。加藤みどりサザエさん役で有名)のナレーションで、「なんということでしょう」という定番のセリフを交えつつ解説される一般住宅にはあまりにも管理・維持が大変そうなギミックの感性に振り回されたデザイン、住人の思い出の品を理矢理リフォームして組み込む(番組用で「な計らい」)貸し出された具・BGMナレーション・編集テクニックで有を言わさぬ感動エンディングに見せかけるなど、ツッコミどころ満載の工事に笑うのもこの番組の正しい視聴方法であり、人気である。

このにはピンキリ、即ち当たり外れがあるようで、があまりにも劇的だったためにアフター建築物にカビが生えたり下が逆流するなどのトラブルが起きた建築士と建築会社)に損賠償をめて訴訟を起こす事例もあった。そのためか、2期のホームページではに加え施工会社(工務店)が明記されているほか、リフォームしたのその後の状況を建築士が視察し、アフターケアを行う企画(アフターアフタースペシャル)がごくまれに放送されることがある。アフターアフターでは、リフォーム後に依頼者がさらに自分好みのリフォームを施していて、当時施工したをも驚かせてしまうことも。
その反面、苦情が多く寄せられたについては、テレビ局側にも義的責任があるため、その後再びこの番組に登場することはない。

余談であるが第1期でリフォームされたのうち一軒が、その後火災消失している

ネット・ニコニコでのビフォー・アフター

ネットでは、上述テレビ番組での用途が転じてインターネットではある種の美容師デザイナー・やせ身長伸長広告による
Before [前の悪い状態] → After [後のすごい状態、または明らかに加工された画像]
化して使われる場合が多く、他の用途もだいたいこれに倣う。(cf.どうしてこうなった

ニコニコ動画においても同様の使い方がなされるほか、同番組のBGM弾いてみた系の動画にもタグが使われることがある。
また、鉱山開発と同じぐらい開発重が置かれたゲームMinecraft」でこの番組(の内容の一部)が引用されることもある。

余談

  • この「ビフォアフ」のメインテーマを担当していたのが松谷卓というピアニストである。同氏はこれを機に知名度が上がり、特にこの番組ではそのBGMだけで2枚組のアルバムを発売したほどの人気を得ている。
  • ちなみに、普通リフォームを頼む時は「地元や近辺で数代続いた」「全部自社施工」の工務店を探すとよい。論、それらの実績の下調べも忘れずに。

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