福田秀平 単語

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福田秀平(ふくだ しゅうへい、1989年2月10日-)とは、神奈川県出身のプロ野球選手外野手)である。現在くふうハヤテベンチャーズ静岡に所属。

概要

多摩大聖ヶ丘高校出身。同校は進学校で、同校初のプロ野球選手である。

俊足強肩・スイッチヒッターの大遊撃手として、2006年高校生ドラフトで、相思相愛大嶺祐太ロッテに横取りされた抽選で外した福岡ソフトバンクホークスから1巡名され入団。背番号37ちなみにドラフト前にはロッテ名を検討しているという報道があり、ソフトバンクからは調票が届いていなかったらしく、大嶺を横取りされた報復名という噂もある。

この年は初めて平成生まれの選手がドラフト名された年であり、福田はその中で最初に仮契約を済ませたため平成生まれのプロ野球選手1号となった。

ソフトバンク時代

二軍ポスト川崎宗則補のひとりとして遊撃手で育成されるが、守備がイマイチだったため3年まで一軍に呼ばれることはなかった。

2010年二軍今宮健太ポスト川崎として育成する方針に回ったため外野に挑戦。4月に初の一軍昇格を果たし、代走でプロ初出場。5月22日広島東洋カープ戦で中堅手として初のスタメン出場を果たすが、守備で転んでしまい交代させられた。その後は指名打者松中信彦ロベルト・ペタジーニの代走として一軍に定着、3盗塁マーク


2011年からはスイッチを止めて左打席に専念、登録を外野手に変更し、開幕一軍を掴む。開幕直後は代走と一塁の守備固めの出番がだったが、外野手の故障や不調でチャンスを掴み、外野の準レギュラーの地位を掴む。ところが7月半ばにダイビングキャッチを試みて左肩を負傷し、多村仁志入れ替わりで登録抹消となる。
8月に復帰してからは代走での出場が中心だったが、9月6日北海道日本ハムファイターズ戦で久々にスタメン出場すると、ダルビッシュ有から決勝タイムリーとなる二塁打に加えて三塁打も放つ活躍を見せた。その後は不振の多村を押しのけてライトレギュラーの地位を掴み、9月30日埼玉西武ライオンズ戦でプロ本塁打と決勝タイムリー。そしてマジック1で迎えた翌日の試合でも決勝点となる先制タイムリー、さらに優勝を決める最後のアウトファインプレーで捕り、一気にヒーローとなった。


2012年は打撃でこれといったアピールができず、また代走・守備固めでの起用が中心となる。13盗塁マークし、地味に前年から30回連続盗塁成功広瀬叔功の持つ日本記録(31回)に王手をかけていたが、7月に左大腿挫傷の怪で戦線離脱。そのままシーズンを終えた。


2013年は前年の怪リハビリから始まり、7月に一軍復帰。しかし外野が埋まっており、故障で離脱した城所龍磨に代わる代走・守備要員としての起用がほとんどになり、打撃でも打率.120と結果を残せなかった。8月2日西武戦では代走で出場し盗塁を決め、31回連続盗塁成功の日本記録に並んだものの、この年の盗塁はこれ1つに留まった(盗塁死はかったので、連続記録継続)。オフ背番号31に変更。


2014年は左肩関節と右大腿の内視手術のシーズンの大半をリハビリで過ごし、一軍出場はなし。オフ背番号が37に戻った。


2015年5月9日についに32回連続盗塁成功という記録を達成(ただし5年跨いでの達成のため、正式な記録は元南海ホークス広瀬叔功のままだった。後に2019年山田哲人更新)。翌日510日に記録が途切れた。


2016年は1番・センターで初の開幕スタメン入り、5月半ばまではスタメン起用されたが、城所龍磨覚醒確変でレギュラーを奪われ6月に登録抹消7月に一軍復帰後は所が元の調子に戻ったこともあり外野の準レギュラーとして起用され、81試合に出場した。


2017年はそれまで所の立ち位置だった代走兼外野守備要員に定着。打席数は前年から半減し、打率も.183に終わったが、自己最多の104試合に出場した。


2018年に代走と外野のバックアップ、たまにスタメンとしてフルシーズン一軍に帯同。前年を上回る110試合に出場、打撃も向上を見せ代打として打率.348、7本塁打記録した。


2019年は開幕当初と場に左腹痛で2度離脱したこともあって出場は80試合に留まったが、6月23日読売ジャイアンツ戦で1試合2本塁打を放つなど、自己最多の9本塁打、26打点記録した。
オフFA宣言。補償の不要なCランクということもあり、埼玉西武ライオンズ東北楽天ゴールデンイーグルス千葉ロッテマリーンズ中日ドラゴンズ東京ヤクルトスワローズの5球団が獲得に乗り出し、残留をめるソフトバンクを含め6球団の大争奪戦に発展した。

ロッテ時代

2019年11月26日千葉ロッテマリーンズが獲得したことを発表した。背番号7

2020年新型コロナウイルス感染拡大ので開幕が6月に遅れたが、開幕直前の練習試合で受けた死球で右肩甲骨骨折しており、開幕直後に戦線離脱。7月に復帰したが、62試合の出場で打率.216、5本塁打、19打点に留まった。


2021年も前年の骨折に起因する肩甲骨の痛みに悩まされ続け、7月にようやく一軍昇格したが4試合出場しただけで後半戦はほぼ行方不明おまけ9月にはコロナ患もあり、結局一軍に戻ることなく、一軍出場したシーズンでは最低の成績に終わった。


2022年は2年前の死球の後遺症で慢性的な肩痛を抱え、8月24日西武戦ではフェンスに突しながら好捕した際に左肩を脱臼。20試合の出場に留まり、10月に右肩の手術を受けた。


2023年は3試合の出場に留まり、戦力外通告を受けた。

くふうハヤテ時代

2023年12月7日ウエスタン・リーグに新規参入するくふうハヤテベンチャーズ静岡に入団した。背番号37

プレースタイル・人物

最大の武器は連続盗塁記録を達成した快足と走塁センス。課題は三振の多く確実性のない打撃だが、たまにエース級の投手から会心の当たりを放ったりするため「エースキラー」と言われることも。

2018年からホームランが増えたのは、それまで足を活かすため転がす打撃を心がけていたのを、スコアラーから「打球の度、速度を見ると長距離の素質がある」と言われて「そうか、ホームランを打ってもいいんだ」と気付いたからだとか。

外野手登録だが元々は内野手であり、時々一塁、二塁を守ることもある。

2017年7月31日日本ハム戦で、ソフトバンクファン声優内田真礼リポーターとして甲斐拓也インタビューしていたところ、後ろでそれを見ていた福田は近くにあった防球ネットに気付かず突。その様が甲斐インタビュー映像としてそのまま中継で流れたため、ネット上で「内田真礼に見とれて防球ネット突する福田」として話題になった。内田真礼ファン疑惑も生じたが、実際のところ福田内田のことを知っていたわけではなく、単に「きれいな人だな」と思っていたらしい。この縁で翌2018年には日刊スポーツ上で内田真礼と対談することになった。

2017年9月1日楽天戦では、東浜巨の顔付近への投球に昂したジャフェット・アマダーの突進に対して、一塁を守っていた福田っ先に東うように間に入り、50kg以上の体重差があるアマダー(135kg)に一撃で突き飛ばされた。後日、和田毅から「投手を代表して、守ってくれてありがとう」とその場面の写真をパネルにして贈られたそうな。

鳥越裕介についてはプロ2年父親を亡くし落ち込んでいたところで慰められたのを機に野球選手を続けていくきっかけを与えられたと語る。ロッテに移籍したのも越がいたことがきっかけとなった。

応援歌

球団 レス No プレイヤー
ソフトバンク 応援歌のピコカキコ一覧#174 8793
8793

成績

年度別打撃成績









































2010年 ソフトバン 44 29 23 15 6 2 0 0 3 3 4 0 2 0 8 0 .261 .320
2011年 97 244 218 30 55 7 3 1 22 22 16 1 4 5 48 1 .252 .281
2012年 63 55 53 12 10 1 0 0 5 13 1 0 1 0 18 0 .189 .208
2013年 33 28 25 4 3 1 1 0 1 1 2 0 1 0 10 0 .120 .154
2015年 84 183 168 28 39 11 2 1 14 10 3 0 12 0 35 1 .232 .283
2016年 81 239 212 30 49 5 4 3 18 11 4 2 20 1 51 2 .231 .298
2017年 104 113 104 15 19 2 1 3 16 4 3 0 6 0 34 1 .183 .227
2018年 110 128 118 28 31 6 0 7 15 6 4 0 4 2 35 6 .263 .298
2019年 80 183 166 27 43 8 0 9 26 9 4 2 11 0 48 1 .259 .302
2020年 ロッテ 62 225 204 20 44 11 1 5 19 3 4 0 17 0 73 3 .216 .276
2021年 4 13 12 1 1 1 0 0 2 1 0 0 1 0 4 0 .083 .154
2022年 20 48 41 3 7 1 0 0 4 1 0 0 7 0 13 0 .171 .292
2023年 3 9 8 0 2 0 0 0 0 1 0 0 1 0 3 0 .250 .333
NPB:13年 785 1497 1352 213 309 56 12 29 145 85 45 5 87 8 380 15 .229 .278

通算守備成績

機構 守備位置 試合 刺殺 補殺 失策 併殺 守備率
NPB 一塁手 83 262 27 3 23 .990
二塁手 5 3 2 0 0 1.000
二塁手 1 0 0 0 0 .---
外野手 581 619 6 4 3 .994

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