藤原啓治とは、日本の男性声優、ナレーター、音響監督である。AIR AGENCY代表取締役。
東京都出身だが、育ちは岩手県。本人曰く「ほぼ岩手人」とのこと。
1990年代より、声優として活動。2006年に賢プロダクションから独立し、芸能事務所AIR AGENCYを立ち上げる。2010年の『カッコカワイイ宣言!』では、初めて音響監督を務める。
サングラスがよく似合う人物。その風貌とは裏腹に人見知りらしい(サングラスをかけているのも、そのため)。
声優のみならずナレーターとしての仕事も多く、 収入は声優界でもトップクラスである。
基本的に主人公サイドから狡猾な悪役、クールでシリアスな役から荒っぽい役、コミカルな三枚目キャラまであらゆる役柄をこなせるのだが、野原ひろしの中の人と言えば誰もが分かるだろう。
2016年8月から2017年6月の間、病気療養のため休業。その後回復し現場復帰を果たしていたが、2020年4月12日に死去。死因は癌ということが発表された。55歳だった。
1992年に放映を開始した『クレヨンしんちゃん』にて藤原は20年以上に渡り野原一家の大黒柱・野原ひろし役を担当している。上述の通り、あまりにも野原ひろしのイメージが巷に蔓延しているため、藤原が声を担当するキャラクターを(或いは、藤原自身を)指して「ひろし」と呼ばれる事が多い。実際ニコニコ動画でも、藤原啓治の声が流れると「ひろしw」という様なコメントが流れる事が多々ある(立木文彦に対する「マダオw」と同じであると思えばよい)。
ちなみに『クレヨンしんちゃん』の作品中でたまにテレビ番組が流れている時、テレビの中に出演している人物の名前に藤原啓治の名前がそのまま使われる(失踪した有名人、不倫が発覚したタレント、選挙に出馬する政治家など)。また彼らに台詞がある場合、声も本人が当てている。
「野原ひろし」の名前に引っ掛けたネタとして、藤原が声を担当する一部のキャラに対する通称に『焼け野原ひろし』というものがある。詳細は同記事を参照。もっとも、こういった類のネタを嫌う人もいるので、発言は空気を読んで行いたい。
他にも、野原ひろしと直接の関係は無いが、『クレヨンしんちゃん』以外の作品でも藤原が父親役を担当している機会が少なからず存在していた。
そして2014年、クレヨンしんちゃんのCMでついに「クレヨンしんちゃんが大好きなサラリーマン」役で自ら顔出し出演を果たすなど、今や野原ひろしとは切っても切れない縁がある。(関連動画参照)
2016年8月には病気療養を理由に休業したことに伴い、野原ひろし役を森川智之が代役を務めることとなったが、休業からの復帰後も藤原のひろし役への復帰はなく、事実上森川への交代がなされていた。その僅か4年後の死去で復帰を固辞していた背景があった事が察せられる。
また、これに伴いアニメ「クレヨンしんちゃん」サイドからも声明を発表している。
1992年の放送当初から2016年8月までの24年間、
野原ひろしの声優を務めていただいた、藤原啓治さんが逝去されました。
いつも優しく、ここぞという時に男らしい
野原一家の大黒柱・ひろしを演じてくださった藤原啓治さんのご冥福を心からお祈りいたします。
※しんちゃんニュースより
2023年4月。「トランスフォーマー/ビースト覚醒」公開を控えてか、元ネタとも言える『ビーストウォーズ』がセレクション放送が開始。続いてゾイド40周年記念に開催される「ZOIDS 展」を合わせる形で『ゾイド-ZOIDS-』初代アニメ再放送開始。
共に彼の代表作に数えられる作品であった為、彼を偲ぶファンの間ではまた声を聴ける歓喜に沸いた。
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1453 ななしのよっしん
2025/01/27(月) 12:08:25 ID: KYwA30TyNU
少し前に配信されてたケロロのポールが活躍する回(160話「桃華 最強の母の日 であります」)見てたらしんみりしてしまった。執事としてのコミカルな処と、桜華と闘う時の戦士としての声のギャップが堪らんかった。本当に色んな声でアニケロの世界を彩ってくれた名優だった
新作アニメが始まるらしいけど、あのポールとナレーションの声が聞けないと思うと寂しさもある
1454 ななしのよっしん
2025/03/15(土) 08:13:28 ID: VzSU3yN7tE
そういえばツダケンって藤原啓治の役引き継いでるけど
逆パターンならどんな役合うんだろ?
個人的に呪術廻戦のななみん(似たような役過去にやってたような)が真っ先に思い付いたけど他に何合うんだろ
1455 ななしのよっしん
2025/03/19(水) 10:40:56 ID: ynB73szyzD
この間、ガキの頃に観たトム・クルーズ(故・鈴置洋孝さん)主演の『ア・フュー・グッドメン』って軍法会議サスペンスの映画を観直してたら、物語の渦中になった兵士の吹替を藤原さん担当で、その独白が凄く深奥で繊細な感性的機微に溢れていて心に響いた。
92年の映画だからしんちゃんでひろし父ちゃんを始めた辺りだろうかな、かえすがえすも逝去が惜しまれる。
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最終更新:2025/03/28(金) 17:00
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