豊前江(刀剣乱舞)とは、ブラウザゲーム『刀剣乱舞-ONLINE-』に登場する刀剣男士である。
豊前江だ。郷義弘が作刀。誰も見たヤツがいねーって?
それこそ俺が郷のものの証だと思うけど……疾過ぎて見えねーだけかもしんねーぞ(刀帳)
越中国の刀工、郷義弘作の打刀。
郷義弘の刀剣は在銘作が現存せず、また「郷とお化けはみたことがない」と称されるほど目にすることができなかった。
彼は風を切り走る。疾さの、その先を目指して……
2018年11月27日~12月14日に開催された「秘宝の里~楽器集めの段~」にて、10万玉の確定報酬として実装。イベント終了後は入手不可。
先に実装されている大包平(刀剣乱舞)、篭手切江(刀剣乱舞)、日向正宗(刀剣乱舞)、千代金丸(刀剣乱舞)に続き、「五代目10万の男」となった。
初出は2018年11月22日。戦装束などから速攻で郷義弘と特定され、様々な刀剣の名が挙がっていた。ちなみにイラストレーターの津田穂波氏は、ジャンプSQ. で連載の『活撃 刀剣乱舞』のコミカライズを担当している。
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https://twitter.com/tkrb_ht/status/1067343581961084928
同イベントは「小判と時間さえかければノルマ達成は可能」な内容となっているが、課金アイテム「調査道具」「特別調査道具」を使用する事で玉の入手数を増やす事も可能である。これを受け、疾さのその先を目指した審神者からの入手報告が上がったのは、イベント開始後約7時間の事であった。
また11月30日に発生した接続エラー問題を受け、お詫びとして期間延長、更に各種資源・特別調査道具が全員に配布。これにより少しだけ入手難易度は下がった。
これまで江の刀剣は篭手切江のみで刀派なしの扱いであったが、豊前江の実装により刀派の表記がついた。入手時にも篭手切江がしていた他の江の刀剣の話について触れており、2017年8月15日に篭手切江が実装されてから1年3ヶ月越しの実装となった。
ややくせのかかった黒髪に、赤い瞳の青年。右首筋の中ほどに一つ黒子があるのが特徴。
かっちりした着こなしの篭手切と比較すると全体的にラフ。ジャケットは丈が短く、パンツもぴっちりとしたライダー仕様。膝のファスナーは防護用のプロテクターを入れる為のもので、より動きやすそうに見える。
また右肩の袖鎧からは赤い布が翻っており、手につけたグローブやジャケットの緑色と相まってますます某オメーンライダーを彷彿とさせる。
内番は刀派共通のジャージで、上を脱いで腰回りに巻きつけている。紋はかつての所有者だった小笠原家の家紋「三階菱」をモチーフとし、回転する車輪のような意匠が追加されている。
事前紹介からアクの強いキャラかと予想されていたのに反して、性格はいたって快活で気さく。
普段は崩した標準語で話すが、来歴を反映してか「っははははは!やめろちゃ、こちょばいけん!」(※こちょばい=くすぐったい)や、「きさん、どこ見よんかちゃ!こっちちゃ!」と、いくつかの台詞に号と同じ豊前(福岡県東部・大分県北部)の方言が入っている。
また「走り」「疾さ」にこだわりを持っており、「走りじゃ誰にも負けるつもりはねーから」と公言。戦の時も「音の方が遅れて聞こえたろ?」と嘯き、真剣必殺では「これが音速だ!」と発するなど、相当に自信を持っている様子。ログンボイスでは「俺より前は走らせねぇ」と某F1ドライバー漫画の主人公のようなことも言う。
遂には「暇なら一緒に走っか?」「しょうがねぇな。後ろ、乗ってけよ」と、後ろ(?)に審神者を乗せて爆走しそうな勢い。万屋へ行く際や就任記念日など事あるごとに審神者とタンデムしており、審神者の呼び方は現状不明だが距離感は結構近く仲の良さを感じる。「パーツ」「整備」「馬力」「いい音」など言うのも踏まえると、本当にバイク乗りなのかも……?
また畑当番にすると「こんなんじゃ桑名に何言われるか」と発言する事から、今後「桑名江」を始めとした同刀派の刀剣の実装の可能性もある……と思ったら実装された。いよいよもってアイドルグループ結成なるか?→なりました
同刀派の篭手切江(刀剣乱舞)と共に出陣すると、回想『すていじ あくと1』が発生。なお8万玉の報酬で篭手切も確定入手できる為、回想のとりっぱぐれはない。よかったね。
篭手切からは「りいだあ」または「りーだー」と呼ばれ、歌って踊れる付喪神を目指して他の江の刀剣に憧れを抱いていた彼から慕われて敬語を使われている。当の豊前江は歌や踊りよりも走りの方に重点を置いているが、自分が我が道を行くこともあって篭手切の目指す夢を全面的に肯定して協力を示し、感極まって涙ぐむ篭手切に乞われるままに胸ならぬ膝を貸すなど、微笑ましい関係にある。敵が来ない場所だとは思うが、戦場で膝枕をする図はシュール。
なお、篭手切は豊前と面識がなかったようであるのに何故「江は歌って踊れる付喪神」と思っていたかについては、郷義弘の出身の富山県魚津市では刀匠としては珍しく彼を主人公にしたミュージカルが制作・上演されたからではないかとする説がある。
その後桑名江(刀剣乱舞)、松井江(刀剣乱舞)の実装に伴い、回想はシリーズ化。「りいだあ」として仲間に接し、「やると決めたからにはやる」とれっすんにも意欲的に取り組む姿が見られた。この「りいだあ」としての姿勢は単純に他人から祀り上げられたからという訳でもなく、自分の業に懊悩する松井に対して気遣いを見せるなど、頼もしい姿も描かれている。
Lv20で特にランクアップ。
速さ重点という事で、いよいよ打刀最速のへし切長谷部(刀剣乱舞)を抜くか……と思われたが、数歩及ばなかった。それでも特で機動53(長谷部は57)と山姥切長義(刀剣乱舞)と共に打刀3位につけている。
ちなみに、機動とは言葉の意味では交戦の前後や最中に戦略上行う部隊移動および状況に応じた判断力を指すので、ステータスの機動=足の速さとは限らない。
反面、隠蔽は打刀全体では下位から4番目、同レアリティの打刀ではワースト。衝力は加州清光(刀剣乱舞)と並んで下位から3番目。
南北朝時代の刀工、郷義弘(ごうのよしひろ/ごうよしひろ)作の打刀。
郷義弘は越中国新川郡(現在の富山県魚津市)松倉郷に住んだ事から、この名字で呼ばれた。なお江戸時代以降、「郷」は「江」と表記されている。
鎌倉時代末期の刀工・正宗の高弟「正宗十哲」の一人に数えられ、「享保名物帳」では正宗、粟田口吉光と並び「名物三作」と称され、おおいに珍重された。しかし在銘の刀が皆無である事から偽物も多く、刀剣鑑定家・本阿弥家が鑑定した作、後世において郷義弘作であると認定された作しか存在しない。
このため「郷(江)とお化けは見た事がない」と言われるほど希少な刀剣であり、「全ての日本刀の中で最も入手困難なものの一つ」とも呼ばれている。
著名作には松平家伝来の「稲葉江」、前田家伝来の「富田江」(共に国宝)のほか、重要文化財指定を受けて現存する「五月雨江」「桑名江」「松井江」などが知られている。
また虎徹こと長曽禰興里が郷義弘の作風に学んだ他、井上真改など後世の刀工にも大きな影響を及ぼしている。
号の由来は不明。過去の所有者に豊前小倉藩藩主・小笠原家の後裔である小笠原忠春伯爵がおり、その所縁から号がついた可能性はある。なお小笠原家伝来の刀剣、およびゲームに実装された刀剣には、博多藤四郎、不動行光、秋田藤四郎がある。
昭和12年(1937年)に小笠原家に伝来していた事が確認されており、この時重要美術品指定を受けている。時が下り、昭和24年(1949年)には山口県在住の実業家の所蔵となっており、この間に小笠原家を離れたと見られている。
その後持ち主を転々とする中で、昭和36年(1961年)に重要文化財指定を受けた。しかし文化庁の調査によると「現在所在不明」とされており、情報提供が呼びかけられている。詳細はこちらを参照(26P)。
物の本に曰く「郷義弘の作中最も華やかな出来」と評され、過去に撮影された写真・押形は現存している。江のなかではやや異なる作風を示した優品とされており、身幅および刃先は尋常な姿をしているが、刃紋には特徴がある。鍛えは小板目に杢交じり、地沸つき、刃文は互の目、のたれ、丁子を交えて出入り深く、処々鎬にかかっており、帽子は沸崩れて掃きかけている。長寸の太刀を磨上げて打刀に直したものとされている。茎の裏には「豊前江」と朱書がある。注目度が上がり、発見される事を祈りたい。
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最終更新:2024/12/25(水) 01:00
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