2001年クラシック世代とは、競馬において1998年に生まれ2001年にクラシック競走を走った(旧4歳、現3歳を迎えた)競走馬の世代である。
GI勝利数でいえば、菊花賞、有馬記念、天皇賞(春)を制したマンハッタンカフェ、あるいは、ダービー、ジャパンカップを勝利し、2001年の年度代表馬ともなったジャングルポケットを代表とする世代。マイルやダートで衝撃的な記録を残したクロフネもいる。更に言えば、彼らや後の宝塚記念馬ダンツフレームを生涯4戦で薙ぎ払ったアグネスタキオンが印象に残るだろうか。
この世代の特徴としては、まず3歳時の古馬GI3勝という成績。此れゆえに、世代比較としては最強世代とみなすこともある。その一方で、2歳時の注目馬タガノテイオーは予後不良。メジロベイリーは脚部不安からの屈腱炎、アグネスタキオン、クロフネも同様に早期引退。マンハッタンカフェは蹄の不調を抱えてフランスで屈腱炎となり、ジャングルポケットも4歳秋には調子を落としていた。このように芝中長距離において、代表馬が悉く引退或いは怪我や病気となったため、2002年世代クラシック世代(シンボリクリスエス、ヒシミラクルなど)の台頭もあって、4歳秋以降はGI勝利はなかった。このため、世代の獲得賞金額としてはさほどでもない。そのため、ダート戦線でコンスタントに走り続けたタイムパラドックスが獲得賞金額1位となっている。
短距離では逆に、4歳秋以降にビリーブ、カルストンライトオ、ショウナンカンプ、ツルマルボーイらがGI5勝を挙げた。
さて、他の世代と比べて早期に引退した彼らだが、種牡馬としては目覚ましい成績を残した。アグネスタキオンが内国産種牡馬として57年ぶりに、翌2010年にはマンハッタンカフェもリーディングサイアーにつく。クロフネもダートや短距離を中心に活躍馬を輩出し続けた。アグネスゴールドも海の向こうのブラジルで種牡馬として活躍した。
牝馬では、2年連続のJRA賞最優秀3歳牝馬を得たテイエムオーシャンや優駿牝馬レディパステル、前述のビリーブが代表と言える。繁殖牝馬ではゴールドシップの母ポイントフラッグ、カジノフォンテンを出した自身も重賞馬のジーナフォンテンなどもいる。
地方では、史上唯一の南関東四冠を果たしたトーシンブリザードがいる。
海外馬としては、国内GI最長の名前であるフリーストリートダンサー、ジャパンカップを勝利したファルブラヴらが目につくが、何といっても、21世紀の12f最強馬、11年連続英愛リーディングサイアーのガリレオが代表だろう。
| 競走名 | 2000年(旧3歳) | 2001年(3歳) |
|---|---|---|
| 朝日杯3歳S | メジロベイリー | |
| 阪神3歳牝馬S | テイエムオーシャン | |
| 皐月賞 | アグネスタキオン | |
| 東京優駿 (日本ダービー) |
ジャングルポケット | |
| 菊花賞 | マンハッタンカフェ | |
| 桜花賞 | テイエムオーシャン | |
| 優駿牝馬(オークス) | レディパステル | |
| 秋華賞 | テイエムオーシャン | |
| NHKマイルカップ | クロフネ |
| 競走名 | 2001年(3歳) | 2002年(4歳) | 2003年(5歳) | 2004年(6歳) |
|---|---|---|---|---|
| フェブラリーステークス | ||||
| 高松宮記念 | ショウナンカンプ | ビリーヴ | ||
| 天皇賞(春) | マンハッタンカフェ | |||
| 安田記念 | ツルマルボーイ | |||
| 宝塚記念 | ダンツフレーム | |||
| スプリンターズステークス | ビリーヴ | カルストンライトオ | ||
| 天皇賞(秋) | ||||
| エリザベス女王杯 | ||||
| マイルチャンピオンシップ | ||||
| ジャパンカップダート | クロフネ | [米]Fleetstreet Dancer | タイムパラドックス | |
| ジャパンカップ | ジャングルポケット | [伊]Falbrav | ||
| 有馬記念 | マンハッタンカフェ |
| 前世代 | 当記事 | 後世代 |
|---|---|---|
| 2000年クラシック世代 | 2001年クラシック世代 | 2002年クラシック世代 |
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最終更新:2025/12/13(土) 23:00
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