beatmania IIDXの段位認定常連曲一覧

段位認定常連曲一覧とは、音楽ゲーム『beatmania IIDX』における段位認定モードにて採用された常連曲を纏めた一覧記事である。段位のルールについては段位認定の個別記事を参照。

この記事は元々は段位認定の個別記事の付録として存在していた物だが、文量が非常に多く肥大化した事により個別記事として独立させた。

段位認定の新旧常連曲一覧

級位

• 5.1.1.
  • SP7級1曲目を段位認定初実装時から務め続けたIIDX最初期の曲。
    開幕早々唐突に現れる16分トリルに初心者は洗礼を受けるのが恒例と化していた。またその後の皿+鍵盤2箇所同時も初心者には地味に難しい。
    長年その様な事を言われ続けていたのだが、21作目のSPADAで中華急行に段位認定トップバッターの座を明け渡し、ついにリストラされる事になった。
  • 一方でDPでも健在で、7級に相当するポジションの5級でDPNが2曲目に居座り続けていた。こちらもcopulaでDPからもリストラされてしまい、とうとう段位全体から姿を消してしまった。
  • ちなみに、SINOBUZ、CANNON BALLERSで実装されたCLASSIC CLASSコースでACGOLDから出展されたSP7級1曲目に就任。現行バージョンの段位認定-極-では対象が段位のみになっている形で級位に挑戦できないが、2バージョンのみとはいえ、形は違えども当初の名残が再び楽しむことができた。
• earth scape
  • かつてSP7級4曲目にて常連として位置していた楽曲の一つ。
    長い皆伝への道を歩む初心者を暖かく見送るかのような優しい曲調で7級ボスを務める。ただし、BPMがゆらぐ関係上割と難しめである。GOLDでの初採用以降は皆勤賞を務めていたが、PENDUALでとうとう7級から外されてしまった。以降はHEROIC VEARSEで7級の楽曲が総入れ替えされるまでの間はCALLが7級ボスを務める事になった。
  • 一方でDPではお呼びがかからなかったが、SPからリストラされた次作のcopulaで新設されたDPの7級の4曲目にて、かつてのSPのシチュエーションを再現したかのような立ち位置で復活を果たした。
  • 上述の5.1.1.同様にSINOBUZ、CANNON BALLERSにて登場したCLASSIC CLASSコースのSP7級4曲目を担当。分かってらっしゃる。
• I Was The One
  • 通称ﾜｰﾝ。原曲は初心者門番の1つでSPHは7th以降ずっと6級の課題曲であったが、tricoroにてリストラされている。DPNはEMPRESS以降5級のラストを務めている。
  • 本曲は後に9thにてNAOKIによるリミックス版が作られたがそれも段位常連曲として有名だった。詳細は後述。
• LOVE WILL...
  • 段位認定登場時からSP5級の常連だった楽曲。
  • 7th・8thはSPN、9th以降は4級ラストから移動してきたSPHに変更され、GOLD以降5級ラストとして定着。前座(3曲目)のWatch out!!とともに初心者最初の壁として君臨していたが、tricoroにてまさかのニーソ姫と入れ替えとなった。おかげでSP5級は攻略難易度は易化したものの選曲難易度が皆伝級と言われる始末である。
• 突撃！ガラスのニーソ姫！
  • 選曲難易度が高いことでおなじみ(?)の楽曲。
    tricoroより段位に登場したが、採用箇所数の多さが特徴的で、SP5級の4曲目にSPN、DP3級の3曲目ににDPN、そしてDP八段の1曲目にDPAが採用となった。3譜面以上、特に複数段位でのラストへの採用はかなり希少である。
  • SP5級はSPADAでOne of A kindに交代したものの、当曲は1曲目へ移動し選曲難易度は更に上昇。その後は2、3曲目に移動する事もあったものの、HEROIC VERSEで段位から姿を消すまでの間は長らく5級の常連曲かつムービー殺しの初心者バイバイポジションとして君臨していた。良かったのやら悪かったのやら…
    その後、アーケードからは姿を消したものの、ULTIMATE MOBILEにてコントローラー操作での5級へとカムバック…アプリ仕様の関係でムービーは存在しないのだが。
  • DP八段はPENDUALで2曲目に移動となった(が、copulaで1曲目に戻されている)。なお、譜面自体は良質のようで「段位に向いているから困る」と一部でぼやかれるほど。
• she is my wife
  • 「なんだ、汎用か・・・」からのSUPER STAR 満-MITSURU-の顔アップや満とbeatnation Recordsの皆さんのダンスのムービーが特徴の一曲。
  • 近年のSP4級のボスに位置しているソフラン枠としての採用だが、PENDUALでの初登場後、ムービーのネタ性のせいか、copula、INFINITASと続けて採用され、その結果5級のニーソ姫と共に級位を代表する2大ムービー殺し曲として定着してしまった。この曲のせいでSP4級までもが選曲難易度が上がってしまった。
  • そんな本曲だが、29作目のCastHourで遂にリストラ。一方で5級のニーソ姫は既にリストラされていた事から、遂に級位を代表するムービー殺し曲が全滅という事になった。なお、理由は満のコナミ退社が影響してそうだが、全く関係ないと思う。
• Welcome(BEMANI)
  • 上述の「She is my wife」がリストラされてから1バージョン隔てた後の30 RESIDENTにてSP四級の二曲目に就任したCS版GOLDからの移植曲。
  • 「she is my wife」同様に強烈な内容のムービーを持っていて、二曲目という事になるがムービー殺しの猛威がまたしても入門者に襲い掛かる。
  • 段位初出以降は更にEPOLIS、Pinky Crushとリストラされずに続けてSP四級二曲目に就任している事から、ポスト「ニーソ姫&満」ポジションとして定着してしまった様子。
• sync
  • 歴代段位認定最多採用回数曲。SPNが8th以降は回復でありながらも2級の門番として現在でもプレイヤーの前に姿を現している。SPADAより1曲目に移動。SPHは段位初登場の7th～EMPRESSまで五段の常連であったが当時はランダム選曲だったので登場しなかったことも。
  • （補足）機種別解説の項にもある通り、「決められた4(3)曲の連続プレー」の例外が8th StyleからDJ TROOPERSまでのSP五段(8th styleのみDP六段もこの形式)で、「課題曲候補からランダムに選ばれた曲を規定ステージ数プレー」という形式だった。そのため、候補曲は同一でもプレーごとに曲順が違う場合や、課題曲として登場しない場合もあった。
  • DP段位にもこの形式は過去に存在し、8thからHAPPY SKYまでのDP四段(8thと9thのみDP五段も)は、「2曲目までは課題曲と曲順が固定、3曲目のみ候補2曲のうちどちらかをプレー」という変わった形式であった。
  • これらのランダム形式の段位は、SP五段はEMPRESSにて、DP四段はDistorteDにて課題曲とその曲順がしっかりと定められたため、姿を消した。
  • CS版8thと9thのSP九段も候補曲からランダム選曲される形式なのだが、候補曲数がそれぞれ12,13曲と非常に多いものになっている。こんな形式なのにインターネットランキング対象段位だったとはまさにコンマイ。
• GRADIUSIC CYBER
  • 段位認定実装時からSP1級に定着し続けていた。
    初期は4曲目を務めていたこともあったが、10th以降は1曲目の常連として（HAPPY SKYのみ2曲目）段位への足がかりを務め続けていた。しかしtricoroでとうとうリストラされた。今は入れ替わりに出てきたBREATHの方が強いとか言わない。
• With your Smile
  • 現行バージョンにおけるSP1級のボスを務めている楽曲。段位初登場はGOLDの3曲目だったが、次回作のDJ TOROOPERSにて4曲目に移動し現在に至る。
  • 楽曲自体は段位に挑戦するプレイヤーに対しての応援歌といった所だが、譜面の方は隣接同時の存在から癖が強く、級位のラスボス及び初心者の鬼門として十分に機能している。

段位（初段～十段）

• I Was The One (80's EUROBEAT STYLE)
  • 上述の「I Was The One」のリミックスに当たる楽曲。
  • 10thから初段の曲目に入っていたが、HAPPY SKYからBISTROVERで総入れ替えが行われるまでの長らくの間で初段のボスとして位置していた。
  • かつて初段のボスとして勤めていた楽曲らしく、出オチ16分階段から皿複合に不規則な繰り返しトリルによるラス殺しと決して油断できない構成が特徴的。ポジション故に級位者の段位取得を阻んでいた。
  • そんな本曲だが、22 PENDUAL以降活発になっていたNAOKI曲削除の流れから、段位からのリストラは近いと噂されていたが、28 BISTROVERにてついに初段をリストラされてしまった。
  • しかし、某企業からリリースされた氏がプロデュースした機種の活動が終了してしまったせいなのか、本曲の代わりに初段ボスとして就任したのは彼の相方のJunが手掛けたHAPPY☆ANGELであった。また、ボーカリスト繋がりなのか( ﾟдﾟ )彡そう！でお馴染みの振り向き曲のEDENもEPOLISにて初段1曲目に就任している。
• Abyss
  • GOLDまでは2曲目、DJTからはラストの4曲目の位置で、HYPERがSP二段の皆勤曲として居続けたが、とうとう30 RESIDENTでその段位から姿を消してしまった。
  • 譜面としては乱打をメインに階段、同時押しといった様々な要素が盛り込まれている事から、二段ボスとして相応しいポジションとして位置づけられていた。
  • リストラされた現在は30 RESIDENTより、まるでノスタルジアから飛び出してきたような雰囲気のAriahが就任したが、こちらは強烈な階段譜面が特徴になっていて、階段が苦手な挑戦者に立ちふさがっている。
  • またDPNがDJT以降三段ラストとして登場していた。
• era(nostalmix)
  • SP四段のソフラン要員。
  • 段位認定が生まれた7thから四段に常に存在しDD以降1曲目として定着し常連となっていたが、28 BISTROVERで遂に姿を消した。
  • 1番手らしく難易度自体はそこまででもないが、ラストに待ち構える見えない同時押し地帯で地味に段位ゲージが削られやすい。
  • また、DPHは段位認定が初登場した当時難関クラスの譜面として知られていて、かつては当時の最高段だった十段の足切りにいたことも。
• R5
  • 10th以降のSP四段のラストを務めていたが、28 BISTROVERでeraと共に姿を消した。copulaではDP六段にも登場。5.1.1.と同じく、EMPRESSでの南雲玲生曲の大量削除からも生き残った。
  • SP四段のラストを長らく務めていたらしく譜面も癖が非常に強く、序盤の「デレデレ…」地帯はともかく、楽曲後半の軸同時押し地帯でラスト付近に到達したゲージを削ってくる。
  • 余談だが、リストラ後に四段ボスとして就任したQQQは、かつて最初に段位認定が実装された7thにて五段ボスとして位置づけられていた曲である。
• NEW GENERATION -もう、お前しか見えない-
  • AC DJ TROOPERSでDPAが九段2曲目に登場。CSDJTでも段位認定にちらほら使われていた。SPHがCSDJTの六段1曲目に採用され、以降SIRIUSからBISTROVERまで長らくの間(Lincleを除いて)SP五段ボスに居座っていた。
• Colors(radio edit)
  • かつての段位常連曲でSPHがSP六段(CS含めて全ての順番を経験)、DPHがDP八段、SPAがSP十段として登場していたが近年は段位採用から遠ざかっている。
  • SPHはCS版最新作のINFINITASで、下記のbloomin' feelingを2曲目に差し置き久々に六段ボスに就任している。
• bloomin' feeling
  • SPHはSIRIUSからCANNON BALLERSまで9作に渡って六段ボスとして君臨していた、CN要素担当曲で、CN譜面という今までにない譜面傾向を段位に取り入れた曲。(「・´ｪ`・)「ﾓﾌｰ
  • 上述したがINFINITASの六段(旧)では何故か2曲目に、そしていACでは8作ぶりに六段に帰ってきたが、なんと3曲目のポジションとなり以前よりも厳しくなっている。また、六段からリストラされてから2作後のHEROIC VERSEではNORMAL譜面が二段の2曲目に就任した。
• V
  • SP七段ではかつてTHE SAFARIと並ぶ常連曲であった。近年は後継曲のV₂がLincle、tricoroにてSP八段3曲目(EMPRESSではSP八段1曲目)として立ちふさがっていた。INFINITASで数年振りに復活し七段1曲目を務め、ACではCANNON BALLERSにて七段に帰ってきた。
• THE SAFARI
  • 通称｢･ω･)｢がおー　AC版では常にSP七段4曲目に居続ける、段位認定実装時から唯一居続けている常連曲。従ってSP七段は「3曲目の終了までにいかにゲージを残せるか」が重要視される。だが、苦手意識の度合によっては、3曲目までのラインナップ次第でサファリ挑戦前に退けられたり、「サファリ難民」があるようにほぼ100%残せても｢･ω･)｢がおーされる場合も・・・？
  • 30 RESIDENTで再びライオンの出力アニメが帰ってきたのもあり、ライオンのインパクトに押されて今日もどこかでがおーされている人が…
  • AC版以外でもこの曲が入っていれば、SP七段のラストには必ずこの曲が待ち構える。INFINITASは2024/03に変わったラインナップでもやはり健在。ちなみにDPでも、INFINITASで当初のラインナップで八段の3曲目に入ったことがある。
• Wanna Party?
  • EMPRESS以降、DP七段の課題曲として登場。SIRIUSまで2曲目で登場しResort Anthemでは1曲目として定着している。
  • ☆9屈指の混フレ譜面として立ちふさがっている。ちなみにCSDJTではなんと六段ラストとして登場した。
• gigadelic
  • SP八段4曲目常連曲で、数少ないHYPERで☆12という屈指の難易度を誇る。
  • 楽曲が初収録されたIIDX REDからDJTを除き、八段ボスを長年務めていたが、26 RootageでS!ckに交代し多くのプレイヤーに衝撃を与えた。
  • 一方で過去バージョンの復刻段位をプレーする事になる段位認定-極-における八段では当然の如くこの曲がボスとして就任したバージョンの段位をプレーする事になる。また、INFINITASでは二度目の楽曲入れ替えの際にも当然の如く八段に就任している事から、アーケードの現役から引退した身ではあるものの、プレイヤーとギガデリとの戦いはまだまだ続きそうである。
• S!ck
  • 26 Rootage～28 BISTROVERにおいて、SPA譜面が前述のgigadelic(SPH)に代わり八段ボスとして君臨した楽曲。
  • 楽曲自体の初出は20 tricoroであるが、その1つ前の19 Lincle初出のThe Sampling Paradiseと(kors k楽曲詰め合わせ的な意味で)似通っており、譜面自体も同曲SPAの劣化版という評価が多く、段位ボスとしての評判はおおむね良い。
  • しかし、本曲がリストラされて以降の八段ボスはバージョン毎に入れ替わっている事から定着していない。
• THE LAST STRIKER
  • 元々はDJTのエンディング曲。CSDJT及びAC SIRIUSでプレイ可能となった。Resort AnthemからDP八段ボスに就任し、PENDUALでは一度その座から降りていたもののcopulaで復活。
  • 序盤の☆10とは思えない擬似DB物量で容赦なく七段を薙ぎ倒していく。
• THE DEEP STRIKER
  • DJ TROOPERS以降、SP九段の1曲目(足切り)として定着しつつあったが、SIRIUSにてリストラされた。
• moon_child
  • かつては十段曲だった時期もあるが、AC DJT以降九段ボスとして定着していた。しかしLincleにてリストラされた。ある意味九段ボスが☆12（の比較的弱い部類）で定着するようになった開祖。10th八段？何それ？
• The Sampling Paradise
  • tricoro以降のSP九段ボスを務めていた楽曲。
  • 皿絡みとサビメロディ部分の鍵盤発狂で挑戦者に立ち塞がる。ﾀｰﾝﾃｰﾎﾞｰｼﾞｬﾝｷｰww
  • 九段ボスのマモニスおじさんとしてすっかり定着していたが、CANNON BALLERSにてScripted Connection⇒ A mixにその座を明け渡すこととなった。
  • 以降はおっさんは段位から姿を消した…と思いきや、次回作のRootageではSP五段で意外な姿でプレイヤーの前に現れる事に…
• AA
  • 十段最多収録回数(AC IIDX RED4曲目、AC GOLD3曲目、AC DJT～SIRIUSボス)を誇る旧常連曲。
  • 十段最弱曲説が存在した(だいたいこいつのせい)せいか、Resort Anthemにて十段をリストラされた。DPも最初の皆伝に位置したこともあったが、流石に弱いためか十段に格下げとなり、INFINITASでは十段1曲目というポジションに。
  • なお、28 BISTROVERでは同曲のセルフリミックスであるAA -rebuild-が十段ボスに就任していた。
• Colorful Cookie
  • CS EMPRESSおよび、AC SIRIUS以降CastHourまでSP十段の常連かつ鬼門として定着していた楽曲。
  • 癖の付きやすい前半の繰り返し譜面と、後半の超密度同時押し発狂で十段挑戦者を叩き落とす。
  • 一度リストラされたPENDUALは、同期の不沈艦CANDYが代役を務めていた。その後、RESIDENTで再び外れたものの、Sparkle Showerにてボス枠のBEAT PRISONERと共にまさかの再登場を果たし、再び鬼門に向き合わなければならない。
• GOLDEN CROSS
  • 今日の将棋。
  • CSGOLD初出時にいきなりSP十段のボスに抜擢され、SIRIUSでACに移植された後そのままResortAnthem・LincleでもSP十段のボスを務め、AAとはまた違う物量譜面で挑戦者に絶望を与えていた。が、tricoroで早々にリストラされてしまった。
• reunion
  • tricoroよりSP十段のボスとして定着していた曲。
  • 序盤のXXに始まり、押しにくい階段やトリルなどが含まれる全体難な構成で十段取得最後の壁として立ち塞がる。EX段位では事故死の危険性が高く脅威となる。ｱｲﾊﾞｯﾂｪ!!
  • 本曲は段位常連曲でありながら特殊な扱いがなされていた。
    就任以降は3作ごとにリストラされては次回作で復帰を繰り返していて、22 PENDUALでは同じ作曲者のThe Limboに、25 CANNON BALLERSではBroken Swordに、そして28 BISTROVERではAA -rebuild-に取って代わられていた。
  • だが、29 CastHourにてBEAT PRISONERが十段ボスに採用されてからは三作連続で十段ボスに就任。これにより正式に本曲が十段ボスだった時代に別れを告げる事になった。
  • 一方でULTIMATE MOBILEやINFINITASといった現行の家庭用作品では相も変わらず十段ボスとして段位の最後に立ち塞がっている。
• Raison d'etre ～交差する宿命～
  
  • tricoroを除くResort AnthemからのDP十段のボスとして、INFINITASを含めて立ち塞がっていた曲。しかし、RESIDENTでGodspeedに代わる形で段位から姿を消した。
  • 独特の押しづらさで十段挑戦者に存在意義を問い続けている。

伝位（中伝・皆伝）

•  ピアノ協奏曲第1番”蠍火”
  • 登場以来、十段と皆伝を行き来していた罪作りな曲。
    初登場時はあまりの難しさに段位認定投入が見送られた程である。
  • SPではHYPERが登場作の九段に入ったことがあったが、後にCS EMPで八段に降格。HAPPY SKYからANOTHERが段位に登場。当時最高段位であった十段の3曲目を務め（CS IIDXREDも同様）、皆伝が初実装されたDistorteDからは皆伝常連曲であったが、EMPRESSにて十段に落とされたうえ、次verのSIRIUSではSP段位認定自体から姿を消してしまった。その後SPではSINOBUZのみ中伝1曲目に復活。
  • DPでは皆伝の足切り(門番)として永らく君臨し続けていたが、こちらもPENDUALにて解任され、かつて2曲目にいたことのあるBad Maniacsや天空の夜明けにとって変わられた。
    だが、その次作のcopulaでDPの方も4曲設定になったが、その流れで本曲もDP皆伝に復活。解任されてからわずか1バージョン後の話であった。だがRootageで姿を消すことになり、INFINITASのラインナップ変更前や、極段位によって過去のラインナップでプレイする機会がある程度。
    余談だが、copula及びSINOBUZでの他のquasar以外の2曲のDP皆伝採用曲は、当時DP皆伝で実装される機会が多かった楽曲でもあり四天王成立とも言える。ちなみに他の機種でも四天王扱いされているとか。
  • 32 Pinky Crushにて、続編的ポジションでソフラン幅・譜面傾向的に上位種のピアノ独奏無言歌"灰燼"が天空の夜明けの前に君臨。途中の加速しながらトリルを押し続ける部分はBADハマリの危険もあり、DP皆伝の達成率的な意味でも難しくなった。
• MENDES
  • 登場直後にSPAがAC TROOPERS皆伝3曲目に就任していたものの、他の曲に比べて弱い為かすぐにリストラされてしまった。
  • 時は経ち、copulaで実装されたSP中伝3曲目に登場。Refluxのラス殺しからの序盤難の構成で挑戦者を殺しに掛かる。INFINITASでも同じ位置で採用されており、quellのラストからの構成はAC以上とまで言われた。その為かSINOBUZではSP中伝ボスに昇格。
    以降は同ポジションに定着しており、中伝取得の最後の壁としてプレイヤーの前に現れていたが、28 BISTROVERをもって中伝ボスを降板。
    それからは2バージョンの間はSigmundが中伝ボスを務めていたのだが…RESIDENTの中伝ボスで思わぬ事態が発生するとは誰が思ったのだろう。
  • DPA譜面は着地というDP特有の難しさも重なり、CS DJ TROOPERS、INFINITAS、CANNON BALLERS、Rootage、RESIDENT、EPOLISにてDP皆伝2曲目を務めており、極でのプレイ機会が多い。また、SP1級ではN譜面が1~3曲目に就任している。
• Bad Maniacs
  • 前作SIRIUSでquellが両皆伝に就任したが、こちらはResort AnthemでSP・DP両皆伝に就任した。
  • SP側は皆伝としてはパンチがあまりにも弱すぎるためか、俗称的にザコマニ呼ばわりされる羽目に。後にRootage～BISTORVERで中伝のポジションに降格している。
  • DPはSPより50ノーツ少ないが、2+3+6や2＋3+7といった、片手では押しにくい同時押しのパターンや、それが絡む細かい配置でトップクラスに押しづらさな意味で難しい。SPとは逆にツヨマニ呼ばわりされる程で恐れられる、譜面配置の妙で難しくなっている例と言えよう。
  • DP皆伝では以降の作品において3曲方式でLincle・PENDUALに、4曲方式になってからはcopula・SINOBUZとBISTROVER・CastHourで採用されており、INFINITASでも当初および2024/03変更後のどちらも健在である。このため極段位においてプレイする機会が多い。
• 嘆きの樹
  • 主にSP皆伝の門番を務めていた楽曲。
    Lincleまでは1曲目と2曲目を行き来していた。其の嘆きこそ、我の糧也。
  • かつては冥と共に皆伝が初実装されたDistorteDからPENDUALまで一度もSP皆伝から外されたことのない皆伝皆勤曲であった。しかしcopulaでついに皆伝からリストラ。
    それからは過去作の皆伝に実装されていたperditus†paradisusが代役を務めていたが、CANNON BALLERSで皆伝に復帰後、28 BISTROVERでEMERALDASと変わる形でリストラ。極段位でプレイする機会が多かったが、32 Pinky Crushではこの曲入ったバージョンの皆伝が1つも採用されていないことが、インフレを物語っている。
  • 更にそれから数年後に稼働した30 RESIDENTでは中伝ボスにperditus†paradisusが就任。同曲はcopula以降のバージョンにおいて皆伝の門番の座を奪い争っていた宿敵の様な存在であり、対となる本曲もいずれは中伝ボスへの就任が期待されている。
  • なお、perditus†paradisusが度々本曲に代わって皆伝の門番として就任していた理由は、本曲の体力譜面かperditus†paradisusの繰り返し譜面のどちらかが得意か個人差が分かれていたかららしい。
  • AC GOLD～EMPRESSではNORMALが三段に、DPはAC GOLDのみHYPERが十段に入っていた。
• EMERALDAS
  • 令和時代のSP皆伝の門番を務めていた楽曲で、BISTORVERで嘆きの樹のポジションに位置する形で登場。
    これまでの皆伝では要素の薄かった中速系の鍵盤力、特にCN力で昨今においてまさに適任となり、SP皆伝はノーツレーダー6種および技量を満遍なく求められるようになった。
  • なお、32 Pinky Crushで前作の裏皆伝で猛威を振るったSomnidiscothequeに変わった。
  • 意外なことに段位に登場したのはDP側で、HEROIC VERSEの皆伝2曲目に位置しておりBISTORVERで外れたが、SP側では外されたPinky Crushで1曲目に再登場。
• 灼熱Beach Side Bunny
  • SP皆伝の2曲目を務めている楽曲で、SPADAからその座を維持し続けている。
    昨今の皆伝において要求されるスクラッチ力の基準ともいえる役目を果たす皆伝常連曲のため、下位の段位で時折スクラッチ特価な譜面が段位に採用されているのを踏まえると、決して避けることはできないだろう。当時最大だったスクラッチ数を誇るかまぼこ工場とレイヤーの灼熱君が印象的。<(╹ヮ╹)>YO!
  • LincleではHYPERがSP八段に就任していた。
  • DPでもSPに迫る皿数を誇りながらも、左右に分かれており負担が減りやすい観点からか、INFINITAS中伝の2曲目（2024/03～）・3曲目（当初）に位置している。
• 卑弥呼(BEMANI)
  • ACにおいて全SP譜面中でも冥・嘆きを上回るANOTHERのノート数(2119)を誇る譜面で、EMPRESSでの登場以来SP皆伝3曲目を務める皆伝常連曲。長い二重階段、縦連打にソフラン(おまけにアウトロが低速で高密度というラス殺しまで完備)もあるため、人によっては冥より厳しいとの声も。
• 冥
  • SP皆伝4曲目。SP段位のラスボスとして、DistorteDで皆伝が初めて設けられてからその座を守りきっている皆伝皆勤曲。
    中盤の超発狂を初めて越えられた時の達成感は計り知れないものがあるであろう。
  • 余り話題にならないが、DPAの難易度も相当の難しさであり、その難しさから段位認定から外されているのではないかと思われている。
• 天空の夜明け
  • Lincleの最終ボスとして登場しキュベリアおばあちゃんが登場するレイヤーが印象的な楽曲。
  • tricoroにてSPDP両皆伝に就任するという快挙を成し遂げプレイヤー達の話題をかっさらった。しかし、次回作SPADAでは早くもSP皆伝からリストラ。代わりに上記灼熱Beach Side Bunnyが同ポジションに就任し現在に至る。
  • それからしばらくの間はSP段位に姿を見せなかったのだが、30 RESIDENTではまさかの中伝3曲目に就任した。もっとも、この時代になるとプレイヤーレベルの平均も上昇し相応の高難易度譜面も揃いつつあるのだが。
  • 一方DPはスクラッチの無い譜面でありながら、休みなくさばく物量譜面は驚異的で、皆伝ではPENDUALまで2曲目、DP段位の曲目の構成が3曲から4曲に変更されたcopulaから3曲目に就任し現在に至る。
  • 下位譜面の段位採用は今のところ無いが、Rootageでは続編曲のSky HighがSP中伝1曲目に、BISTROVERでは本曲の流れを継ぐLast DanceがSP初段2曲目に就任した。
• quasar
  • 皆伝が初実装されたDistorteDからDP皆伝に入っている皆勤曲。
    冥がSP段位のラスボスなのに対し、こちらはDP皆伝のラスボス。初登場のDistorteDではなんと1曲目として登場した。SPも全譜面で段位課題曲収録経験がある。
    しかし、CSにはこの曲がウイニングランと言われてしまうほどの狂った課題曲設定の皆伝が存在する。

関連項目

• beatmania IIDX
• 段位認定
• 一覧の一覧