捷号決戦!邀撃、レイテ沖海戦(前篇)とは、ブラウザゲーム「艦隊これくしょん〜艦これ〜」にて、2017年秋に実装されたイベント(期間限定海域)である。
実施期間は2017年11月17日から。イベント終了日時は12月11日11時、期間は約3週間。
通称「2017年秋イベント(17秋イベ)」。
事前情報
以下、運営の公式twitterなどから判明している情報を記載。
- 作戦の舞台はレイテ沖海戦から、捷一号作戦がモチーフのイベント
(全4パターンあった「捷号作戦」のうち、フィリピン方面を想定した作戦) - 作戦規模は「中規模作戦」の全4海域イベント
- 艦これ初の「前後編」二段構成のイベントで、来冬(2018年冬)に「後編」が開始予定
- 新艦娘、及び新装備が実装予定
- 新陣形【警戒陣】が実装、通常艦隊及び遊撃部隊で選択可能に
(艦隊後半に配備された艦が前方に展開し、旗艦や二番艦などの主力艦を護りつつ進む、警戒型の陣形) - 最終海域ほか一部のステージでは「遊撃部隊」による出撃が可能になるステージが登場予定
- そして「前篇」の最終海域は西村艦隊にとって因縁の戦いである「スリガオ海峡」がモチーフと予告されており、これに伴いイベント開催前月の2017年10月18日と25日のアップデートで因縁の深い艦娘に「決戦前夜」ボイスや、鉢巻を付けたり装備を整えとても凛々しい姿となった「スリガオ海峡突入mode」の期間限定立ち絵が実装されている。さらに西村艦隊の駆逐艦・満潮には改二も実装された。
これらの情報から、最終決戦は西村艦隊が道中の進軍ルート固定や一部敵艦隊への特効効果があるのではないかとも目されている?
なお、2020年にflashがサポート終了する事に伴い、「艦これ」は「二期」として2018年春にHTML5版への移行を控えている(サービスが終了するわけではない)ため、前後編合わせてflashゲームとしての「艦これ」の「一期」最後を締め括るイベントともなった。2018年冬には「後篇」が作戦開始予定。
本イベントの新要素
- 警戒陣
上述の通り、本イベントから実装された6つ目の陣形。旗艦や二番艦が被弾しにくくなり、前方に展開した警戒艦に敵の攻撃は集中しやすくなる反面、警戒艦の回避力が向上する特徴がある。同効果は特に駆逐艦の場合により高い回避効果が乗る。
なお艦隊陣形後方に下がった主力艦の火力は低下する為、道中の戦闘被害を抑える目的に適しているだろう。
その一方で雷撃の威力は変わらないほか、対潜については後方は変わらず、逆に前方に展開した警戒艦の方が低下する。 - 遊撃部隊、及び単艦退避
第2海域以降から使用可能。詳細は上記を参照。なお、単艦退避自体は第2海域でも可能だが、「遊撃部隊 艦隊司令部」を入手できる任務の発生タイミングの関係上、使用可能になるのは第4海域解放後となる。 - 対潜支援哨戒
本イベントからは支援艦隊を出撃させる際、対潜装備を装備した駆逐艦や海防艦、及び対潜攻撃可能な艦載機を搭載した軽空母などを編成する事で支援艦隊で敵潜水艦を攻撃可能となった。対潜装備を満載の軽空母や駆逐艦・海防艦を総動員すれば、敵潜水艦部隊が支援攻撃のみで2、3隻ほど沈んだり部隊が半壊する事すらある。
従来のイベントでは支援艦隊で道中の潜水艦を攻撃できず、ボス戦用の装備を犠牲にして対潜装備を持たせるか、それとも被害が最小限で済む事をただ祈るか、を迫られ泣きを見た提督は多かっただけに、早速の活躍が期待できるだろう。
また基地航空隊も同様に、対潜哨戒可能な艦載機がいる場合は敵潜水艦を攻撃できるようになった。 - 敵連合艦隊との開幕夜戦
こちらが連合艦隊を編成している状態での開幕夜戦マスは過去にも例があったが、今回初めて敵が連合艦隊を編成している状態での開幕夜戦マスが登場した。
このマスでの挙動は特殊であり、攻撃順が上から順番になるのではなく昼戦のように射程順になり、またこちらの攻撃は二巡するが、一巡目では敵の第二艦隊が行動し、二巡目では敵の第一艦隊が攻撃する。
なお、このタイプのマスはすべて払暁戦となっている。 - 防空ギミック
これまで空襲マスでS勝利することで装甲破砕ギミックが発動するなどの仕様が登場していたが、今イベントではダメージを受けたか否かではなく制空権争いに勝利したかというのがギミックの発動条件となっている。ギミックに関係しているのは全て空襲戦で航空優勢以上が条件となっているため、空襲戦マスに戦闘機のみで編成した航空隊を飛ばすのも有効となった。
また、基地空襲も同様にギミックと関わっており、特定のマップでは基地が無傷であることが条件となっている。 - お札による出撃地点の変更
以前の複数の出現地点があるMAPでは出撃地点を決定するのは艦隊の編成の内容のみであったが、今回初めてこれまで出撃制限にしか使われていなかったお札によって出撃地点が変化するようになった。
詳細は最終ステージの説明を参照のこと。
仕様変更
- 支援の条件変更
これまでは空母系3隻以上で航空支援、軽巡+雷巡+駆逐艦4隻以上で支援長距離雷撃、それ以外で支援射撃となっていたのだが、そのうちの一部が対潜支援哨戒になっただけではなく、これまで支援射撃だったのが他の支援になる事象が確認されている。
これまでの定番だった戦艦2空母2の支援では航空支援になり、また一部エコ支援編成で支援長距離雷撃になるなどが挙げられる。 - 夜戦支援
開幕夜戦マスでは支援が来ることはなく、払暁戦では昼戦突入時に支援が来るという仕様だったが、開幕夜戦マスでも夜戦開始前に対潜支援哨戒を除く支援が来るようになった。
これにより夜戦開始前に敵を減らして事故を減らすことが可能に。 - 夜戦マスの明示
これまでは夜戦マスであっても通常の戦闘マスと同様●表示だったが、⦿表示となり区別されるようになった。払暁戦マスは半分が赤、もう半分が青で表示される。ただしボスマスの表示は変化なし。
なお、こちらで表示されるマスであっても気のせいマスとなることもある。
復活した仕様
- 払暁戦
開幕夜戦で一定条件を満たすと昼戦に突入する戦闘の通称。2013年秋イベント「決戦!鉄底海峡を抜けて!」以来となる4年ぶりの復活となった。
ただし、今回のイベントでは払暁戦となるのはマップの終点のみであり、道中で出現するということがなくなった。
なお、払暁戦となるマスは必ず敵が連合艦隊を組んでいる。
出撃制限
E-1 (通常艦隊) |
E-2 (通常艦隊) |
E-3 (連合艦隊) |
E-4 (通常艦隊/連合艦隊) |
|
志摩部隊 | 〇 | 〇 | × | 〇 |
主力艦隊 | × | × | 〇 | 〇 |
西村艦隊 | × | × | × | 〇 |
作戦内容
第1ステージ 奄美群島沖/台湾沖 第二遊撃部隊、抜錨!
最初の海域。通常艦隊での出撃となり、『志摩艦隊』の出撃識別札が付く。航空巡洋艦が活躍できるマップだが、最上はE-3以降へ温存する事を推奨。
なお戦艦、及び空母は出撃不可。
基地航空隊は1部隊のみ使用可能で、このステージでは目的に応じて様々な運用をすることになる。必要な行動半径はEマスが2、Kマスが6、Lマスが7、ボスマスが8。
最初にも関わらずマップにはギミックがいくつも用意されているので、クリアまでには段階を踏む必要がある。具体的には、開始時点ではボスマスが存在せず、以下の手順を辿ることになる。
- FマスとKマスへ到達する。これでJマスより北西側に新たな進行ルートが出現する。
(この際、戦闘機ガン積みの基地航空隊をEマスへ送る事を推奨) - その後OマスとPマスへ到達することでOの西にボスマス(S)が出現、となる。
- 甲作戦の場合は2.に加え、Eの空襲マスで航空優勢~制空権確保、を達成する必要もある。戦闘機4隊で構成した基地航空隊を目的の空襲マスへ派遣すれば達成しやすい。(E以外の空襲マスでも同様の手順が必要かは要検証)
ちなみに道中出現する敵部隊は大半が、空襲か潜水艦のみなので駆逐艦や海防艦、軽空母などがメインの対潜支援を出すと安定するだろう。特にボス艦隊を倒しに行く際は対潜装備を積む余裕がないので大いに活躍できる。
ボスは軽母ヌ級改flagship(乙以下の場合はヌ級改elite)。
随伴にも改ではないヌ級が出現する上、従来の敵艦載機が新型のタコヤキ艦載機に変わっているので制空も強化された。
空母も航空戦艦も連れていけない為に航空戦力がとても貧弱な状態で戦う事になるうえ、甲作戦の場合はボス艦隊の随伴にダイソンこと戦艦棲姫が早くもお出ましになるので驚愕した提督も多いだろう。しかもゲージ破壊可能になるとイベント最終面恒例のダブルダイソンがいきなり登場である。
乙以下の場合は随伴が戦艦ル級に変わるものの、制空権を敵に奪われた場合はフラルが砲撃戦で連撃を放ってくるリスクがある為、脅威は戦艦棲姫とほぼ同程度。
航空巡洋艦や水上機母艦、あきつ丸を連れていけば航空劣勢を回避するくらいは可能だが、何にしてもボス攻略時は決戦支援と基地航空隊を惜しまず投入しよう。基地航空隊は陸攻をガン積みするのが無難だが(ただしボーキサイトの消費が痛い)、二式大艇やカタリナを含めた戦闘機部隊を差し向けて敵艦載機を墜とすのに役立てるのも一つの手。折衷案として戦闘機1+陸攻2で航空劣勢に調整するという手もある。なお、ゲージ破壊時であれば敵の制空値が一気に下がるので、陸攻ガン積みでも航空劣勢になる。
札の名前の通り志摩艦隊がキーになっており、特定の編成条件を満たした上で志摩艦隊を甲3乙2丙1以上含むとJ→Mのルート固定が可能になる。また、志摩艦隊に特効があるのではという噂もある。E3は小沢艦隊、E4はおそらく西村艦隊の出番となるので、志摩艦隊の艦が育っているのならここで使ってしまうといいだろう。
- 甲:給糧艦「伊良湖」x4、給糧艦「間宮」、戦闘糧食x3、九五式爆雷、零式水上偵察機11型乙(熟練)
- 乙:給糧艦「伊良湖」x3、戦闘糧食x2、九五式爆雷、零式水上偵察機11型乙(熟練)
- 丙:給糧艦「伊良湖」x2、戦闘糧食x2、零式水上偵察機11型乙
乙以上でクリアする事で「九五式爆雷」と「零式水上偵察機11型乙(熟練)」が入手可能。後者はかなり強力な水上偵察機なのでぜひとも狙いたい。海域の難易度はそれほど高くなく、着任して日が浅い提督でも乙以上を狙えるかもしれないのでチャレンジの価値はある。
もっともそれ以外は給糧艦やおにぎりの数くらいしか違わないので、報酬を第一に難易度を選ぶのなら甲作戦に拘る事もないのだが。
レアドロップでは、ボスマスでは山風、瑞穂、占守、択捉、巻雲、秋雲などがドロップを狙える。
また行き止まりのLマスでは占守、択捉、山風、大淀、葛城がドロップする。
海防艦や葛城たちを掘り当てるためにLマスを周回するなら、潜水艦のみの編成でLマスへ行く事で資材消費を抑えるという手段もあるが、道中の潜水艦に2回敗北するので敗北数が増えてしまうリスクに注意。
第2ステージ 台湾沖/ルソン島沖 捷一号作戦、発動準備
第2海域。通常艦隊での出撃となり、『志摩艦隊』の出撃識別札が付く。また、この海域では遊撃部隊での出撃も可能。
輸送作戦となっており、TPは甲400、乙370、丙330(いずれも司令部Lv最高の場合)。
なお正規空母・装甲空母は出撃不可。引き続き、西村艦隊と小沢艦隊は温存を推奨。
基地航空隊は1部隊のみ使用可能で、このステージでも目的に応じて様々な運用をすることになる。必要な行動半径はCマスが2、Dマスが4、ボスマスが5。
出撃のデフォルトが第一艦隊のため、遊撃部隊となる第三艦隊で出撃するつもりが第一艦隊で誤出撃してしまい、つけたくない艦に札を付けてしまったという事故例が報告されている。
この海域に出撃できない正規空母や装甲空母を第一艦隊に編成しておくのを推奨。
一応第1艦隊でも出撃は可能だが、7隻編成で出撃した方が効率はいい。
このマップにもギミックが存在する。まず出撃してみるとわかるのが、ボスマスへの異常な遠さである。
最短経路でも通常マス3、潜水マス2、空襲戦マス2を通過することになり、一応弾薬は残るものの燃料ペナルティが非常に厳しいものになる。
しかし、CマスとDマスで航空優勢以上(乙はCのみ、丙は不要)をとり、潜水新棲姫が待ち構えるJマスでS勝利をすることで中央上(台湾の左側辺り)に新たなスタート地点が出現する。
ここで志摩艦隊が甲4乙3丙2以上かつ戦艦0軽空母0を満たすと最短経路でボスマスに到達可能。
ボス戦前に戦艦タ級が2隻で待ち構えるLマスは、警戒陣で切り抜けるか基地航空隊や道中支援を使おう。
ボスは重巡棲姫。
随伴艦に軽母ヌ級改flagship(甲の場合)がいる。最短経路を通ろうとすると軽空母を編成できないので、水戦を使って制空をとる必要がある。
なお、輸送作戦ということでボス撃破の必要はないので、重巡棲姫の装甲についてはそこまでシビアに考える必要はない。
基地航空隊は陸戦1陸攻3として劣勢調整するといいだろう。
クリア報酬は海防艦「佐渡」、給糧艦「間宮」、及び以下の通り。
乙以上でクリアすることで新装備の対潜哨戒機「試製東海」を入手できる。これにより、基地航空隊が潜水艦を発見、攻撃することが可能になる。
甲と乙は新型砲熕兵装資材しか違いがないので、全て甲でクリアしたい、あるいは積極的に改修をしていて新型砲熕兵装資材が足りないといったわけでもなければ乙でクリアしてもいいだろう。
レアドロップとしてJマスのS勝利限定で雲龍、神風、春風、神威、松輪、伊401、まるゆがドロップするほか、ボスマスでは新実装の対馬、清霜、早霜、春雨、礒風、阿賀野、能代、朝雲、野分、藤波、速吸、雲龍などがドロップする。
対潜キャップが上昇したことで潜水新棲姫は思いのほか倒しやすいので、Jマスでのドロップを狙ってみてもいいだろう。2のスタート出現後でも、水上機母艦を編成すると最初の1のスタートから開始となるのでJマスを目指す際に。(そのため、海域攻略時に大発・航空戦要員で水上機母艦を編成するのは非推奨。)
第3ステージ 捷一号作戦 作戦海域 捷一号作戦、作戦発動!
第3海域。こちらは連合艦隊での出撃となり、『主力部隊』の札が付く。E-1とE-2で出撃した艦は使用不可。
基地航空隊は2部隊使用できる。
まさかのゲージ3本、トリプルゲージ海域である。このため、E-3だけで実質3ステージ分の時間や資材・バケツが必要になるので腰を据えてかかろう。海域数の意味って何だっけ・・・?
無論、難易度を途中で変更した場合はゲージ1本目からやり直しになるので、難易度の選択及び艦隊編成は慎重に。
クリア報酬は四式戦 疾風、艦隊司令部施設、戦闘詳報×2、及び以下の通り。
東海(九〇一空)はE2の甲乙報酬である試製東海の完全上位互換。
一方ドロップも豪華で、新登場の伊400に加え、対馬を始めとする海防艦や春日丸なども入手できる。
春日丸と松輪は3か所全てのボスマスで狙えるが、伊400は最初の防空棲姫マスでは落ちない。
E-3A 防空棲姫戦
1本目は戦力ゲージ。基地航空隊の必要行動半径はEマスが2、BとG(ボス)マスが4。
第一艦隊に戦艦1隻かつ空母0で高速統一した場合のみ最短経路を通れるので、重巡・航巡を主体とした水上打撃部隊が主流となっている。なお、第一艦隊に重巡+航巡は4隻までしか編成できないので、高速戦艦1+(重巡+航巡)4とするともう1隻空母以外の艦種が必要となる。秋月型などの対空CI要員を入れる、由良改二で制空補助させるなどが有効。なお、第二艦隊の空母はルート条件と無関係なので、ボス戦での制空補助のために編成してもいいだろう。
ボスは防空棲姫。
随伴艦に軽母ヌ級改flagship(甲の場合)がいる。最短経路の場合第一艦隊に空母を編成できないが、第二艦隊に編成していれば制空権確保も問題ないはず。
防空棲姫は15夏イベより大幅に弱体化しており、甲でも装甲は223しかない。ゲージ破壊可能になると装甲は上昇するが、それでも273なので、雷巡の連撃や魚雷カットインなどの高火力の攻撃で問題なく撃破できる。
なお、ボスマスは本イベントで秋月や照月がドロップする唯一のマスである。またE-3ボスマスで対馬がドロップするのもここ一か所のみ。
しかしその一方で、3つあるボスマスの中で唯一ドロップなしの可能性もある。
E-3B 輸送作戦
2本目は輸送ゲージ。輸送連合でないと輸送ボスマスに到達できない。ここがE-3の山場となる。
必要な基地航空隊の行動半径はEとJ(ボス)マスが2、Dマスが3。
道中では2戦目の潜水マスと3戦目のネ級マスが厄介。道中支援もしっかり送った方がいい。
なお、高速統一しないと空襲マスが1戦増えてしまうが、第十六戦隊の青葉、鬼怒、浦波もしくは志摩艦隊で輸送に従事しスリガオ不参加だった初春、若葉、初霜を甲3乙2丙1以上編成することで回避可能という報告があがっている。なお、3隻セットのうち何隻いるかで判定されるため、例えば青葉、鬼怒、初霜がいてそれ以外がいないという場合は2隻と判定されて甲では逸れてしまうので注意。
ボスマス到達に必要な索敵値もやや高めのようで、大発やドラム缶を満載したら揚陸マスの後にIマスへ逸れた報告もある為、電探や水上機の準備も忘れずに。
ボスは駆逐古姫。
しかし問題は随伴艦で、甲の場合は17冬イベ以来となる戦艦レ級eliteがいる可能性があるのだ。なお、乙だと無印になり、丙では出現する可能性はない。
一応第一艦隊なので開幕雷撃が飛んでくることはないが、制空権争いは劣勢回避がやっととなるだろう。大鷹を使えば優勢以上も狙えるが、そうなると軽巡ツ級により全滅させられる恐れがある。
A勝利ならボスに到着さえすれば難しくないのが幸いか。そのため、ボス戦をA勝利で妥協して基地航空隊を2部隊とも道中の敵に投入するのも手である。
ボスマスで伊400がドロップするのもここから。とはいえ後述の空母棲姫マスでもほぼ同じレア艦がドロップする為、E-3クリア後に掘り目的でこちらへ来る意味は殆ど無い。
E-3C 空母棲姫戦
3本目は戦力ゲージ…なのだが、甲や乙では輸送を終えることに加え、基地空襲からの防空というギミックを達成しないといけない。
甲の場合、基地空襲を無傷で防空しないといけないのだが、最高級の局戦や陸戦を配置しても航空優勢止まりなので、これはもう運次第と言わざるを得ない。乙であれば航空優勢かつ微小ダメージでも問題ないようなので大分楽である。なお、丙の場合はそもそも空襲が起こらないためかこのギミックは存在しない。
なお、当初は不具合があり、輸送ゲージ破壊後に空襲のサイレンが鳴るが空襲が発生せず猫り、再ログインするとギミックが解除されていたという事象がみられた。運頼みの防空をする必要がないため、早期攻略した人は得をしたといえる。
3本目の戦力ゲージマスは左側の1本目の戦力ゲージや輸送ゲージ用のマスとは完全に分断されているため、右側スタートとなる空母機動部隊で出撃する必要がある。
小沢艦隊がルート固定要員となっており、甲乙6丙5以上編成することで経路を短縮できる。最短経路のためには戦艦0正規空母1隻以下空母系3隻以下と史実艦の条件を満たす必要があり、空襲が1戦増えてもいいなら戦艦+空母系が5隻以下でもよい。この条件を満たさないとPマスの後に潜水マスを踏むことになるので、事故を減らすためにも史実艦はしっかり編成しておきたい。
ボスは空母棲姫。連合艦隊で随伴艦には空母ヲ級がおり、甲の場合は最終形態でヲ級改になる。
とはいえ、鬼・姫級がいるわけでもないので、実際のところそこまで苦戦することはなく、支援を出さなくても十分クリアできる可能性がある。
制空値が高く、特に最終形態では477もの数値になる。基地航空隊を劣勢調整して送り込み、しっかり制空値を削っておきたいところ。ボスマス(S)へ必要な行動半径は6以上なので、艦戦や陸戦を編成する際は注意。
E-3で伊400や松輪などを掘るなら駆逐古姫マスよりもこちらのルートの方が戦力的に楽。
なお、E-3を完全クリア後は基地空襲が発生しなくなる。
最終ステージ スリガオ海峡沖 あの海峡の先へ
本イベントの最終海域。通常艦隊、連合艦隊、遊撃部隊のいずれでも出撃できるが、ボスマスへは通常部隊か遊撃部隊でのみ到達でき、また第三部隊での出撃時のみ『西村艦隊』の札が付く。なお、別の札がついていても出撃可能。
ここには3つのスタート地点があり、左中央は連合艦隊、中央上は第三艦隊ではない艦隊または『志摩艦隊』の札が付いた艦のみでの第三艦隊、左下は『志摩艦隊』の札が付いていない艦(『主力部隊』の札がついている艦も対象)を含む第三艦隊となる。
開始時点でYマスまでの25マスという圧倒的な密度であるが、ボスマスは出現していない。U、YマスでA勝利、V、Nマスで航空優勢以上、Xマスへ到達、基地空襲を無傷という条件を満たすとZ1~Z9のマスが追加される。なお、ここでは航空隊を3部隊使えるので、基地空襲を無傷で防空するというのはE3とはうってかわってそこまで苦労しない。
Z1~Z9が追加された後、Z4、Z8マスでA勝利、Z6、Z9マスでS勝利、基地空襲を無傷という条件を満たすとZZ1~ZZ3のマスが追加され、ここで初めてボスに挑めるようになる。こちらのギミックではZ6マスでのS勝利が非常に難易度が高い。見落とされがちなのはZ6に向かう道中となるZ4マスでのA勝利である。
なお、ギミック達成のために勝利する必要があるマスのうち、開幕夜戦マスは久しぶりの登場となる払暁戦となっている。
ルート固定要員として栗田艦隊と西村艦隊がある。栗田艦隊は連合ルートに関わっており、6隻以上編成することで厄介な潜水新棲姫マスを通過する必要がなくなる。
西村艦隊は遊撃部隊に関わっており、甲だと6隻以上で左下からスタートした場合にボスまでの道中が1戦減少する。
ボスは海峡夜棲姫。連合艦隊となっており、第一艦隊の随伴艦は全て戦艦ル級で、第二艦隊に駆逐艦とPT小鬼群がいる。夜戦なので一撃で大破させられる可能性があるが、逆にこちらも駆逐艦の連撃でも姫以外なら撃沈させることが可能なので、削っていくことならボスに到達することさえできれば問題ないだろう。
しかし最終形態になると海峡夜棲姫 -壊になるとともに、第二艦隊に防空埋護姫が出現する。こいつが防空ダイソンともいえる働きをするので、なかなか一筋縄ではいかない。
ゲージを破壊すると第二ゲージが出現し、随伴艦だった防空埋護姫がボスとなる。ダブルゲージだが、新たにボスマスが出現するのではなく、ボスの編成が変化するという形式である。
なお、こちらは最終形態でも編成に変化は起こらない。そのため第一ゲージを破壊できたのならそこまで苦労することはないはず。
ここの難関となるのは道中の方で、西村艦隊ルートだと最短でも昼戦2(うち潜水1)、夜戦4(うち潜水1)、空襲2、志摩艦隊ルートだと昼戦1、夜戦6(うち潜水2)、空襲1を通過する必要があるという点。警戒陣が有効であることが分かっているので、ダメージをもらわないように進軍していこう。
史実の西村艦隊7隻にはZZ2マス(ボスマスの手前)で1.25倍、ボスマスでキャップ後1.44倍の史実特効があるようなので、ぜひ扶桑型姉妹を活躍させたいところ。
なお、西村艦隊札を付けた艦にも特効があるという情報源・真偽不明の情報が艦これWikiに掲載されたが、上記の特効を検証した人は志摩艦隊札を付けた西村艦隊を使用しているため、デマの公算が高い。
現在有力視されているのが、史実の西村艦隊で中央上からスタートする通称しまむら艦隊である。
西村艦隊の駆逐艦1隻(改二の実装されていない朝雲や山雲が選ばれやすい)を除いた6隻をE1・E2に出撃させて志摩艦隊のお札を付け、同じく志摩艦隊のお札を付けた潜水艦も合わせて7隻編成とするもの。
こうすることで志摩艦隊ルートで最短経路を通りつつも潜水艦デコイによりPT小鬼群、軽母ヌ級改、駆逐艦、さらにはボスの海峡夜棲姫も無効化することが可能(ただし艦載機を枯らしていない場合に限る)となる。
なお、1隻でも志摩艦隊のお札が付いていない艦があれば西村艦隊ルートとなるため、外した駆逐艦を潜水艦と交代すればそちらのルートへの切り替えも可能(出撃と同時に西村艦隊のお札が付く)。
また、左下スタートで潜水デコイを使う場合は最上と潜水艦を入れ替えれば最短経路を通ることが可能。
その代わり第一ゲージの最終形態での制空権が厳しくなるため、弾薬・燃料ペナルティが増えるのを覚悟で最上を入れて夜戦を1回増やすか、航空隊の陸戦を増やして制空値を削る必要がある。
敵の制空値が0となる第二ゲージであればこちらのルートでも何の問題もない。
紫電改四は新しい艦戦で、紫電改二の上位互換。ただ、対空+10ということで烈風と同程度の対空性能しかない。
甲限定で戦闘詳報がもらえるが、イベント期間中は『艦隊司令部』を『遊撃部隊 艦隊司令部』に変換する任務以外の用途はなかった。任務でも選択報酬でもらえるので何らかの用途が追加されるはずと推測されていたが、イベント後に実装された改二改装や改修更新で使用するという用途が生まれた。
海峡章は所有していると戦績画面に表示されるほか、一部の机家具を設置したときにさりげなく飾られる。
ボスマスでは新艦娘の伊400や対馬に加え、各種海防艦や嵐、萩風、天津風、時津風、朝雲、山雲、海風などのドロップが確認されている。幸いここ限定のドロップはないようなので、掘りをしたいならE3までで済ませることができる。
余談、のような凄い話
- かつて2015年3月にシブヤン海で戦艦武蔵を発見したポール・アレン氏率いるアメリカの調査チームが、なんとこの秋イベントが開催中の2017年11月に実際のスリガオ海峡へ調査に訪れ、海底に眠る本物の戦艦「扶桑」「山城」並びに駆逐艦「満潮」「山雲」「朝雲」5隻の船体を発見した。西村艦隊が主役の艦これイベント期間中に、実際の西村艦隊の軍艦の残骸が見つかったという奇妙な運命には多くの提督達が驚愕し、「まさにホントの米帝(プレー)」「誰よりも厳しいE-4に挑戦してらっしゃる」「ドロップ運が凄い」など、様々に感想や賛辞が飛び交ったという。
また同年12月に入って以降の調査では駆逐艦「島風」及び、米海軍の駆逐艦「ワード」と「クーパー」と思われる船体も発見されたとの情報があるらしい。
関連動画
関連静画
関連商品
関連コミュニティ
関連項目
イベントの一覧 | ||
---|---|---|
前回 | 西方再打通!欧州救援作戦 | |
次回 | 捷号決戦!邀撃、レイテ沖海戦(後篇) | |
開催年 | 2013年 | -春- -夏- -秋- -冬- |
2014年 | -春- -夏- -秋- | |
2015年 | -冬- -春- -夏- -秋- | |
2016年 | -冬- -春- -夏- -秋- | |
2017年 | -冬- -春- -夏- -秋- | |
2018年 | -冬- |
- 1
- 0pt