概要
1996年3月16日の山陰本線電化を機に京都~天橋立間に設定された特急で、福知山駅からは京都丹後鉄道宮福線に乗り入れる。
「はしだて」の名称自体は古く、最初は1965年に大阪~天橋立間で福知山線・舞鶴線経由の準急として運転を開始したのが最初。この準急は急行化されるも1968年に「丹波」に統合されている。
その次は1982年に福井~天橋立間の急行として小浜線経由で運転を開始。こちらも1992年にキハ53系使用の快速列車に格下げ後、1996年に京都行の特急列車に召し上げられる形で廃止となっている。
使用されている車両は5往復のうち1往復に287系が、2往復が381系が(福知山電車区)2往復にKTR8000形(北近畿タンゴ鉄道が所有し京都丹後鉄道が運用中)が投入されていた。
2015年4月28日に289系による381系の置き換えが発表され2015年10月31日より289系の運用が開始されたが、2021年に運用から外れている。
287系は電化区間の天橋立駅までの運行。KTR8000形は久美浜駅まで運行し、久美浜駅~豊岡駅間を快速として運行する。
コロナ禍以後、287系を使用する列車のうち最終10号(京都行き)は山陰本線区間(福知山駅→京都駅間)が週末臨扱いとなっているが、吹田総合車両所福知山支所への入庫の都合から天橋立駅→福知山駅間は毎日運転されている。
2022年春のダイヤ改正で全車指定席に改められた。また、これに前後してチケットレス特急券の拡充などが実施されている(JR区間のみ)。
なお、2001年度・2002年度の冬季には「かにカニエクスプレス」の1つとして「かにカニはしだて」が天橋立駅発京都駅行きのみ設定されていたことがある。「かにカニエクスプレス」復路便として夕方発だったが、定期列車の隙間を縫う形で設定されたため、30分程度所要時間が増加していた。
「はしだて」データ
- 使用車両:
287系(JR西日本近畿統括本部吹田総合車両所福知山支所)
KTR8000形(北近畿タンゴ鉄道が所有、京都丹後鉄道が運用中) - 過去使用車両:183系・381系・289系
- 会社:JR西日本
- 運用線区:嵯峨野線・山陰本線・京都丹後鉄道
- 運転区間:京都駅~福知山駅~宮津駅・天橋立駅~久美浜駅(~豊岡駅)
- 停車駅(▲:一部停車)
路線 E嵯峨野線・山陰本線 宮福線 宮豊線 停車駅 京
都
駅二
条
駅嵯
峨
嵐
山
駅亀
岡
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部
駅綾
部
駅福
知
山
駅大
江
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津
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橋
立
駅与
謝
野
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丹
後
大
宮
駅峰
山
駅網
野
駅夕
日
ヶ
浦
木
津
温
泉
駅久
美
浜
駅1・3・7号
4・6・10号○ ○ ▲ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 5・9号
2・8号○ ○ ― ○ ○ ○ ○ ○ ○ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲
※2号・5号・8号は久美浜駅~豊岡駅間快速運転(全車自由席)、9号は宮津行き - 編成図(287系) 宮津⇔京都(天橋立⇔宮津間逆向き)
1号車 2号車 3号車 4号車 G│指 指定席 指定席 指定席 - 編成図(KTR8000形)宮津⇔京都(豊岡・久美浜⇔宮津間逆向き、増結の場合あり)
1号車 2号車 指定席 指定席
関連動画
関連項目
- 京都府
- JR西日本
- 嵯峨野線・山陰本線・京都丹後鉄道/宮福線/宮豊線
- 381系・287系・KTR8000形・183系(過去使用車両)
- 北近畿ビッグXネットワーク
- きのさき(列車)/まいづる(列車)
- たんば(列車)/あさしお(列車)/タンゴディスカバリー/文殊(列車)/タンゴエクスプローラー
- 鉄道列車名一覧
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