『アカムトルム』とは、カプコンのゲーム「モンスターハンター」シリーズに登場する飛竜種である。漢字表記は「覇竜」。
名前の由来はアイヌ語の「アペカムイトゥリヒ(火の垢の神)」からか。
尚、アカムトルムの素材を用いた武器防具はほぼ全てアイヌ語で統一されている。
概要
飛竜種 | |
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アカムトルム | |
別称 | |
別称 | 覇竜 |
登場作品 | |
モンスターハンターのモンスターテンプレート |
MHP2にて初登場した飛竜種であり、同作のラスボス的存在。後に分家仲間のMHFにも登場。別名「覇竜」。
かなりの巨体で飛竜種の中ではダントツに大きく、その甲殻はグラビモスの熱線をも耐え切る耐熱・耐久性を誇る。
顎から生える2本の巨大な牙も印象的。他の飛竜種とは大きく異なる外見から古龍種なのか飛竜種なのか判断を付けにくかったが、骨格的特徴よりティガレックスに近い翼が発達する前の原始的な飛竜種との分類がされている。
近縁種にウカムルバスというモンスターがおり、こちらもかなり巨大な体躯を有している。
火山の奥地を縄張りとしており、自身のテリトリーから出て行く様子は無い。しかしテリトリーを侵す者には容赦の無い鉄槌が下される。生態ムービーでは火山の重鎮たるグラビモスを打ち倒し、捕食するという衝撃的な一面が描かれた。あまりの強大さに、一時は古龍種に分類すべきだという声があったが、先述の通りティガレックスに近い骨格を持っている事から飛竜種に分類された。その巨躯は言うまでも無く飛竜種最大である。
口から吐き出される竜巻ことソニックブラストは一撃必殺の威力を誇り、逃げ遅れたハンターを即死させる。
アカムトルムは、ポッケ村の古い言葉で「災厄」を意味する。また文献では「黒き神」と呼称されており、天災に等しき存在とされている。実際、アカムトルムが目撃された年は異常気象に見舞われ、生態系にも少なからず影響が出る。出現が確認された場合、ハンターズギルドや一国の軍隊が出動するという非常事態と化す。激戦の末、火山の一角へ追い込んだところを精鋭のハンターに討伐依頼を出すようだ。
MHP2時代から素材が高く売れるため「アカム銀行」と呼ばれており、そして更にMHP2GではG級モンスターの素材とあまり変わらない価格で素材が売れるうえ、プレイヤーの武器が上位からG級にグレードアップしたことで討伐時間が短縮されたことで、完全に「アカム銀行」が定着してしまった。後に移植されたFにおいても同様であり、こちらではアカム銀行以外にも「ATM(AkamuToruMu)」や「オカネトレル」と募集文に書かれ、呼ばれる始末である。そして汎用素材の関係で銀行ではなかったはずの変種も「金銀卵と覇竜変種」で金銀卵引き下ろし機となってしまった。
弱点は龍属性と雷属性。破壊可能部位は牙(二段階)・胸部(打撃のみ破壊可能)・両爪・背中・尻尾。
攻撃力はかなり高いが動きは遅いので、攻撃パターンさえ掴めば比較的ソロでも倒しやすい相手と言える。
MHP3では裏ボスとして登場。銀行だのATMだの散々言われた結果、右足付近の安置削除・イビルジョーも真っ青な拘束攻撃・初見殺しかつ異常な攻撃範囲を誇る薙ぎ払いソニックブラストなど色々と強化されなかなか歯ごたえのある相手になっている。
MH4ではHR7以降からの旅団緊急クエストおよび集会所クエストにて登場。基本的な動作は従来と変わらないが、新たな戦法として体を大きく曲げての噛み付きから尻尾の薙ぎ払いにつなげるという攻撃技が追加されている。
さらにHR60以上になると再びアカムトルムが出現するクエストが提示されるのだが、そのクエストに出てくるアカムはというと前作のいわゆるジョジョブラキやMHFの激個体のような常時怒りっぱなしのとんでもない奴だったりする。
続く4GのG級個体にはいきなり立ち上がってソニックブラストを吐き散らすという新モーションが加わった。
そしてMHFではご存知特異個体としてパワーアップ。今まで不当な借入を行なっていた債権者に対し恐怖の取り立て活動を開始した。その様子は関連動画からどうぞ。
特徴
- 怒ると背中のトゲが逆立ち、甲殻が赤く光り硬化する。弱点の属性も若干変化する。
- 地中に潜ることが可能。火山帯である為、地上に溶岩が吹き出てくる。
- 火炎袋のようなブレス生成器官は持たないが、イデオンガン竜巻状の突風(通称ソニックブラスト)を打ち出してくる。
- ブレスの発射直前に音爆弾を投げると怯む。
- 鈍い動きだがやたらにホーミングする突進。むしろ遅いからこそ微調整してこちらに向かってくる。
- 閃光玉で数秒ではあるが怯む。閃光玉を投げ続けてハメるという荒業も存在する。
- 意外と鳴き声がかわいい
MHF
MHF シーズン1.5(2007/9/5)に実装された。
単体の火力も高く4人パーティが基本のMHFではサンドバック状態であり、
閃光玉を投げるより殴った方が早いほど。
ちなみに背中を破壊すると即失敗になるイベントクエストがあるため、首と背中の部位破壊耐久値が共有であることが周知されている。
また、同骨格モンスターとしてオディバトラスとポボルバルムが存在する。
MHF-G7(2015/6/24)でG級に対応。難易度は★7。
押し潰しと同時に炎の壁を作り全方位ソニックブラストで吹き飛ばすという大技を持つ。
特異個体
F.2(2011/11/16)にシリーズクエストでの解禁という珍しい形で実装。
ATMだのAKMだの呼ばれたのも過去の話。噴火が巨大になっておりソニックブラストを薙いだり周囲全方向にぶっぱなしたりするなど、ラスボスっぽさが増した。忍耐の種必須。また、龍風圧、超咆哮、強震とかなり厄介なことになっている。せめて超高級耳栓はないとしんどい。
しかしこいつのHC武器がかなり優秀な上、割と戦っていて楽しいので人気はけっこうあったりする。
このような手強さから通常個体の時は流行らなかった閃光ハメが一時復活した。
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そ し て 、 つ い に 特 異 個 体 が 満 を 持 し て 参 戦
フ ロ ン テ ィ ア に 金 融 恐 慌 の 火 の 粉 が 降 り か か る ・ ・ ・
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関連項目
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