ガンダムエクシアとは、機動戦士ガンダム00に登場する機動兵器「モビルスーツ」である。
概要
| GUNDAM EXIA ガンダムエクシア |
|
| 型番 | GN-001 |
| 全高 | 18.3m |
| 重量 | 57.2t |
| 搭乗者 | 刹那・F・セイエイ |
| 動力 | GNドライヴ |
| 武装 | |
機動戦士ガンダム00の主人公機。GNドライブを搭載する第三世代ガンダムで第二世代「ガンダムアストレア」の改良機。
マイスターは刹那・F・セイエイ。
歴代ガンダムのトリコロールカラーを踏襲しているが、シャープな顔つき・細長い脚・小さめの胴など、歴代ガンダムとはやや趣の異なるデザイン。
可動性を重視して独自に作られた柔軟性の高い関節構造を持ち、第三世代機の中でも屈指の運動性能を誇る。
武装は「セブンソード」と呼ばれる刀剣形武器（GNソード、GNロングブレイド、GNショートブレイド、GNビームサーベル×2、GNダガー×2）」を主体としている。
00世界のガンダムタイプの中でも近接戦闘に特化した機体。大火力機の多い歴代TVシリーズの主人公ガンダムと比較すれば、異端と言える機体である。
一見極端な武装には理由があり、ロックオン・ストラトスが劇中で、エクシアに実体剣が装備されているのは太陽炉搭載型モビルスーツとの戦闘を前提としているためだと語っている。
つまりはGNフィールドを貫く為の武装であり、それを最大限活かす為の近接戦特化仕様なのである。
ガンダムアストレア
外伝「機動戦士ガンダム00P」に登場する第二世代ガンダム、エクシアのテストベッドである。
マイスターはルイード・レゾナンス。
→詳細は「ガンダムアストレア」を参照。
ガンダム アヴァランチエクシア
「00V」 「00V戦記」に登場。型番：GN-001/hs-A01
エクシアに高機動オプション『アヴァランチ』を装着した形態。
型式番号の“hs-A01”は『アヴァランチ型高機動オプション1号機』といった意味合い。
機体各部にGNコンデンサーとGNバーニアユニットを装備し、ユニオンやAEUの飛行型MSを上回る速力での移動が可能。ただし粒子消費量が大きく、粒子の再チャージにも1時間を要することから短時間での連続使用は困難となっている。
また、過大な空気抵抗に対応するため、高速での移動の際には両肩関節を固定する必要がある。
武装は通常のエクシアと同様のセブンソードだが、装着部位が異なっている。
ガンダム アヴァランチエクシアダッシュ
アヴァランチエクシアにさらに宇宙用の『ダッシュユニット』を追加装備した形態。型番はGN-001/hs-A01D
脚部に装備されるダッシュユニットにより、格闘戦闘時の運動性が向上した他、ユニット先端部のGNクロー及びGNビームサーベルによる攻撃も可能となっている。
基本的に宇宙で運用する形態であるため、大気圏内での高速機動時とは異なり関節部を固定する必要はない。
ガンダムエクシアリペア
型番：GN-001RE
1stシーズン最終話のGNフラッグとの死闘の際に大破したエクシアを、刹那自身が最低限戦えるように修復した機体。
ソレスタルビーイングとは合流せず、独力での戦いを続けていたため補給もまままらず、装甲は完全に修復されていない。GNフラッグに切断されて失った左腕を布でマントのように隠しているのが最大の特徴。頭部アンテナも片方が折れている。
失った右目はティエレンのパーツで代用しており、唯一の武装であるGNソードも先端が欠損している。
2ndシーズン第1話にてアロウズの攻撃に対応する為投入されたが、アヘッドとジンクスⅢの前に性能差で敗れる。
救援に駆け付けたセラヴィーガンダムとプトレマイオスⅡに回収され、GNドライブをダブルオーガンダムに託す。
ガンダムエクシアリペアⅡ
ソレスタルビーイングと合流した後に第4世代機の技術を使い、修理・改良されたリペア。
アロウズとの最終決戦前にプトレマイオスⅡに0ガンダムとともに予備機として配備され、2ndシーズン最終話に登場した。
外部に露出していたGN粒子供給用ケーブルの内蔵化、スラスターを各所に増設して機動力が向上している。
武装はGNソードⅢの技術を転用したGNソード改を装備。GNビームサーベルは刀身の長さを変えることができるようになっているが、GNダガー・GNブレードは排除されるなど、大幅に仕様が変わっている。
劇中では、大破したダブルオーガンダムの右肩のGNドライブを移設し、リボンズ・アルマークの駆る0ガンダムとの最終決戦に臨んだ。最後は相討ちとなり、0ガンダムと共に大破している。
ガンダムエクシアリペアⅢ
劇場版の時代にソレスタルビーイングにより運用されていたガンダムの1機。劇場版本編には登場しない。
太陽炉が大破したため大型GNコンデンサーを動力源としており、活動時間に制限がある。この欠点に対応するためにGNバーニアを高効率の新型の物としており、粒子消費量を抑えつつ機動性を向上させている。
また、これまで重視されていなかった射撃戦闘能力についても強化されており、左腕に遠距離射撃用のGNロングライフルを装備している。
なお、第2世代のガンダムアストレアに先祖返りするかのようなこのコンセプト変更だが、その背景として、王商会の経済的バックアップを失ったソレスタルビーイングの懐事情と地球連邦の監視体制の強化がある。そして、それまでのような介入が出来る状況には無いため、本機は専ら地上用の予備戦力として使用されている。
ガンダムエクシアリペアⅣ
「機動戦士ガンダム00」の10周年記念イベントで公開されたエクシアの新たな姿。
時系列としては劇場版でのELS事件が収束した直後に位置する。
改修機とはいえ劇場版周辺の技術体系だけあってその姿は大きく印象を変えており、ダブルオークアンタのGNシールドに酷似した新型シールドがクアンタと真逆の右肩に装備されている。但しこちらはGNドライブは搭載されておらず、純粋なウェポンプラットホームである。
左腕は内部フレームがむき出しになったような状態で、しかも指先がGN-X系列のように鋭い爪状となっている異形の姿。それでいて他の部分はしっかりとエクシアの姿を残している。因みにこの左腕だが、CB技術部が先行して実用化した第6世代ガンダムのフレームであり、部分的なトランザムシステムの使用を可能としている。また、フレームの状態ながら既に実戦に耐えうる強度を誇っているが故の姿との事。
また、両肩のクラビカルアンテナは最新式の小型化された物に変更されており、それと同時に頭部クラビカルアンテナの更新も相まって、粒子制御能力は改修前のリペアIIIを上回る。
動力系には新たに擬似太陽炉が搭載されているものの、各部のGNコンデンサを最新型に更新しているため擬似太陽炉搭載型としては破格の粒子量を実現している。
外見こそ大きな変化は左腕以外に見られないが、内部構造的には近代化改修によって大幅にアップグレードされており、その性能は第4世代ガンダムに匹敵するとの事。
武装はクアンタのGNソードVなどと同様の緑色の刃を持った近接兵装。
背中にマウントされるのは最も長い刃渡りのGNタチ×1、ソードモードとライフルモードを切り替えるGNベイヨネット×2の計3つ。
シールド部分にマウントされるのはGNバトルブレイド×2、GNバトルソード×2の計4つ。
全部で7つの剣状兵装が装備されているようで、ここに来てエクシア初期型のセブンソードを彷彿とさせる剣だらけの機体に立ち返っている。
そして、マイスターはかつてこの機体を追いかけていたグラハム・エーカーが担当。刹那がELSの本星にクアンタと共に旅だったため、戦力の拡充及びELSとの融合による奇跡の生還を果たした事からソレスタルビーイングにスカウトされこの機体を任された際に「何とも粋な計らいをしてくれる」と感銘を受け、同機を「グラハムガンダム」と呼称。元来左利きである彼との相性も抜群であり文字通り世界の歪みを破壊する存在となる。
・・・因みにグラハムガンダムの下りだが、左腕が特殊仕様なのも、武器が武士のようなのも、初期エクシアのようなセブンソードを彷彿とさせる装備なのも(劇中設定では)全て偶然の産物である。それでもグラハムは刹那の粋な計らいと思いご満悦だった模様。(海老川氏曰く、"グラハムの為のガンダム"との事。)エクシア自身の裃に似た装甲の配置や左腕のフレームのみの姿が諸肌脱ぎの侍を彷彿とさせる
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第3世代ガンダム
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