『コードギアス ナイトメア・オブ・ナナリー』とは、アニメ『コードギアス 反逆のルルーシュ』のメディアミックス展開のひとつである漫画作品。
2006年から2009年まで角川書店刊の漫画雑誌『月刊コンプエース』で連載されていた。全26話。
コミックスは全5巻。
概要
アニメ版の監督である谷口悟朗が制作に関わった作品は、基本設定や登場人物は同一としながらも、媒体毎に独自の路線でストーリーが展開することは『スクライド』や『舞-HiME』の頃からファンには知られており、本作もその例に漏れず、独自の路線で物語が進んでいく。
タイトルのとおり、本作はルルーシュではなくナナリーを主人公としており、アニメ版では余り語られなかった彼女の内面や学園生活の様子なども描かれる。
また、アニメ版と本作はパラレルワールドであり、実際アニメ版と比較されるようなシーンや設定が作中数多く存在する。
主要登場人物
アニメ版にも登場する人物については本作独自の設定のみ記載する。
- ナナリー・ランペルージ
- 主人公。本名はナナリー・ヴィ・ブリタニア。神聖ブリタニア帝国第12皇女。
- 魔道器「ネモ」と契約したことで、「未来線を読むギアス」と、異形のナイトメア・マークネモを手に入れる。
- 普段はおとなしい性格だが、マークネモ搭乗時は好戦的な性格になる。ついでに服装も全裸になる。
- ネモと共に世界から理不尽な暴力を駆逐し、優しい世界を作るために、ブリタニア軍や黒の騎士団に立ち向かっていく。
- しかし、それがきっかけで親友のアリスとは、戦場で互いの正体を知らぬまま敵対することになってしまう。
- ネモ
- 本作オリジナルキャラクター。魔女C.C.と同格の能力を持つC.C.のコピー。
- ナナリーに力を与える代わりに、彼女の「怒り」や「敵対心」といった負の側面をもらう。
- 契約後の容姿は、髪の色(ネモは金髪)以外はナナリーと瓜二つであり、姿と気配もナナリーしか捉えることが出来ない。
- 『エデンバイタル』というものから引き出された力により、マークネモを何時どんな場所にでも召喚・顕現させる事が可能。
- アリス(アリス・ザ・スピード)
- 本作オリジナルキャラクター。アッシュフォード学園中等部の生徒でナナリーの親友。何かとナナリーを気遣い、世話を焼く。
- その正体はブリタニアの特殊部隊「特殊名誉外人部隊(イレギュラーズ)」の一員で、ミレイ・アッシュフォードの監視という任務を任されている。
- イレギュラーズのメンバーは、ギアスユーザー(本作でのギアス能力者の呼び名)で構成されており、アリスは過重力で超高速を得るギアス「ザ・スピード」の能力者である。
- 物語中盤、ナナリーがブリタニア皇族の人間である事を知るが、彼女との友情を優先し、これを軍に報告せず黙認。そして、ある事件をきっかけにアッシュフォード家の庇護ではナナリーは守りきれないことを悟り、自身がナナリーを守ることを決意する。
- 以降、ナナリーを守るため高い地位を望むようになり、ゼロとマークネモを付け狙う。
- しかし、マークネモのパイロットがナナリーであることを知らぬまま、戦場で彼女と相まみえてしまい……
- ルルーシュ・ランペルージ
- ナナリーの兄。本名はルルーシュ・ヴィ・ブリタニア。
- 軍のミサイル攻撃の爆発に巻き込まれ生死不明となる。
- 枢木スザク
- ルルーシュの親友で、日本の名家・枢木家出身の名誉ブリタニア人。軍での階級は少佐。
- シュナイゼルの推挙でエリア11に配属される以前からユーフェミアの騎士を勤めている。
- 本人は自覚していないが、先天的にギアスを行使する「ワイアード(つながりし者)」と呼ばれる存在で、一部のギアスユーザーやゼロの存在を感じ取ることができる。
- ゼロ
- 自らを「魔王」と称する仮面を被った筋肉質の大男。
- 銃撃がきかない、いつの間にか姿を現し消えている、ナイトメアフレームを生身で行動不能にする等、明らかに人間離れした力を有する。
関連動画
ニコニコでは関連する動画には『ナイトメアオブナナリー』のタグが付けられることが多い。
関連商品
関連項目
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