ジブリールとは、ライトノベル「ノーゲーム・ノーライフ」に登場するキャラクターである。
概要
盤上の世界(ディスボード)において序列六位の天翼種(フリューゲル)で、その名の通り空を飛べる翼を所有する。
全天翼は『神に創られた、神を殺すための兵器』の二つ名を持ち、本作の主人公である空白たちのイマニティ(人類種)が序列十六位(最下位)であることと比較すると、かなり高度な種族に相当する。
中でもジブリールは全天翼種中最高スペックで、戦闘においては自身に与えられた力を”疑い”独自に対処する最強の天翼種。単独で上位種族を討伐した実績を持つのは彼女だけである。
6000年前の大戦(6巻)のジブリールは冗談抜きで恐い
その膨大な魔力と長寿ゆえか、知識欲が他種族より特化しており、ジブリール本人もイマニティの宝であるエルキア図書館をゲームにより強奪したり、空の薄い板(タブレット)に並々ならぬ関心を示したりしている。(空曰くその執着心は「一周回って面白い」)
時にその膨大な知識は武器になり、あるいはそこへつけ込まれる弱点にもなりうる(種族の高い能力故に、打ち負かすのは容易ではないが)
天翼種のゲーム勝負は伝統的に具象化しりとりで行われ、空白もジブリールとそれで戦った。
具現化しりとりのルールを簡単に言うなら「その場にないものが現れ、存在するものが消えるしりとり」である。
(詳細は→超健全空間、もしくはノーゲーム・ノーライフのQ&A6話参照)
結果、ジブリールは空白に敗れて彼らをマスターと呼んで慕うようになる。
全盛期のジブリール
- 大戦当時、エルフの飛行妨害魔法によって墜落した際にたんこぶ一個で済んだ。
- 上記の件でちょっと頭にきたので軽く天撃を撃ったところ、精鋭のエルフ3000人以上が命をかけて張った結界を悠々と打ち破り都市を壊滅させ、その後目についた魔道書を片っ端からお持ち帰りした。
- 大戦当時、神殺しの尖兵とは呼ばれていたが、あくまで1兵士であり、天翼種が単独で神・龍・巨人に挑んでも絶対に勝てないとされていた。さらに完成された個である天翼種に成長はないとされていた。しかし、試行錯誤と幾度とない敗戦の「経験」から、その限界を打ち破り、龍や巨人を単独で狩ってきた。
- 世界を変えようと目論むリクの嫁で機凱種のシュヴィの前に「たまたま」現れた。当時、首の収集をしていたが、機凱種は大変レア度が高く、目の色を変えて交戦を開始。しかし、シュヴィの本来ありえない思考回路に「初めての恐怖を抱き」、全力の天撃を持って首を収集することなく世界から消し去った。大激戦の後に残ったのはシュヴィが最後の力すべてをかけて守りきった指輪一つだった。
- 上記の結果、天翼種を創造し、最強の概念であったアルトシュは機凱種の全兵力によって討たれる。それをきっかけとして大戦は終了し、現在のディスボード誕生となった。
- 大戦後、本の保持のあり方を巡って「天翼種の全権代理者と対立」し、国立エルキア大図書館を先王とのゲームで勝ち取り、そこを占拠するようになった。現在、国立エルキア大図書館はジブリールの持ち込んだ本によって元合った本の数十倍以上となっている。
- 大戦が激化したのも、終わったのも、その後人類が滅びかけたのもだいたいこいつのせい。
関連動画・静画
動画は超健全空間が主体。元アニメからの抽出動画は著作権の関連もあり視聴は自己責任で。
関連項目
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