ジャン=クロード・ヴァン・ダム(本名ジャン=クロード・カミーユ・フランソワ・ヴァン・ヴァレンベルフ)は、木曜洋画劇場御用達のヴァンダミングアクション俳優である。
ヴァンダミングアクション
逞しい体と派手なアクションで、数々のB級映画に出演し、世界中で大人気を博したアクション俳優。
マッチョな男が問答無用で敵をぶちのめすオーソドックスかつ鉄板のアクションを貫き、80~90年代のB級映画界を席巻した。
現在でも、肉体派アクション俳優といえば、アーノルド・シュワルツェネッガーやシルベスター・スタローンと並んで称されることが多く、その人気は衰えていない。
特に日本では、木曜洋画劇場や日曜洋画劇場が好んでB級映画を放送しているため、いまだに彼の作品はコンスタントに世に送り出されている。そのため、彼の全盛期には映画を見ていない・生まれていないような世代でも、彼のファンである人間が多かったりする。
後述の木曜洋画劇場では、そのアクションスタイルがヴァンダミングアクションと命名され、B級好きや映画秘宝読者にウケている。
が、当の本人は、特に「ストリートファイター」を実写化してしまったあたりから人気が翳り始め、現在はろくな作品に出られていない。
その落ちぶれっぷりたるや相当なものであり、本人がネタにして1本映画を作れるほどである。
B級アクション俳優の大物としてファンを作ったのはいいが、スタローンやシュワと違ってターミネーターやランボーなどの良作・大作に恵まれなかったため、B級俳優の枠を脱して著名な映画賞などに輝くことはかなわなかった。開き直ったかのように同じ役ばかりを続けるセガールと違い、演技派への脱皮を目指して迷走してしまったヴァンダムは、俳優としてかなり影が薄くなってしまったのだ。
そのため、現在では彼らとのキャリアの差は歴然と開いてしまっている。筋肉全開のアクション俳優なのだから差なんてないという人も結構いるが。
ヴァンダボーな名言
いろいろと羽目を外す木曜洋画劇場の予告において、数々の名言が生まれている。
※あくまでも彼の映画を紹介するナレーションの名台詞であって、彼の台詞ではない。
- スーパーヴァンダミングアクション
- ジャンジャンジャジャンジャンクロード、ワァオ! ヴァンヴァンヴァヴァンヴァンヴァヴァンダム!
- 全身の毛穴で受け止めろ!
- う~ん、ヴァンダム
- ハッスルマッチョ三つ巴!
- どっちが勝ってもヴァンダボー!
- これぞ究極!ZZヴァンダム・・・!!
その男ヴァン・ダム
上述の通り、特に00年代以降の彼は、筋肉全開のB級アクションがウケなくなったのもあってかなり低迷している。
この映画は、そんな落ちぶれた自分を自虐心全開でネタにした映画であり、ヴァンダミングアクション全盛期を知る者にもそうでない者にも、切ない気持ちを喚起させる作品である。
でもって、この映画自体はヴァンダムの作品の中でもかなり成功したものの、彼の仕事は特に増えていないというから余計に切ない。
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