デュエルファイター刃とは『月刊RPGマガジン』(ホビージャパン)、『月刊ゲームぎゃざ』に連載されていた漫画である。作者:中村哲也
概要
マジック:ザ・ギャザリングを主題にした作品。ただし終盤はMTGをガン無視した人間ドラマが展開される。三度の飯よりMTGが好きな単細胞竜ヶ崎刃はある日いつものように渋谷トーナメントセンターに行くと、そこにいたブラスというきな臭い男に勝負を持ちかけられる。そして惨敗した刃はブラスに誘われヴァーチャル空間でMTGを行える巨大ゲーム機『プレインズウォーカー』と出会う。そのテストプレイとして後のライバル緋沼晶と対戦するが敗北を喫する。終始こちらを見下した態度の晶に刃はリベンジを誓い、2ヶ月後の全国大会に臨む。
「MTGに興味があるけれどルールが複雑だから手が出せない。」という人も本作を熟読してMTGの魅力にたっぷり触れてみてほしい。ただしマイナー雑誌の昔の漫画なので入手は至難である。
登場人物
- 竜ヶ崎刃
主人公。MTGに熱中しており、それ故かMTGをそこまでプレイしていない円に冷たい態度をとることも多い。熱血で単純で猪突猛進な子。よく不必要で失礼な事を言って相手を不快にさせる。得意デッキはステロイド。名前の由来はアーナム・ジン/Erhnam Djinnから。 - 世良円
ヒロイン。世話好きな美少女幼馴染のテンプレを地で行くキャラ。刃の事を「刃ちゃん」と呼称する刃の保護者。嫉妬深い性格で大体いつも刃と痴話喧嘩をしている。あとプレインズウォーカーでの巫女姿の可愛さは異常。当初は然程MTGに熱中していなかったのだが刃の心無い一言で火がつき、ブラスの手解きによってMTGの熟練者となる。天草薫に言い寄られているが本人は煙たがっている。本作はMTGを題材にしている割に意外とラブコメ要素が多いのでヒロインの円の出番も必然と多い。名前の由来はセラの天使/Serra Angelから。 - 泉俊
刃の親友。ほのぼのとした温厚な糸目。MTGの実力は刃以上で扱いが難しいパーミッションをそつなく使いこなす腕利き。得意デッキは青白パーミッションだが皇帝杯(インペリアルカップ)では天草薫がいたので黒を強いられていた。 - 緋沼晶
刃のライバル。目つきが悪く刃たちを格下扱いする。米名はアキラ=ハイファン。刃に幾度も勝利している猛者。過去にプレインズウォーカーのアクシデントで対戦相手だった義妹を昏睡状態にしてしまい、義妹を救うためにブラスに与する。アメリカ出身なので皇帝杯ではアメリカチームから推参している。5巻の巻末でシスコン疑惑が浮上した。得意デッキは黒系。 - 火事場力
刃の兄貴的存在。中学生とは思えぬいかつい外見とは裏腹によく気が回るタイプで、自然とチームのまとめ役になっている。関西でも屈指のMTGプレイヤーで、赤バーンデッキ使い。 - 瀬石櫻
いつも優しいナイスバディのおねぇサマ。ただ、キレるとコワい。いろいろと世話好きな面もあり、力がいないときには代わりにチームをまとめることも。MTGではリキに並ぶ実力派で赤中心の多色デッキを好んで使用する。 - 八乗寺舞
世界有数の大財閥、八乗寺グループのお嬢様。高飛車でプライドが高く、世間知らずという典型的なお嬢様といった性格をしているが、根は素直なため、みんなからは愛されている。プレイングについては特筆すべきところはないが、常人はずれた引きの強さを持ち、大抵の者は圧倒できる。主な使用デッキは巨大クリーチャーを扱うデッキ。 - 古門守
気の弱いメガネっ子。その控え目な性格が災いし、いつも舞に振り回されてしまっている。ただ、MTGのプレイヤーとしては、コモンカードのみで構成された『コモンデッキ』で予選を勝ち上がるなどかなりの実力者であることがうかがえる。 使用デッキは緑系の防御的なデッキが中心。 - 天草薫
円に好意を寄せる刃の恋敵で、「美しさ」にこだわりを持つナルシストな性格の持ち主。MTGの腕は日本ジュニアランキング第一位と抜群だが、メンタル面にやや難がある。主な使用デッキは「パーミッション」などの青系コントロール。 - ジェスター=セラ
一体何者なんだ…
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関連項目
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