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曖昧さ回避 |
ハルクとは
『ハルク』とは、アメリカのマーベルコミック社のアメコミに登場する緑色の肌の巨人、及び、主役を努めるコミックシリーズである。
概要
主人公である物理学者ブルース・バナーがガンマ線を大量に浴び巨人化した時の通称で、怒りや憎しみと言った負の感情が一定以上蓄積すると巨人化して大暴れする。
マーベルコミックにおける怪力キャラの代名詞とも言えるほどに知名度が高く、強大な力を持つヴィランやヒーローにはしばしば「ハルク以上のパワーを持つ」という説明文がつくほど。しかし、だからと言ってかませ犬な訳でも無く、ハルクには怒りが深くなるほどにパワーも比例して高くなるという特性がある。前述の「ハルク以上のパワー」というのも、あくまで普通の状態のハルクと比べてという意味で、本気でキレたハルクはそりゃあもうとんでもない強さを発揮し、物理攻撃が利かない筈の相手を腕力でブチノめすなど朝飯前。 あげくの果てに物理法則を無視してしまい、アニメではソーのムジョルニアを持ち上げる(アニメ)、一度のジャンプで大気圏を突破し、地球サイズの隕石を正拳の一撃で木っ端微塵にしている(原作)等のトンデモな現象をブチかましている。
と、マーベル強豪キャラの一人であり、アベンジャーズ結成の切っ掛けをも作った人物なのだが、いかんせん力の源が怒りや憎しみである為、それらを制御しきれずブチぎれて滅茶苦茶に暴れまわるという事態も少なく無い。特にヒーロー達との全面対決となったエピソード「ワールド・ウォー・ハルク」では並み居る強豪ヒーロー達を相手にたった一人で無双をかますという冗談のような状況に陥っている。最大ポテンシャル時には、スーパーマンともサシでやりあえるかもしれない。
また、ブルース・バナーの血を輸血されたことで誕生した女版ハルクこと「シーハルク」がいる。ブルース・バナーの従姉妹の弁護士で、健康的な美人である。後にバナーのモトカノもシーハルク化した(しかも親父がレッドハルク、モトカノはレッドシーハルクである)。
ちなみにアース-70105のバナーはハルクではなくスパイダーマンとなっている。
アニメシリーズ
- 超人ハルク(1966年)
1962年のコミックに基づいて低予算で製作されたアニメ、日本では地上波で2度放送されている。 - 超人ハルク(1982年)
シーハルクが初めて登場した作品。日本では2003年に字幕が製作されたそうだが、VODが存在しないため配信といっていいのか不明である。2005年にもテレビ放送していたことがある。 - 超人ハルク(1996年)
- 日本では2006年にトゥーンディズニーで放送。声優は乃村健次。
- ハルク スマッシュ・ヒーローズ(2013年)
ディズニーXDで放送された作品。ハルク役は櫛田泰道。
テレビドラマ
映画シリーズ
- 超人ハルク
- ハルク
アン・リー監督作品。2003年に公開された映画。大ヒットを記録したものの、ネクラで難解な作風から賛否両論が巻き起こった。なお、実写作品中でハルクが怒りによって巨大化するのは本作だけであり、下記の2作品と比べると最大サイズ時では約2倍の体躯がある。また、さすがに原作どおりには描けないが数十km単位の跳躍力など劇中の描写でも最強である。 - インクレディブル・ハルク
2008年にキャストやスタッフを一新して公開された、マーベル・シネマティック・ユニバース所属作品。この作品から以後のMCU関連作で現在の設定などが確立されていく。そのためアベンジャーズの伏線と思わしきシーンもある。こちらは2003年版と違ってコミカルなギャグシーンや戦闘シーンの迫力も相まっておおよそ好評である。 - アベンジャーズ
2012年公開。ブルース・バナー役は「インクレディブル・ハルク」のエドワード・ノートンからマーク・ラファロに交代している。ヘリキャリアでのソーとの対決や、ヒーローが集結したラストバトルで所狭しと大活躍する。 - アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン
2015年公開。今作でも大暴れしてくれるが、敵の精神攻撃によって暴走し、町を破壊してしまうシーンもある。暴走したハルクとハルクバスターを装備したアイアンマンとの戦いは必見。 - マイティ・ソー/バトルロイヤル
2017年公開。主役はソーだがハルクもチームの一員として見せ場が多い。エイジ・オブ・ウルトロンにてブラック・ウィドウの元を離れたハルクが、何らかの力で地球外に飛ばされる。その後はムジョルニアを破壊され闘技場に囚われたソーと邂逅、激突する。 - アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー
2018年公開。マイティ・ソー/バトルロイヤルの直後から始まる本作ではブルース・バナーとハルクの関係性に変化が訪れる。ハルクは映画序盤から強敵サノスと激突する。ハルクバスターも再登場する。 - アベンジャーズ/エンドゲーム
2019年公開。インフィニティ・ウォーの5年後を主な舞台とする本作では、バナー博士とハルクがついに和解。ハルクでありながら冷静沈着で知性溢れるバナー博士を見ることができる。
格闘ゲーム
カプコンの対戦格闘ゲーム「MARVEL SUPER HEROES(MSH)」「MARVEL SUPER HEROES VS. STREET FIGHTER」「MARVEL VS. CAPCOM(マブカプ)」「MARVEL VS. CAPCOM 2(マブカプ2)」「MARVEL VS. CAPCOM 3(マブカプ3)」「ULTIMATE MARVEL VS. CAPCOM 3(アルカプ3)」にプレイヤーキャラクターとして登場しており、MARVEL側の重量級スーパーヒーローの代名詞的存在で、判定が強く削りもついている通常攻撃や、スーパーアーマーによる割り込み、あたると痛くて使い勝手の良い必殺技といった特徴を備えている。
※マブカプ3までは、打撃投げしか持たずパワーキャラの代名詞的な吸い込み系投げキャラではなかった。
反面、体格の良さのせいで攻撃くらい判定が大きく、攻撃が大振りで機動力にも欠ける為、即死コンボゲーであるマブカプ2までは上級者向けの下位キャラだった。
※マブカプとそれ以前の2作では性能が異なる為、マブカプでは「MSH性能ハルク」なるコピーキャラが登場する。元々マブカプがオンスロート編を基本ストーリーとしていた為、オンスロートによって生み出されたという設定になっている。
マブカプ3では、スーパーアーマーが常時発動ではなくなったものの、通常技の割り込み性能が高くなり、突進系必殺技のガンマチャージが強化され、ハイパーコンボのガンマウェイブ改めガンマツナミの追撃性能が高く、連続技が簡単になった上に小足から1ゲージ即死もありえるコンボが可能でほとんどのキャラを即死させることができるという強化が施され、初心者でもOKなワンチャン大逆転キャラとなった。社長は泣いて良い
※必殺投げが打撃投げしかなかった為にガードを崩す能力に乏しかったが、マブカプ3からはそれまで打撃投げだったガンマトルネードが投げ必殺技に変更されて、ガードを固める相手を吸い込めるようになった。社長涙目
アルカプ3ではさらに強化が施され、飛び道具のガンマウェイブ(ガンマスラム改め)の溜めが短くなってコマンド系飛び道具にも対抗できるようになった他、割り込み性能と攻撃力のさらなるアップにより全キャラをノーゲージで即死させることができるようになった。社長はハルクバスターを着るべきだったというのか
関連動画
関連項目
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- アイアンマン
- アントマン
- エターナルズ
- X-MEN
- キャプテン・アメリカ
- ゴーストライダー
- サノス
- シーハルク
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