ポテトチップス(Potato chips)とは、じゃがいものスライスを油で揚げ、それに味付けをした菓子である。分類はスナック菓子。
概要
コンビニエンスストアやスーパーマーケットなど多くの店で発売されており、日本人にとっても馴染みのあるお菓子である。日本ではしばしば「ポテチ」と略される。
起源はアメリカ。揚げたポテトに「厚すぎる」とクレームを付けられたコックが、嫌がらせに紙のように薄くして客に出したところ、逆に評判となり、それが広まったという説が有力である。
このエピソードはカルビーのポテトチップスである『堅あげポテト』の裏側にも記されている。
ちなみに、プリングルズやチップスターのように、ジャガイモを乾燥・フレーク化して整形してから揚げたものは「整形ポテトチップス」という。揚げた後のチップスの形を自由に決められるため、同じ形で整形して小さな容器にたくさん入れられる利点がある。
ただ、じゃがいものスライスを揚げるという点からわかるように、非常にカロリーが高いお菓子である。健康に良いものとはいえないので、過度な摂取は控えるべきである。特に3時間で食っちゃ寝しながら某ナムコゲームをしていると死亡フラグとなる。
なお、ソファー(カウチ)などに寝っ転がりながらジャンクフードなどをかじりダラダラと生活することを、その姿がソファーに転がったジャガイモのように見えることから「カウチポテト」という。そのような生活の原因となったテレビの普及とともにアメリカで作られた言葉なので既に死語割と歴史のある語だが、近年はTVゲームやパソコンの普及とともに、カウチポテト族はますますその数を増やしていると思われる。この文章を書いた編集者もその一人である。
ポテトチップスはまさにカウチポテトにぴったりの食べ物と言えよう。
味
塩味とコンソメ味(カルビーのコンソメパンチが有名である)をはじめ、のり塩、チーズなどがメジャー。その他にも色々なフレーバーが販売されている。生産量の大きなメーカーとしてはカルビーや湖池屋などが挙げられるが、山芳製菓の『わさビーフ』も根強い人気を誇っている。
ブームのコラボレーションにも積極的で、2010年には食べるラー油のブームに合わせ、山芳製菓から、「少し辛い味わいラー油味」のポテトチップスの販売が開始された。
本当に健康に悪影響を与える懸念
ダイアモンド・オンラインによると、製造過程で生まれる発がん性物質「アクリルアミド」が問題として注意を喚起している。厚生労働省や農林水産省により研究が開始されている(『医者が「ポテトチップスは悪魔の食べ物」と言う理由』 2017.11.21 4:51更新)。衝撃的過ぎてWikipedia日本語版「ポテトチップス」でも編集合戦気味な空気で適切な表現を探りながら書かれるほど。
農林水産省によると、アクリルアミドは炭水化物を多く含む食品を120℃以上で加熱調理した食品に含まれる可能性があるとしている。例の一つがポテトチップス。2002年に食品の中にアクリルアミドが含まれていることが分かってからは、世界中で低減をする方法が研究されている(食品に含まれているアクリルアミド)。
大手製造元のカルビーによると国際機関では「A2:人に対しておそらく発がん性がある」と評価されているという(食品中の【アクリルアミド】は、体に悪いものですか?)。生成の元となるアスパラギンや還元糖を減らす、必要以上に高温・長時間の加熱をしない加工方法、生成を妨げる添加物を開発、順次導入している(食品中の【アクリルアミド】の減らし方について教えてください)。
ニコニコ動画では
アニメ「デスノート」で、主人公の夜神月が欺瞞工作のためにポテトチップスを食べるシーンが有名。
原作ではごく普通に食べながら仕込んだデスノートに犯罪者の名前を書いていたのだが、アニメでは無駄にスタイリッシュに描写されていたため逆にギャグになってしまっており、話題となった。
関連キャラクター
- 赤座あかり(ゆるゆり)
- 高山マリア (僕は友達が少ない)
- 土間うまる(干物妹!うまるちゃん)
- 魔王 (もしもシリーズ)
- ラクネラ・アラクネラ (モンスター娘のいる日常)
- 夜神月(デスノート)
関連動画
関連項目
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