ルーラとは、ライトノベル『魔法少女育成計画』に登場するキャラクターである。無印で初登場。物語の舞台となる市で活動する魔法少女集団のリーダー。
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概要
ステータス | |
破壊力 | ★ |
耐久力 | ★★ |
俊敏性 | ★ |
知性 | ★★★★ |
自己主張 | ★★★★ |
野望/欲望 | ★★★★ |
魔法のポテンシャル | ★★★ |
好きなもの | 自分自身 役に立つ知識を得る事 頼られること |
嫌いなもの | 粗暴な人間 愚者 逆らう者 |
作中のソーシャルゲーム「魔法少女育成計画」に選ばれ本物の魔法少女となった、王族の麗人のような姿をした人物。たま、ユナエル、ミナエル、スイムスイムを従え魔法少女集団を結成。王結寺という廃寺院を拠点としている。
名前の由来は「Ruler(王者,支配者)」から。
しかしゲーム中で他のプレイヤーとチャットをしても「一瞬で街までいけるの便利ですよね。でも建物だと頭をぶつけるのが嫌ですね」としか言われず、付けた名前を後悔して変更しようとしたが「魔法少女育成計画」において名前の変更は不可のために諦めた。魔法少女になってからは、自分の名前として定着している。
高飛車な性格。傲慢で常に自身たっぷり、他者に対して高圧的で仕切りたがりであり、自己顕示欲が強い。一方で面倒見が良く、世話好き。かつて自身へのレクチャー役として関わったカラミティ・メアリに初っ端からボコボコにされた事があり、それ以来恨みを抱いている。部下の事を肉壁と言いつつも色々と世話を焼き、一緒に行うイベントを考案してたりと愛着を持っているようだ。魔法少女用の指南書も書いて部下に配っている。しかし、高飛車なところが災いしてかユナエル・ミナエルからは内心嫌われている。一方スイムスイムからは憧れの目で見られ心酔されている。
本名は木王早苗(もくおう さなえ)という社会人。元々一流企業で働いていたエリートだった。元来キツい性格だったため孤立しがちで陰口を叩かれがちだった。会社でも高い才覚と誰であろうと容赦の無い物言いから上からは目の仇とされ・同僚からは陰口を叩かれ、最終的に左遷されてしまう。そんな中、本物の魔法少女となった事でその日のうちに退職。現在は魔法少女活動に専念している。そういう面で言えば一番ガチ。配下への指導書を記したりするあたり魔法少女への憧れは強いようだ。
口が悪く傲慢なきらいはあるが完璧主義かつ努力家。能力も高く与えられた仕事は、例えお茶汲みやコピー取りといった雑務であろうとも全力でこなしてきた。
お茶汲みはコストを抑えつつ味は上級茶葉並みになるように研究し、コピー取りは分厚いマニュアルを熟読し修理まで出来るようになる程。
左遷先でもそれは変わらず、花見の場所取りを命じられた時は市内を自転車で走り回って穴場を見つけ、宴会芸を求められた時は激似のモノマネ100連発を披露し、周囲に観客を集めて大いに受けた。
ただし、そのやりすぎともいえる努力を素直に賞賛してくれる者はおらず(何でも出来るがゆえに『それが当然ですごい人』と思われて口に出される事はなかった)自尊心が満たされる事は無かった。その結果、自分の努力が素直にデータに反映されるソーシャルゲームにハマることになる
ねむりんの死によって魔法少女の真相を知り、ランキングトップであるスノーホワイトからのキャンディ強奪を計画。自身の能力でスノーホワイトの身動きを封じ、配下達との協力でキャンディを全て奪ったかと思いきやそれと並行して行われたスイムスイムの画策で最下位に操作され、脱落してしまう。
外見
スイムスイムからお姫様と見なされているが、魔法少女時の外見はどちらかというと王子様と呼ぶのが近い姿。スラリとした体格。白一色のスーツとぴっちりズボンに、表が黒・裏が赤色のマントを羽織っている。頭部には小さめのティアラを被り、王笏を手に持つ。
それぞれ『星のティアラ』『皇帝のマント』『シンデレラのガラスの靴』『鷲の王笏』というゲーム中での超激レアアイテムであり、本人の『他人より上に行きたい』『何事にも全力を出す』という性格が現れている。
現実の姿は長身のキャリアウーマン風の女性。左手に初めて仕事を成功させた自分へのご褒美として買った高級時計をしている。年齢は不明だが若い。なお、リアルでも魔法少女姿でも胸部は平坦であり、スイムスイムの豊かな胸部に若干のコンプレックスを抱いている。
装備
『王笏』
コスチュームに付属した王笏。任意に呼び出せる。
魔法少女が扱う道具なので武器にもなるがルーラの身体能力が殴り合いに向かないので、基本的に固有の魔法専用。
『ティアラ』
頭に乗った小さなティアラ。ダイヤモンドが嵌っている。
『マント』
ルーラのコスチューム付属のマント。
王子様っぽい格好なのは、元々のゲーム中では「皇帝のマント」という名前の装備だったため。
魔法
相手に絶対服従の命令を下す事が出来る。発動成功時の命令は絶対で抗う事は不可能。命令を遂行完了するか条件を満たさなくなると効力が消失する。
能力が発動するには厳しい条件をクリアする必要があり、「王笏を向け、ポーズをとらねばならない」「命令中・命令遂行中はそのポーズをとり続けなければならない」「ルーラの名の下に命じなければならない」「相手との距離は最長で5メートル」という4つの制約に加え、その性質上、対象は言葉が聞こえて通じる相手でなければならない。
制限が多く扱いにくい魔法だが相手の意思を越えて「なんでも」命令出来るので、発動してしまえば強力。
また、固有アイテム依存の魔法少女の能力(固有アイテムを奪われたら他人でも使える)と比較すると「ルーラの名の下に」命じる必要があるため王笏は添え物扱いになっていて、王笏を奪われても他人が扱う事は出来ず、あくまでルーラ本人の魔法となっている。
関連静画
関連項目
16人の魔法少女
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