概要
作品世界が、現在・過去・未来、と時空を越えた“入れ子構造”となっており、 絢爛たる輪廻転生譚となっている。
また、2009年1月には、関西を中心に活動する女性5人の劇団 『TAKE IT EASY!』により舞台化された。
知名度として隠れ気味の作品であるが、数々の受賞歴からその評価の高さがうかがえる。
- 第5回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞(『千と千尋の神隠し』と同時受賞)
- 第6回ファンタジア映画祭 (カナダ)・最優秀アニメーション作品賞&芸術的革新賞
- 第33回シッチェス・カタロニア国際映画祭・最優秀アジア映画作品賞
- 2003年度東京アニメアワード・劇場映画部門最優秀作品賞
- 第57回毎日映画コンクール・大藤信郎賞
- 第8回アニメーション神戸作品賞・劇場部門
あらすじ
制作会社の社長・立花は、映画会社「銀映」の設立70周年記念事業として、一世を風靡した看板女優・藤原千代子を取材することになる。
千代子は30年前に 突然映画界から姿を消して以来、すべての取材を断ってひっそりと暮らしてきた。
そんな千代子が初めて門を開いた理由は、立花が持っていた小さな鍵だった。
千代子は若かった女優時代を懐かしむようにその小さな鍵を手にし、立花を前に誰も知ることの無かった人生を語り始める。
キャスト
- 藤原千代子(70代) - 折笠富美子
- 藤原千代子(20~40代) - 小山茉美
- 藤原千代子(10~20代) - 莊司美代子
- 立花源也 - 飯塚昭三
- 立花源也(青年期) - 佐藤政道
- 井田恭二 - 小野坂昌也
- 島尾詠子 - 津田匠子
- 大滝諄一 - 鈴置洋孝
- 鍵の君 - 山寺宏一
- 傷の男 - 津嘉山正種
スタッフ
- 原案・脚本・キャラクターデザイン・監督:今敏
- 演出:松尾衡
- 脚本:村井さだゆき
- キャラクターデザイン・作画監督:本田雄
- 撮影監督:白井久男
- 音響監督:三間雅文
- 美術監督:池信孝
- 音楽:平沢進
- 制作:ジェンコ・マッドハウス
- 配給:クロックワークス
- 製作:角川書店・WOWOW・クロックワークス・バンダイビジュアル・ジェンコ
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関連項目
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