断頭台に消えた伝説の悪女、二度目の人生ではガリ勉地味眼鏡になって平穏を望む単語

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断頭台に消えた伝説の悪女、二度目の人生ではガリ勉地味眼鏡になって平穏を望むとは、水仙あきらによる小説である。

概要

王妃でありながら王から愛情を受けられず、彼を振り向かせるために最悪な行動を重ねて断頭台で処刑されてしまった悪女が、時を遡って始まった二度目の人生では平穏に生きられるよう、眼鏡をかけ勉学に精を出すも、うっかり怒涛の色恋沙汰に巻き込まれてゆく様子を描く異世界ヒロインファンタジー。

2021年 5月17日に小説家になろうで掲載され、2022年 8月からは作画に月ヶ瀬ゆりの、キャラクター原案に久賀フーナを迎え漫画化がなされ、Pixiv コミックなどで連載がはじまった。

そのままでは長すぎてタグに使えないため、ニコニコ静画では「断頭台に消えた伝説の悪女、」がタグロックされている。

あらすじ

爵位と美貌しか取り柄のない王妃レティシアは、夫の目を引くため、悪徳商人とつながり、些細なことで侍女を流刑にするなどの悪行を重ねて税金を無駄遣いした挙句、国民からの怒りを買い、国王への反逆を企てたとして断頭台で首を落とされて死んでしまう。

しかし、レティシアを待っていたのは二度目の人生だった。

王妃となってからの最悪な行動は勉強をしてこなかったからだと考えたレティシアは、今度の人生では恋などせず、入学したアラーニャ学園ではガリ勉地味眼鏡になって平穏に生きていくことを誓うのだが……

主なキャラクター

レティシア・ベニート: 鮮やかな薔薇色の瞳を持つベニート侯爵の令嬢。前世では王妃となり、その美貌から黒薔薇妃の異名を取るも、散財を繰り返した結果処刑されてしまう。前世のようなバッドエンドを回避するため、髪型をお下げにして瞳の印象をぼやけさせる伊達メガネを着用し、ガリ勉地味眼鏡に成りすますが、眼鏡と素顔のギャップの効果もあり、^[1]徐々にボロが出始める。部活はボランティア部に所属している。
カミロ・セルバンテス: 慈悲深くて面倒見がいい、物事を公平な目線で見渡すことが出来る侯爵家の嫡男でアグスティンの従妹。アラーニャ学園でトップクラスの人気者でもある。一度目の人生では城内で独りぼっちだったレティシアに優しく接してくれる唯一の友達だったが、彼女を処刑したアグスティンにキレ、愛人もろとも彼を殺し、反逆罪で処刑された。歴史の勉強で躓いているところをレティシアに解説してもらい、そのお返しに魔法のレッスンを施す中で彼女の眼鏡がズレた際に一度目の人生の記憶を取り戻し、レティシアを婚約者にする。好物は梨。
アグスティン・セベ・オルギン: 傲慢かつ苛烈な何事もそつなくこなす王太子。前世では妻のレティシアをあっさり処刑した彼女の元夫。今世ではレティシアに婚約を断られているが……
ヒセラ・エチェベリア: 前世ではアグスティンの愛人としてレティシアのプライドと立場をボロボロにしたお団子頭の性悪女。平民出身だが相当な野心家で、母親の死を切っ掛けにエチェベリア男爵家に引き取られた。転校生としてアラーニャ学園に入学すると瞬く間に人気者となる。
シーラ: 時を戻すことができる時の女神。
アロンドラ・ベリス: 世界的な魔法学の権威であるベリス伯爵の孫で今世におけるレティシアの親友。魔法学の研究に人生を捧げており、中でも時間に強い興味を示す。レティシアから前世の話を打ち明けられており、そのことをあっさり受け止めている。
エリアス・リコ・オルギン: アグスティンの一歳下の弟でカミロの親友。性格は気さくで誰が相手でも分け隔てなく平等に接する。前世では留学先で馬車の事故に遭い死亡した。