シャングリラ・フロンティア~クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす~ とは、硬梨菜による小説である。
WEBサイト「小説家になろう」で2017年5月19日から連載中。
「シャングリ・ラフロンティア」とは作中に登場するVRMMOゲーム『シャングリラ・フロンティア』を指している。
略称「シャンフロ」。
ニコニコでのタグは「シャングリラ・フロンティア」。「シャングリラ・フロンティア」でタグ検索
概要
クソゲーをこよなく愛する高校生の主人公「サンラク」は、ちょっとしたきっかけから大衆が認めた神ゲー、シャングリラ・フロンティアをプレイする事となり「ストーリーが破綻してないとか神ゲーかよ……」とクソゲーに侵食されきった価値観により、驚愕しつつも楽しんでいた。しかしサンラクがシャングリラ・フロンティアを始めた事が引き金となりゲームで、そしてリアルでも大きな変化が起こってゆく。というストーリーである。
作中では、
・メインで攻略していくVRMMO「シャングリラ・フロンティア」
・多種多様なクソゲーたち(極稀に名作も)
・主人公の高校生活など現実描写
の3本を軸に描かれている。
世界観はフルダイブのVRゲームが主流となりディスプレイを使用するゲームがレトロと呼ばれる時代。Eスポーツとしてゲームが定着しプロサッカー選手とプロゲーマーが等価に扱われるようになり、とりあえず「アマチュアゲーマー」と名乗っておけば名義上無職を逃れることが出来るニートに優しい世界。
登場人物(プレイヤー)
- サンラク / 陽務 楽郎(ひづとめ らくろう)
主人公。高校二年生で青春をクソゲーに捧げた重度のクソゲーマニア。長年クソゲーしかプレイしていなかったがあまりにもひどいクソゲーをクリアした反動から世間で神ゲーと呼ばれるシャングリラ・フロンティアをプレイすることとなる。主食はライオットブラッド(エナジードリンク)。
どんなジャンルのゲームでもプレイし最適解と判断すれば幼女・ゴリラ・鈍重なパワーファイター・魔法少女・半裸の変態だってやってみせる。応用性と反応速度を高水準で両立しており、数々のクソゲーで培った理不尽耐性とプレイヤースキルを合わせることで驚異的なパフォーマンスを実現している。基本的にプレイヤーキラーなどの嫌われがちなプレイには肯定的、うんうんそれもまたクソゲーだね。だが殺す。
ゲームスタイル:悪食。気分と状況でどんなタイプでもそれなりにこなすことができるが最近は超反応と経験則で回避攻撃を行う回避型アタッカーおよび精神的なテンションが技量に反映されるテンションファイター。
「ああそうだとも、いまこの瞬間! 今が楽しければ先のことなんざどうでもいい!」
- サイガ-0 / 斎賀 玲(さいが れい)
主人公と同じ高校に通う恋愛レジギガスヒロインちゃん。文武両道、人づきあいもよく旧家の生まれであり礼儀作法も正しい完璧超人、天に二物も三物も与えられたが、代償として恋愛力を没収された。とはいえ二人の姉も恋愛下手なのでもはや遺伝の模様。
毎日楽しそうな主人公を見ているうちに惹かれるようになり、楽郎とお近づきになりたいと同じゲームを購入したものの、覚悟なきものを絶望に叩き落すクソゲーの連続に挫折してきた。ゲームに慣れるためにシャングリラ・フロンティアを始めたが実の姉と合流し流されていくうちにいつのまにかシャンフロ最強クラスのプレイヤーになっていた。
ゲームスタイル:武装を十全かつ模範的に使いこなす優等生タイプ。やるべき場面でやるべきことをやる。元々稽古の一環として柔道や護身術を身に付けているため頭ひとつ抜きん出た実力者。
「サンラク、さん……………やりましょう。勝てる勝てないじゃくて、今この瞬間の偶然を、このゲームを全力で楽しみましょう」
- オイカッツォ / 魚臣 慧(うおみ けい)
サンラクのクソゲーフレンズにして世界でも有名なプロゲーマー。得意なゲームは格ゲーだがFPSも大会への出場を要請される程度にはこなせる。そのかわりロボゲーは苦手。
ベルセルク・オンライン・パッションというクソゲーで主人公に15連敗を食らいクソゲー面に堕ちる。(その後20連勝してリベンジに成功)中性的な顔と声も相まって色々な(意味深)層に人気が有る。ほら、名字と名前から一文字目をとったら、「うけ」だろ?
ゲームスタイル:徹底的な理詰め。情報を集め、対策を立て、対処を考案し、実際に戦って細かい部分を詰めていく。相手次第で攻撃特化やカウンター特化など自在にスタイルを分ける。ただ弱点、というよりも天敵が存在しており、戦っている最中に即興でアドリブを入れてくる相手にめっぽう弱い。
「まぁ、なんというか……対人特化、という意味なら僕以上のやつは早々いないんじゃないかな、相手が悪かったね」
- アーサー・ペンシルゴン / 天音 永遠(あまね とわ)
サンラクのクソゲーフレンズにしてリアルではカリスマモデル。カメラ小僧だろうがパパラッチだろうが隠しカメラだろうが偶然に居合わせた人のカメラに写り込んだときだろうが、必ず絵になる一枚が撮れるという特技を持っている美女。そんな外見とは裏腹に、実態は人が派手に爆散する光景に「たまや〜」と言えるタイプの畜生。刹那主義をこじらせているので自爆装置とか大好き。サンラクと魚臣と合わせて外道三人衆と呼ばれる。
ゲームスタイル:花火職人タイプ。ただ一瞬の大爆発のためにコツコツと下地を作っていく。重要なのは「最終的なスリルのため」であって前段階の準備自体は好きではなく嫌いな方。プレイヤーのみならずNPCとの交渉力も飛び抜けており、敵対関係のはずなのに最終的にペンシルゴンに有利となる行動を取っていた、なんてことも。自由度を与えると地獄ですら整地してみせる「魔王」スタイル。
「貯金はパーッ! と使ってナンボってね、んふふ……さ、派手にやろうか!!」
- 秋津茜 / 隠岐 紅音(おき あかね)
とある過疎ゲーでサンラクと知り合い、サンラクから手取り足取り親切な指導を受けたプレイヤー。偶然にもシャングリラ・フロンティアで「サンラク」というプレイヤーが居ることを知り、会ってみるためまだレベルもさほど上がっていないのに、3つのエリアをダッシュですっ飛ばして駆け抜けるタイムアタック型体育会系後輩ポジションの少女。外道三人とは異なるライトサイド属性の持ち主でコミュニケーション能力もリアルラックも高い。明るく快活な性格でなんにでも挑戦する前向きなスポーツ少女のようだが、挑戦そのものが不可能になるまで止まらない危うさも内包している。
ゲームスタイル:トライ&エラーを繰り返して最適解へと到達する根っからのRTA型。とりあえず突撃、とりあえず実験、失敗してから正解を考える。スタイルに対して直感型なので微妙にかみ合っていない。
「あ! 私もお手伝いします! サンラクさん、頑張ってくださいね!」
- ルスト / 佐備 夏蓮(さび かれん)
ネフィリム・ホロウというロボゲーでサンラクと戦ったネフィリムホロウガチ勢。実際にそのゲームでは無敗を誇っていたガチのナインボール系女子。過疎ゲーとなっていたネフィリム・ホロウにサンラクを引き留める為の交換条件としてシャングリラ・フロンティアで協力プレイすることとなる。感情の発露が薄いクール系少女だった。(過去形)
ゲームスタイル:「相手のスペックから出来ること」と「相手が実際にやってること」を同時に判断し、「自分のスペックから出来ること」と「自分が実際に出来ること」で対処できる並行思考の持ち主。その為、初見殺しや詳細不明の相手に弱い。やりこむ程に強くなるタイプ。
- モルド / 鹿尾野 葉(かびや よう)
ルストのパートナーでネフィリムホロウガチ勢。最高峰のパイロットに指示を出すコマンダーとして相応しい力量と洞察力を備えており、ルストのプレイを隣で支えている。笑いの沸点が低い上に長時間持続する筋金入りのゲラ。些細なことでも笑ってしまう上に一旦スイッチが入ると一分以上笑い続けることもあるのでそれが原因で叱られたりもする。
ゲームスタイル:コマンダーあるいはオペレータータイプ、ある程度は前線を張れるので戦線の少し後ろあたりから指示を出させるとめっぽう強い……と言うより便利。ただしゲームの性質上無線などの距離的問題を解決するシステムの有無で利便性が変わってくる。単体での戦闘力は中の下程度だが、彼の指示を過不足なく認識し実行できる相方がいる場合その危険度は極めて高いものになる。
- 京極 / (ネタバレ回避のため反転)龍宮院 京極(りゅうぐういん きょうごく)
ペンシルゴンと同じクランに所属していたプレイヤー。「刀が一本あれば戦える」と明言して憚らない生粋の剣士であり、PvPを好む対人ガチ勢。初期には選ぶことのできない狐獣人を種族としている。名前は「きょうごく」ではなく「きょうあるてぃめっと」と読むのだが誰もそう呼んでくれない。サンラクがプレイした2つのクソゲーによって奇妙な縁の結び方をすることとなる。
- ディープスローター / (ネタバレ回避のため反転)彬茅 紗音(あきがや しゃのん)
とあるクソゲーと化してしまったゲームでサンラクと死闘を繰り返した、下ネタのためにゲームを滅したことがあるやべーやつ。シャングリラ・フロンティアでは賢者をやっており、多くのプレイヤーから共感・依存されている。自分に勝てるプレイヤーなど居ないと自負するほどのプレイヤースキルを持ち、互角に戦う事が出来たサンラクに強い執着を持つ「サンラク」ガチ勢。VRシステムの特性を利用することでボイスチェンジから人外体型への対応、並列思考までありとあらゆる技能を可能とする。老若男女問わず様々な声色を使いこなすことが出来るため年齢性別ともに不詳。後にキャラ紹介で19歳女性社長令嬢と発表される。
登場人物(NPC)
- エムル
ヴォーパルバニーの国「ラビッツ」に住むロップイヤーの娘さん。ラビッツのカシラ、ヴァイスアッシュの13番目の子供。中々に高級感漂う服にシルクハット、片眼鏡に懐中時計と、まるでディズニー映画の不思議の国のアリスに出てきそうな兎のような格好をしている。語尾は「ですわ」。耳が弱い。マフラーに擬態出来る(この技はエムル曰く『れっきとしたヴォーパルバニーに伝わる緊急隠密の技』らしい)読者からはこっちがヒロインでは?と言われるくらい主人公とのコンビが板についているしキャラも立っている。
- アラバ
反転都市でサンラクと出会った誇り高き魚人族(マーマーン)。ダイバースーツのような服をまとった、鮫と人を足して割ったような姿をしている。普段は精霊の宿った大太刀を使用するが鮫らしく牙で戦うことも可能。サンラクとは良き友人となるが、エムルからは「あの魚臭い人ですわ?」と言われている。本来やたらと自信満々な性格をしているのだが、常識からかけ離れたサンラクによく振り回されている。
- ヴァイスアッシュ
エムルの父親にして最強の七種のユニークモンスターの1体で『不滅のヴァイスアッシュ』
会うにはヴォーパル魂が一定以上必要。レベルは不明だが少なくともレベル120のモンスターをいとも簡単に倒せるので少なくとも150以上はあると思われる
- ウェザエモン
遠い日のセツナからの依頼を受けて新月に特定の場所に行くと戦える最強の七種のユニークモンスターの1体で『墓守のウェザエモン』
セツナに影響されたのと倒すことを諦めた阿修羅会を潰す事を決めたのと信頼するオイカッツォとサンラクがシャンフロにいるのを知ったペンシルゴンが討伐を決める
戦闘は全部で3フェーズある。開始時に強制的にレベル50にされるがウェザエモンのレベルは200というレベル差150を強いる(ステータスもレベル50の時にされる)。ちなみに本来ならレベル上限解放後の上限である150に慣れたプレイヤーを地獄に叩き落とす仕様だったはずだがサンラクとオイカッツォは52、3程度なので下げられても問題はなく、ペンシルゴンは99だが何度かウェザエモンと戦ってるので慣れているため問題はないという運営の想定外になってしまった。
1フェーズ目はウェザエモン単体の攻撃を10分間凌ぐ。とりあえず凌げば良いのでパリィしまくったり蘇生しまくれば突破は可能だが断風というスキルの発生が1Fのため回避は困難……のはずなのだがサンラクはいとも簡単にパリィしたり回避したりしている。他には雷鍾、入道雲、大時化(武器を持っていない時のみ)も使用する。サンラク達は基本はサンラクが受け持ち、攻撃を受けたら蘇生アイテムを投げて蘇生するまでは他の二人が受け持つという割り振りで突破
2フェーズ目は移行時に戦術騎馬「麒麟」を召喚する。合流させてしまうとほぼ負け確になるため意地でも合流を阻止する必要がある。このフェーズも10分間凌げば良いのでウェザエモンを担当してるプレイヤーはそのままに他で麒麟を押さえれるならそこまで難しくはない。サンラク達はサンラクがウェザエモン、オイカッツォが麒麟、ペンシルゴンはサポートという割り振りで突破
3フェーズ目は移行時に装甲貫通の全体攻撃をする。ウェザエモンにアンデッド属性が付与されるのでそこを付いて移行時の攻撃を阻止する必要がある(出来なければほぼ即死)。麒麟も馬形態から甲冑形態に移行する。なおここからウェザエモンと麒麟に攻撃が通るようになる(1フェーズと2フェーズも通らないことは無いが常時スーパーアーマーな上にダメージ軽減率がめちゃくちゃ高いのでアタックホルダーレベルの攻撃力が無いとほぼ通らない)が通るようになるだけで装甲は硬い。ウェザエモンのHPを0にすると勝利の……ではなく晴天大征を発動し、晴天流の技(断風、雷鍾、入道雲、大時化、火砕龍、灰吹雪)をリキャストタイムを無視して連発し、最後に晴天を使用する。晴天終了時に戦闘フィールドにいる全プレイヤーが生存していると勝利なのだがこの晴天は回避不可、装甲貫通、装備破壊、魔法貫通、スキル貫通、即死効果のため何とかして武器を弾くか動けない状態で白刃取りを決めない限り終わらない上に失敗すると晴天大征が最初からになる。サンラク達はウェザエモンはサンラクが受け持ち、ペンシルゴンとオイカッツォは麒麟の撃破をすることで突破した。ちなみに最後の最後でサンラクが調整ミスをして危ない事になったがペンシルゴンとオイカッツォが墓を破壊(アニメでは破壊してない)して時間を稼ぎ、その隙にサンラクが自傷してスキルの条件を満たして、晴天の振り下ろされる武器を横から弾いて勝利した
ちなみにウェザエモンの持ってる武器は破壊可能で早い内に破壊すると晴天の発動を防ぐことが出来るがセツナの好感度が滅茶苦茶下がり、報酬も最低限になる。サンラクは最終的に武器を破壊しているが晴天に対抗した結果として破壊した場合はセーフ判定になるもよう
陽務家の人々
主人公の家族。ご近所さんや学校などから「家庭内環境大丈夫?」と聞かれるくらい、病的レベルで趣味に没頭する一家。学校や近所の皆様に育児放棄を疑われたり、そのせいで三者面談沙汰になったりするらしいが家族仲は良好。
- 陽務 仙次(ひづとめ せんじ)
主人公の父。病的なレベルの釣り好きで、毎年有給を使って魚を釣り上げに行く。知り合いの漁船について行ってクロマグロを釣り上げた実績を持つ。釣りに行った先では多くの釣り仲間を作っているらしい。
- 陽務 永華(ひづとめ えいか)
主人公の母。その道の専門家に名を知られる程の虫マニアで、最近は南米の蝶を育てる為に家の一室を南米の気候にカスタムした。
- 陽務 瑠美(ひづとめ るみ)
主人公の妹、読者モデルとして活動している。継続的な金使いで言えば一家の中でもトップクラス(なお瞬間的な浪費は母がトップ)生来のオシャレ好きで、幾つものバイトを掛け持ちしつつ服やアクセサリー、化粧品を買い集めている。読者モデルとして活動しているのは趣味ではなく、憧れの人物たる天音 永遠の存在が大きい。趣味のために全力を尽くす血が流れているので、様々なバイトをこなして全力で稼いでいる。みにすかでふとももなのでつよい。
作中のVRゲーム
小説「シャングリラ・フロンティア」には多くのゲームが登場し、その設定・感想などが描写されている。クソゲー・良ゲー・神ゲーなどあるがそのうちの一部を紹介する。
- シャングリラ・フロンティア
通称「シャンフロ」
最も多くの人が同時にプレイしたゲームとして世界記録に認定されたVRMMOの神ゲー。プレイヤー達は新人類を残し滅亡した世界の数千年後という、文明レベルが中世並みながらSF要素を無理なく持ち込めるファンタジーな世界で開拓者として自由に生きていくゲーム。オーパーツレベルで技術が数世代先をいってるゲームであり、圧倒的なリアリティ、現実では再現不可能なファンタジー、もう一つの現実と言ってもいいレベルのNPCのAIを揃え、今後100年はこれを超えるゲームはないとすら言われる。
- フェアリア・クロニクル・オンライン 〜妖精姫の祈り〜
通称「フェアクソ」
悪辣過ぎる敵AI及びお粗末な味方AI、九割がたヒロインが元凶なクソ過ぎるシナリオ、予測不能なバグが相まって、クソゲーマニアの主人公がクリア後に燃え尽き症候群を発症するほどのレジェンドオブクソゲー。まったくもって救いがないように思われるがクリアすると「報酬の3分」が待っている。実はこのゲームの開発に「シャングリラ・フロンティア」を開発している主要メンバーが関わっている。
- ベルセルク・オンライン・パッション
通称「便秘」
異名が「超次元バグゲリラリズム格ゲー」。首や手足が数倍に伸び触手のように襲い掛かる、姿が消え全く違う場所へと瞬間移動する、足首から下だけをその場に残して足を伸ばして当たり判定をずらす、飛び散った拳のテクスチャ全部に当たり判定あるなど、普通のゲームなら致命傷レベルである設計外のバグを駆使することで、このゲームはベルセルク達の熱き闘いのフィールドではなく人であることを捨てた人外達による阿鼻叫喚のインフェルノへと変貌した。
- ユナイト・ラウンズ
通称「世紀末円卓」
滅びに瀕した王国を救うためにプレイヤー達は騎士となり協力して襲い来るモンスターと戦う、というゲームだったはずが通常アイテムですら“極めてドロップ率が悪い”という仕様によって、アイテムの奪い合いが日常のPK推奨ゲームへと成り果てた。その状況とNPCを利用することでとあるプレイヤーがラスボスとして降臨することとなる。
- 辻斬・狂想曲:オンライン
通称「幕末」タイトルの「狂想曲」は「カプリッチオ」と読む。
製作側がプレイヤー同士のバトルロワイアルを想定して作っており、合言葉は「天誅」。不意打ち、裏切り、袋叩き、謀殺、リスキルなどどんな手段を使ってでも天誅する事が全てであり初心者であろうが全く容赦しない。天誅された際に「絶対に復讐してやる」という決意を抱けないものは幕末適性が低くこのゲームには向いていないとされ、適正の低いものから淘汰されていくため現在は蠱毒のような状態となっている。
- スリリングファーム
通称「危牧」
ゲーム時間でおよそ一週間に一度巨大生物が台風が如く甚大な被害を撒き散らす中でのんびり牧場経営しろと宣うダイハードシミュクソゲー。災厄の嵐を巻き起こす事で何もかもを問答無用で吹き飛ばすキリン「ゼピュラ・ジラ」、太陽光を何倍にも増幅し日照り状態を発生させ甚大な被害をもたらす象「ウルカヌ・ファント」、徹底的にプレイヤーを殺しにかかってくるリムジンサイズのクッソ凶悪なダックスフンド「レギオ・ダクスハウンド」など理不尽な災獣が登場する。核爆弾を作り撃退することも出来るが使えば畑が汚染されてGAME OVER。実はヒロインちゃんが前人未到の記録を持っている。
- サバイバル・ガンマン
通称「鯖癌」
ある意味ではフェアクソ以上に悪名を轟かすクソゲー。無人島で頼れるものは己と手に持ったピストルのみ、オンライン環境では全プレイヤーが敵同士というサバイバルガンシューティングゲーム。このゲームのせいで入院沙汰が起き、今はプレミアで取引されている。オンラインは閉鎖されているが、オフラインプレイは可能。「怪獣vs人間」のタイマンとでも言うべき状況を体験することができる。どうやらこのゲームの有名なプレイヤー3名がシャングリラ・フロンティアに存在しているらしい。
- ラブ・クロック
通称「ピザ留学」
ジャンルはギャルゲーだが、クソゲーマニアがやっているだけあってクソゲー。ストップウォッチを使い、話しかけるタイミングなどをコンマ1秒で計りつつプレイする。選択肢やタイミングを間違えると、巡り巡って攻略キャラが全員ピザ修行のためにイタリアに留学してしまう。
- 龍宮院富嶽全面協力! VR剣道教室・極
ゲームというより剣道のVR教材。最後に登場する隠し裏ボスが滅茶苦茶強く誰にも倒せないという評判がある。その裏ボスはタイトルにもある龍宮院富嶽という剣道の大家でクッソ強い爺さんであり、サイバー全盛期の現代に現れたリアル・ストロング・サムラーイの精巧なトレースAIがプレイヤーの前に立ちはだかる。見切りと動作の最適化が極まっているらしい。
- スペル・クリエイション・オンライン
通称「禁呪」「スペクリ」
どう考えても悪用されるゲームシステムがやっぱり悪用された事で今はもう滅びてしまったクソゲー。レイドボスを討伐することで解放される魔法の「詠唱を自由に設定することができる」という仕様を利用し、一部のプレイヤー達がいくつもの魔法にクソみたいな難易度(意味深)の詠唱を設定したことがきっかけで抗争となり最終的には「地雷プレイヤー同士が新規に迷惑をかけながら内ゲバしている」という悪評を被せられサービス終了となった。このゲームも「シャングリラ・フロンティア」を開発している主要メンバーが関わっている。
- 風雲プレジ伝
「愛と平和を謳える世界を! 戦火を消し去るラブアンドピース!」
パッケージ版しか存在しない上に販売本数三千本の時点で社長が資金持ち逃げして製作会社が破産した幻のクソゲー。プレイした人間からは「クソゲーだけどよかった」と言う評価がされる謎のゲーム、「寿司とパフェをカレーの調理法で混ぜても美味しくなるとは限らない」。ジャンルは「リアルタイムストラテジーアクションロールプレイングゲーム」でマルチエンディング形式。おおよその事象が「プレジデントだから仕方ない」で片付く。
- ネフィリム・ホロウ
ロボットアクションゲーム。プレイヤー達はかつて空から堕ちてきた巨人「ネフィリム」を乗りこなし、三勢力と時に争い時に協力するという硝煙臭いタイプの世界設定。良ゲーだが操作が難しいことこの上なく「一人でボーカル、ギター、ベース、キーボード、ドラムをこなすような操作性のゲーム」と紹介されるほど。その操作性ゆえ適応できるプレイヤーが少なく現在は過疎ゲーとなっており、ランキングの順位も変わらないなど閉塞感が漂っている。
- ギャラクシア・ヒーローズ:カオス
通称「GH:C」
アメコミのギャラクシアコミックに登場するヒーローやヴィランを作品問わず操作できるクロスオーバータイトルの最新作となる格闘ゲーム(諸説あり)。過去のギャラクシア・ヒーローズというシリーズは「ヒーロー体験」「ヴィラン体験」が出来る所が売りであり、対戦要素というものはおまけのようなものでしかなかった。だがシャンフロと同じ技術を限定的にとはいえ使うことによって、ギャラクシア・ヒーローズ:カオスはただ戦うのではなくケイオースシティという舞台の中、本当の意味でヒーローとヴィランの対戦を自分自身で再現することが可能となった。ギャラクシアコミックのファンにとっては間違いなく神ゲー。
- レクイエム・フォー・アーミーズ
フルダイブVR黎明期にリリースされたゲームでありながら今なおFPSの歴史の中で傑作と評される作品。このゲームにおけるキャンペーンシナリオに於いて幾度となく主人公の前に立ち塞がり、時に肩を並べ、最後は核爆弾と共に深海へと消えた傭兵「ジャック」。彼は常にジャック・オー・ランタンを模したマスク付きのヘルメットを装着していた………レクイエム・フォー・アーミーズ、それは傭兵達への鎮魂歌。
クリア時にはエモーショナルな感動が約束されている。
- デスゲーム・リベリオン・オンライン
通称「デベリオン」
作中でクソゲーか否かが紛糾したインディーズゲームのベータ版。プレイヤーは戦闘力皆無の状態で戦え、というアクションゲームと見せかけた軍団経営モノ。仲間を集めるところからスタートし、わらしべ長者のようにNPCを雇い、より難易度の高いNPCのクエストをクリアして更なる戦力補充を行う。このゲームの問題点は明確にプレイヤーの心を痛めつけるための確定イベントなど、極めて悪辣、残酷な感じで絶対に出血を強いる所とそれをサプライズしようとひた隠しにしようとする点。製作側の性根が腐り切っているがコンセプトとしては「好きな人はとことん好き」なダークファンタジーではある。
用語
- ライオットブラッド
アメリカに本社を置く「ガトリングドラム社」が社外秘の調合によって世にリリースしたエナジードリンクシリーズ。合法です。主人公のサンラクが愛用しつつも恐怖を感じずにはいられない位に効力が凄い。合法です。ただし日本向けは本国版よりも成分が薄まっている。
現在のラインナップは- ライオットブラッド
記念すべき第一号にして不朽の主力商品。ぬるいエナドリ業界に最新鋭完全武装で強襲を仕掛けた怪物エナドリ、今なお初期ライオットブラッドを愛するユーザーは多い。破城槌を抱えた黒いミノタウロスが目印。
- ライオットブラッド・クァンタム
缶は夜になると青白く発光する。ヘビーユーザーをして公的機関による合法の保証が出るまで手が伸ばせなかった一品。何故かこれを飲んだ後だといかなるゲテモノ料理でも平気で食べられるようになるとか。破城槌を抱えたスマイリーな少年が目印。
- ライオットブラッド
- モルドする
笑ってしまうこと。ネットスラングの「草生えるwww」と同義語。作中に登場するモルドのあまりの笑い上戸っぷりにあやかって、笑いが堪えきれない様をサンラクが「モルドしちゃう」と表現したことから、読者たちも掲示板などで使用するようになった。
- ユザーパーする or ユザパる
Usurper(奪う、強奪する)の単語を名に冠するエリアボス『ユザーパードラゴン』との戦いが、とあるユニークモンスターとの激闘の後だった為丸々カットされてしまった出来事から、主に「出番カット」の意味で使われる。
- ヴォーパル魂
「シャングリラ・フロンティア」内でヴォーパルバニーが提唱する謎のパラメータ。恐れを知り、なお立ち向かう心意気。絶望に染まらぬ不屈の覚悟、しかして魂の高潔さを問う。行動の過程をこそ重視し、プライドの為に死ねるか? ロールプレイに準じて義を貫けるか? そんな問いを投げかけているようにも感じられる。要するにかっこつけに実績を伴わせれるとこの値が上昇する。魂とは即ち精神、であるならばそれは矜持の強さである。
シャングリラ・フロンティアの世界と設定鍵インベントリアと設定漏らし
小説「シャングリラ・フロンティア」の設定は尋常ではないほど作り込まれており、出てくるプレイヤー達にはリアルが存在し、彼・彼女らはアバターで性別を変えたりロールプレイしながらゲームを楽しんでいる。
特にメインストーリーとなるVRMMO「シャングリラ・フロンティア」という表題作には数多くの設定が存在しており、力の入れようが破格である。
作中、NPC達はゲームの世界できちんと生きており、一人ひとりが生活し仕事もしている。当然テンプレートのような会話もなく、彼らは自由意志によって個別の人生を送っているのである。種族によっては何百年も生きてきたその経験から得た多くの知己を持つ者や、特殊な知識・情報を持っている者もいる。特殊な職業につき絶対勝てないような存在もあるが、死亡したら二度と蘇ることはないとされている。
ゲームの舞台となる世界も、開発者の狂気じみた作り込みによって惑星一つを場合によっては宇宙もサーバーで管理しているのではないかというほどの広がりを見せ、その地形に至った背景が存在する。
例えて言えば、
『この生命体は昔はべつの大陸に生息していたが、何らかの事情でその場所を離れざるを得なくなった。だが特殊な食性をしており、その特性から住むことが極端に限られていたため、種族まるごと狭い範囲に極端に集まって生息しており、長い月日の間にその場所は地形まで変質してしまっている』
くらいの背景が存在する。
作中に書ききることの出来ない裏話やキャラ紹介、設定を置いておく倉庫的作品として『設定鍵インベントリア』というシャンフロの倉庫的作品も書いている。そこには武器防具はもちろん、スキルの詳細な設定、主人公たちのリアルでの一幕、果ては作者自身が書いた絵も存在する。番外編や掲示板作品的な内容もあるので、考察をしたいという人以外でも十分楽しむことができるだろう。
また、硬梨菜は設定を作中・あとがき・感想返しなどでランダムに発信している。既に2万件を突破した過去の感想の中から設定付き感想返しを探すのはとても大変なので「シャングリラ・フロンティアwiki」において、この感想返し設定漏らしが精力的にまとめられている。これを読んでるだけでもかなりのシャンフロ通になれること請け合いである。
小説「シャングリラ・フロンティア」のここが凄い(あるいはおかしい)
小説家になろうにて長く連載されており更新頻度も人気も高いが未だ書籍化はされていない。書籍化されていないにもかかわらずWiki・某匿名掲示板・二次創作動画・ファンイラスト・辞典が存在し、人気投票めいたことを作者が企画したら1日で1000票ほど集まった。
また、読者からの感想の数が多いのも特徴。作品に熱中しているファンが多いということもあるだろうが、作者がよく感想に対する返事として小説の設定を書き込むことから、それを期待した読者の感想の書き込みが増えたことも一因と思われる。2020/4/26に小説家になろう全作品中、感想数が最多の作品となった。
シャングリラ・フロンティアの熱心なファン達の手によって作中のゲーム「デスゲーム・リベリオン・オンライン」をTRPG化した「デベリオンTRPG」が制作され、そのルールブックや動画が配信されている。
2018/11/20 アニメ情報サイト:アニメ!アニメ!のアンケート「アニメ化してほしいライトノベル・小説は?」の結果が発表され、その18位にシャングリラ・フロンティアがランクインした。おそらく書籍化もしていない作品でランクインしたのはシャングリラ・フロンティアのみと思われる。作者も作中のあとがきで「拙作が勇者王と同じ項目に並ぶ日が来るとは・・・」などのコメントを残している。
また2019年上半期では7位、2019年下半期では6位、2020年上半期では2位と着実に順位を上げ、2020年下半期で1位に輝いた。
2019/7/27から硬梨菜がTwitter(現X)を開始。日々シャンフロやゲームの話題などをつぶやいている。シャンフロに関するキャラクターイメージをメーカーで作成し公開しており、そのイメージが読者たちの想像・創造力を掻き立てるのか2次創作が大いに増加している。
2020/7/8 書籍化をすっとばして週刊少年マガジンにてコミカライズが発表。
2020/7/15発売の33号から連載開始。詳しくは後述。
2021/7/7 コミカライズ第一章が終わったタイミングでコミカライズ用の公式ポータルサイトがオープン。
2022/7/7 アニメ化&ゲーム化が発表。同時に公式ポータルサイトもそれを追加した仕様に。
2023/10/1 日5枠連続2クールでアニメ放送開始。詳しくは後述。
関連動画
ニコニコ静画
コミカライズ
週刊少年マガジン33号(2020年7月15日発売)から連載開始。
作画担当は「ワールドエンドクルセイダーズ」「進撃の巨人 LOST GIRLS」「Fairy gone フェアリーゴーン」の作画を担当した不二亮介。
ノベライズによる書籍化をすっ飛ばしてのコミカライズ化、殆どのなろう原作が月刊やweb掲載の中、週刊誌で連載等、異例尽くしのコミカライズとなる。書籍化に際する描写や設定変更等が発生するノベル書籍版が無いため、なろう掲載版がそのまま原作となるのも特徴。
原作者自らが書く外伝ノベルを雑誌に同時掲載、発表時には声優:佐倉綾音がナレーションを務める連載決定PVが公開される等、講談社による全力プッシュを受けての連載になる。
コミカライズ公式サイト(リニューアル前アーカイブ)はマガジン公式ページの一部では無く専用のドメインが取得されており、マガジン連載漫画としては異例の待遇である[1]。
また同時に、シャンフロ作中ゲームをイメージした「自作クソゲーコンペ」、アニメーションを交えた最新PVや、Youtubeでのシャンフロ公式チャンネル解説等、益々活躍を広げている。
単行本は通常版に加えてゲーム題材らしく「エキスパンションパス」と名の打った原作者:硬梨菜描き下ろし小説付き特装版が毎巻発売されている。
アニメ
2023年10月1日より、毎日放送制作日曜夕方5時枠 連続2クールで放送開始。
YouTube公式サイトやWEB配信版では本編の補間やアニオリを描くおまけコーナーとして「シャンフロ劇場」とSDキャラクターのミニアニメを配信。
スタッフ
- 原作:硬梨菜・不二涼介(講談社「週刊少年マガジン」連載)
- 監督:窪岡俊之
- 副監督:池下博紀
- シリーズ構成・脚本:筆安一幸
- キャラクターデザイン・総作画監督:倉島亜由美
- モンスターデザイン:長森佳容、大河広行、河野絵美、有澤 寛
- プロップデザイン:横山友紀、河野絵美
- アクション・エフェクトディレクター:酒井智史
- メインアニメーター:芳賀 亮、月田文律、西野武志、姚 江浩、新田駿也
- アクション作画監督:日浦玲奈、星野玲香
- 総動画監修:髙橋知也
- 色彩設計:高木雅人
- 色彩設計補佐:手倉森咲子
- 美術監督:野辺勇紀(インスパイアード)、中村朝咲(インスパイアード)
- 美術アドバイザー:増山 修
- 2Dワークス:田村あず紗
- 3Dデザイン:Emotional Pictures
- 撮影監督:山杢 光
- 編集:定松 剛
- 音響監督:藤田亜希子
- 音楽:髙田龍一(MONACA)、広川恵一(MONACA)、高橋邦幸(MONACA)
- アニメーション制作:C2C
キャスト
- サンラク/陽務楽郎(cv:内田雄馬)
- サイガ-0/斎賀 玲(cv:和氣あず未)
- アーサー・ペンシルゴン/天音永遠(cv:日笠陽子)
- オイカッツォ/魚臣 慧(cv:小市眞琴)
- エムル(cv:日高里菜)
- ヴァイスヴァッシュ(cv:大塚明夫)
歌
第1クール
- オープニングテーマ『BROKEN GAMES』
歌:FZMZ 作詞・作曲:MAQUMA、JACK 編曲:HONNWAKA88
- エンディングテーマ『エース』
歌:CHiCO 作詞・作曲:DECO*27 編曲:tepe
第2クール
- オープニングテーマ『Danger Danger』
歌:FZMZ feat. icy 作詞・作曲:MAQUMA、JACK、icy 編曲:HONNWAKA88
- エンディングテーマ『ガジュマル 〜Heaven in the Rain〜』
歌:ReoNa 作詞:ReoNaとハヤシケイ 作曲:毛蟹 編曲:Pan、宮野幸子
season2
- オープニングテーマ『QUEEN』
歌:LiSA 作詞:MAQUMA 作曲:HONNWAKA88、LiSA、編曲:HONNWAKA88
- エンディングテーマ『闇夜のダンサー -Dancer in the Dark Night』
歌:音羽-otoha- 作詞・作曲:音羽-otoha- 編曲:川口圭太、音羽-otoha-
関連チャンネル
関連リンク
- 小説家になろう:シャングリラ・フロンティア〜クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす〜
- 小説家になろう:設定鍵インベントリア:シャンフロの諸々
- 硬梨菜(@BOSH_JP060) - X(旧Twitter)
メディアミックス
情報まとめ
- 非公式wiki:シャングリラ・フロンティア~クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす~
- アニヲタWiki(仮):シャングリラ・フロンティア~クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす~
- アニヲタWiki(仮):シャングリラ・フロンティアに登場するゲーム
ニュース
関連項目
- 硬梨菜
- 小説家になろう
- クソゲー
- 神ゲー
- VRゲーム
- ヴォーパルバニー
- 蠍
- 辻斬・狂想曲:オンライン
- ギャラクシア・ヒーローズ:カオス
- デスゲーム・リベリオン・オンライン
- アニメ作品一覧
- 2023年秋アニメ
- ニコニコ動画で配信中のアニメ作品一覧
脚注
親記事
子記事
- なし
兄弟記事
- ありふれた職業で世界最強
- 痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。
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- 乙女ゲーのモブですらないんだが
- 乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…
- くま クマ 熊 ベアー
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- 史上最強の大魔王、村人Aに転生する
- 真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました
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