星野アイとは、漫画作品「【推しの子】」に登場する人物である。
概要
アイドルグループ・B小町の絶対的エースで不動のセンター。アイドルとしての芸名は「アイ」
その生まれた双子は、同い年ですでに4年ほど前に亡くなっていたファンのさりなと出産の最中に殺された担当医ゴローなのだが、彼女はその「正体(転生者)」には気づいていないのだった。
出産後、アイドルに復帰してからは幾度となく隠し子バレの危機や芸能界特有の闇にさらされるも、双子を始め周囲のサポートも相まって人気は更なる飛躍を遂げる。
20歳を控えた頃には、遂にB小町によるドーム公演が決定する迄となった。
フードの男は、かつてアイの双子出産時にゴローを殺害した「リョースケ」であった。
彼は「ドーム公演おめでとう。双子の子どもは元気?」と言うな否やナイフでアイの腹部を貫く。
彼はアイを「ファンを裏切った嘘つきと」罵倒するも、アイは「嘘は愛」で「愛したいと思っている」とした上でリョースケの事を覚えていることを伝え、[1]それを聞いた彼は錯乱の末逃亡。
残されたのは、アイを必死に助けるべく連絡するアクアとアイが横たわる扉越しで心配するルビー
アイは自らの最期を悟り、子どもたちの将来を見届けられないとことを悔やみながらも
あ……これは言わなきゃ
『愛してる』
ああ やっと言えた
ごめんね 言うのこんなに遅くなって
あー良かったぁ
この言葉は絶対 嘘じゃない
人物
紫のかかった黒髪のロングヘア—に、両目に星のハイライトが入った桃色の瞳を持つ美少女。
母子家庭育ちだったが、母親が逮捕されて以降は施設で育ち「愛に飢えた」子供時代を過ごした。
そんな中で、アイドルにスカウトされた際に壱護社長から「『愛してる』と言っていれば何時か『噓が本当』になるかもしれない」発言をうけてアイドルへと身を投じる。
度々人の名前が覚えられない等から発達障害の疑惑がある。[2]
アイドルとしては一番星の生まれ変わり呼ぶべき「天才」であり、容姿はさることながら高いパフォーマンスと向上心を持っており、多くのファンはさることながら芸能関係者を虜にする程であった。
母親としては、ネーミングセンス(特にアクア)を始め双子が見分けがつかなかったりと自他共に「ダメな部類」であり、本人もその自覚はあった。だが子どもの将来の為に仕事(アイドル)を頑張り、隠し子を悟られないように努めたり、ダンス練習の際には恐怖心を抱くルビーの背中を押す等、「母親」としての顔が芽生えるようになる。
しかし、当初の目的であった「愛してる」を探している内に自分自身「嘘か本当」かが解らなくなり、周囲とのギャップによる「孤独感」を抱えていた。
残された者たち
- 星野アクア
アイを死に追いやったと考える「父親」を見つけて「復讐」すべく芸能界へ身を投じる決意を固める。 - 星野ルビー
ママ(アイ)の果たせなかったドーム公演を実現すべくアイドルを目指す。 - 斉藤壱護
娘同然に可愛がっていたアイの死には相当堪えており、その後何を思ったのか、謎の失踪を遂げる。 - 斉藤ミヤコ
母親を失った星野兄妹を引き取り、失踪した夫に替わり芸能事務所社長となる。 - 五反田泰志
アイのドキュメンタリー映画を撮る程の親交が深く、生前アイから「ある物」を託されていた。
復讐の為に芸能界に身を投じるアクアの師となる。 - B小町メンバー
アイというスターを失った為2年後に解散。アクア曰く「(アイとは)あまり仲良くない」らしく
それは、OP(アイドル)の歌詞や小説「45510」からメンバー(アイとその他メンバー)間で複雑な感情だった事が窺い知れる。
余談
- 連載当初はアイは生存する予定であったが、原作者赤坂アカから「アイのキャラが強すぎる」として現在の結末となった。
- アニメ1期のOP主題歌『アイドル』の歌詞は、原作1巻及びアニメ1話を観て改めて聴くとアイの心情が深く出る作りとなっている。
- 【推しの子】放送された同時期に異世界転生のスピンオフ作品のアニメ放送されているが、その主人公がCV:高橋李依だったが為に「アイが頭のおかしい爆裂魔法の使い手に転生した」とみるファンが続出。
- 衝撃的なアニメ1期1話の放映を終えて2023年のGWを控えたある日、【推しの子】にロボットアニメという一見ミスマッチな組み合わせ動画が世に出た事でセンセーショナルなバズりが引き起こされた。
詳しくは「完璧で究極のゲッター」の項へ
関連動画
関連静画
関連チャンネル
関連項目
脚注
親記事
子記事
- なし
兄弟記事
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