温泉旅行とは、Cygamesより展開されているアプリゲーム『ウマ娘 プリティーダービー』の育成モードで発生するイベントである。
概要
シニア級(3年目)の1月前半、ウマ娘とトレーナーが商店街で開催されている福引きに挑戦するイベントが発生する。どうやら商店街の店で買い物をするともらえる福引券で福引きができるらしい。ウマ娘は(単純に福引自体をやってみたい者、特賞以外の賞に興味津々な者など一部例外はいるものの)いずれも特賞を引き当てるべく福引きに挑戦する。そして福引きの結果によって以下の通りにウマ娘のステータスが変動する。
結果 | 賞品 | 効果 |
---|---|---|
特賞 | 温泉旅行券 | 体力+30 やる気+2 全能力+10 ※温泉旅行イベントのフラグ成立 |
一等 | 特上にんじんハンバーグ | 体力+30 やる気+2 全能力+10 |
二等 | にんじん山盛り | 体力+20 やる気+1 全能力+5 |
三等 | にんじん | 体力+20 |
ハズレ | ティッシュ | やる気-1 |
特賞で貰える温泉旅行券は温泉のある旅館にペアで宿泊できるもので、期限が1年間と決められている。しかしこの1年間はウマ娘としてとても大事な時期を迎えるため、温泉旅行券はすぐには使わず保管しておく流れになる。
そして全てが終わった時、期限が迫ってきているのもあり満を持して温泉旅行に行くことになるのだが、その条件はURAファイナルズの優勝。すなわち育成モードにおける全育成目標の達成が必要となる。当然だが達成できなかった場合は没収となる為、福引きの特賞という運要素に加えて、ファイナルズ優勝という条件が掛け合わされることによって、多くの殿堂入りウマ娘を輩出したトレーナー(プレイヤー)でも温泉旅行はいまだに到達できないということも珍しくない。
しかしそれらを乗り越えた先にあるイベント、それは育成ウマ娘との会話とムービーによるウマ娘の入浴シーンである。ウマ娘の貴重なお色気シーンに思わずドキドキしたトレーナーもいるはず。苦難の末のご褒美であるといえよう。髪飾りつけたままとかバスタオル巻いたまま温泉入るなとか揚げ足取るやつにはドロップキック
当初は、一度見た後再度見返すにはもう一度温泉旅行券を引き当てる必要があったが、2021年5月下旬のアップデートで追加されたイベント鑑賞機能で温泉イベントも見返すことができるようになった。
なお、入浴ムービーはあくまでサービスであり、実際はトレーナーの性別に関わらず別々に入浴している。宿泊する部屋も別で、夕食だけ同じ部屋で取る形式のようだ。飛び級など、年齢の低いウマ娘については、両親が同伴することもある。
温泉旅行のイベントではステータスが上下することはなく、福引きで特賞を当てた時点で育成的な意味は完結している。言ってしまえば完全に観賞用のイベントである。温泉旅行のイベントが発生すると殿堂入りウマ娘の二つ名に「湯けむりウマ娘」が追加され、さらに初めて温泉旅行のイベントを見れた場合にはプレイヤーのプロフィールの称号に「温泉博士」が追加される。
シナリオ「Make a new track!!~クライマックス開幕~」では福引きイベントそのものが発生しない。つまり温泉旅行イベントも発生しない。
友人との温泉
友人カテゴリのサポートカードではお出かけや育成終了後のイベントで上記の温泉宿に行く展開が描かれることがある。
桐生院葵はお出かけできる状態かつ絆を最大まで上げていると、育成終了後に「ハッピーミークと来るための下見」という名目のもと、葵と温泉旅館に向かうイベントが発生する。入浴シーンはないが、ちゃんと温泉にも入ったことが語られる。こちらの温泉旅行が初めてだったというトレーナーも少なくないだろう。このイベントでは全ステータスが+6、さらに「追込ためらい」のヒントLvが+1される。
樫本理子は5回目のお出かけで、「合宿の下見」という名目でトレーナーと二人で温泉宿に訪れることになる。しかも、ランダムでそのまま二人で宿泊するという展開になり、彼女のチームのウマ娘たちに揶揄われることに。
安心沢刺々美は3回のお出かけを発生させていると、育成終了時に「ササバリィンクル・シリーズの打ち上げ」で温泉旅行に行くことになる。刺々美とのお出掛けイベントでは彼女がトレーナー役、トレーナーが選手役という形でレースに挑むため、ウマ娘との温泉旅行と同じ構図である。この旅行中、トレーナーは彼女からある誘いを受けることになるのだが……詳細は君の眼で確かめて欲しい。
アニメ
season 1
第7話と第9話が温泉回。
第7話では、天皇賞(秋)とジャパンカップに向けた特訓で、ウマ娘たちは山奥の温泉旅館まで走らされた。その後入浴して夕食となるのだが、浴場の扉だけが映され、入浴シーンは一切登場していない。
第9話、秋シーズンに向けた夏合宿で向かった場所も温泉地であるが、こちらも入浴シーンはなし。それどころか浴室の扉も映像に出てこない。
season 2
第6話に登場。
天皇賞(春)でのTM対決後、メジロマックイーンは骨折のため休養。
トウカイテイオーは有馬記念での惨敗後やはり怪我で休養に入り、リーダー(という名のマネージャー)としてチームスピカのサポートを務める。そんな中、マックイーンの計らいで、メジロ家の療養所を使わせてもらえることになった。その中には温泉施設も含まれ、二人は温泉の中で語り合うのだった。
こちらの温泉回には、入浴シーンが登場する。加えて、下記の通り原作に忠実である。
もっとも、史実のトウカイテイオーが入浴したのは、メジロ牧場の施設ではなくいわき市のJRAリハビリテーションセンターである。
現実
現実の競走馬も、専用の温泉施設で療養することがある。
効能は人間と同じく、ストレスの緩和および筋肉痛や怪我などの治療である。
人間と異なり、湯船は脚が浸かる程度で、上半身はシャワーである。
馬は肩まで浸かると浮いてしまうため、リラックスにならないためである。
JRA
函館競馬場にはJRAの温泉施設があり、湯の川温泉から引いた源泉で疲れを癒やす。
福島県いわき市の競走馬リハビリテーションセンターにも同じく温泉施設が存在する。トウカイテイオーやオグリキャップが入浴したことでも有名である。
他にも、温泉地には馬専用の温泉を備える私設の訓練施設が存在する場合がある。
ニコニコ動画には原作の無修正画像がアップされている。
右はタニノギムレット産駒のシルクリバー(現在は繁殖)。
テイエム温泉牧場
テイエムオペラオーのオーナー・竹園正繼は鹿児島県垂水市でテイエム温泉牧場を経営している。現在閉鎖中のテイエム牧場本場の隣にある。元々は馬を洗うために井戸を掘る予定だったが、温泉が湧いてしまったので人間用の施設を作ったとのこと。馬用の温泉施設もあるが、オペラオーが入浴したかどうかは定かではない。
テイエムオペラオーのシナリオでは、彼女のセリフの中にこれを連想させるものがある。
有馬温泉
有馬温泉(兵庫県)という名前の温泉があるが、有馬記念(千葉県の中山競馬場)と直接の関係はない。
レースの方は、創設者である有馬頼寧の名に由来するが、この血筋を遙かに遡ると、現在の有馬温泉もある摂津国有馬郡にルーツがあるとのこと。
とはいえ、温泉だけ知っている競馬初心者が間違えて阪神競馬場に来る例があるらしく、阪急電鉄がTwitterで注意を呼びかけたこともある。
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https://twitter.com/hankyu_ex/status/1073086421643202560
関連動画
温泉旅行のイベント動画は探せばいくつかアップされているが、まだ温泉旅行に行けていないトレーナーは動画では見ずに自力でイベントを見てほしいのであえて掲載しない。
苦労の末にイベントを見ることができれば感動もひとしおである。
君の愛バがずきゅんどきゅん走り出した先に見えたもの、それは君の目で確かみてみろ!
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