「さすがの手腕……私も負けられません! 同期であり、ライバルの貴方には」
桐生院葵(きりゅういん あおい)は、Cygamesのメディアミックスプロジェクト『ウマ娘 プリティーダービー』の登場キャラクター。
概要
こんにちは、桐生院葵です。トレセン学園の新人トレーナーです。
まだまだ未熟者ですがウマ娘のため、精一杯、努めて参ります!
数多くの優勝ウマ娘を育て上げた名門トレーナー一族である桐生院家の一人娘。ヒト耳があるのが確認できるので正真正銘人間の女性である。
トレーナーのライセンス試験を優秀な成績で合格し、プレイヤーであるトレーナーと同時期にトレセン学園に配属となった。その名前は早くから中堅・ベテラントレーナーの間で話題になっている。
育成モードのシナリオではハッピーミークのトレーナーを務めている。桐生院家に代々伝わる「トレーナー白書」の教えを忠実に守っているため、ウマ娘のトレーナーとしては非常に優秀である。現に彼女がトレーナーを担当し始めてからハッピーミークの成績はぐんぐん伸びており、最終的にURAファイナルズの決勝まで上り詰めるほどになる。
一方で、家の教えを頑なに守っているため、公園に遊びに行っても遊具を使ったトレーニングを考える、カラオケに行っても童謡しか歌えない(うまぴょい伝説は踊れる)など、ウマ娘のトレーナー以外のことにはからっきしの堅物人間。トレーナー白書の内容を絶対視するあまり、ハッピーミークのプライベートや心理面には全く干渉しておらず、もっと葵と交流したいというミークの気持ちにも気づかずにいた。
同期のトレーナー(プレイヤー)によって、マニュアルには書かれていない本当に大切なウマ娘との付き合い方を学んでいくことになる。
ちなみに、ボブカットに見えるがページ冒頭のイラストのように後ろで小さく結んでいる。公式のイラストではかなりわかりにくいが、3Dモデルで頭を動かしたところを注目してみるとしっかり確認できる。
「知識だけではなく身をもって学べ。自らの肉体を育てることも経験である」
というトレーナー白書の教訓を守ってきた結果、身体能力が(人間としては)非常に高く、
- ウマ娘用のトレーニングを「まず自分が試す」というスタンスでやっている
- 本人曰く、プロレベルではないがあらゆるスポーツの経験を積んでいる
- パルクールもできる
- ひったくり犯を捕まえて感謝状を貰ったことがある
といった様々なエピソードが判明している。
一方で1周年で追加された1コマでは「こういうのは量より質」と言いながら高速でウマ娘関連と思しき本を読み漁っていたりと、色々抜けたところはあるものの文武両道の卓越した能力の持ち主であると言える。
鋼の意志
「新設!URAファイナルズ」シナリオにて、クラシック級11月前半までにゴールドクラス(ファン数5万)に到達した場合、直後のイベントに変化が起こり、「トレーナー白書」を託してくれるエピソードが追加され、賢さ+20、スキルpt+20のステータスアップに加え、スタミナ回復のレアスキル「鋼の意志」の習得ヒントを入手できる。ストーリーを進めているだけで確定でレアスキルが手に入るという非常に豪華なイベントとなる。
……なのだがこの「鋼の意志」、残念なことにレアスキルの中でも屈指の弱スキルとして扱われてきた。
「隠れ蓑」の上位にあたる、「レース序盤に前が詰まった時に強い意志を保ち持久力が回復する」という効果なのだが
- 「レース序盤に前が詰まる」という状況は、特に逃げや先行に作戦を設定しているとまず起こらず、発動条件を満たさない。もし起こったらそれは恐らく根本的にステータス不足なので、回復云々の問題ではなくそもそもレースに勝てない。
- 差しや追込なら発動するかと思いきや、「序盤」という短い期間のせいもあって基準がシビアで、それでも全然発動しない。追込でゲート出遅れが発生してようやくというくらい。
- スタミナは「可能な限り高くする」より「レースに対する最低限の基準を満たす」ことが重要視されがちであり、スタミナを補う回復スキルにとっては「安定して発動しない」だけでも致命的。「安定しない」というレベルすら下回っている感もあるが。
- スタートが上手くなる「コンセントレーション」、序盤のコース取りが上手くなる「注目の踊り子」など、前が詰まらないようにするための効果を持つスキルは数多い。これらを習得すればするほど鋼の意志が死んでいく。
- 「円弧のマエストロ」「好転一息」「食いしん坊」など、発動条件が遥かに緩く便利な回復レアスキルは多く、必然的にそれらを入手できるサポートカードがフレンド枠含めて積極的に使われるため、相対的な見劣りも激しい。
- というか、これらのレアスキルどころかその下位のスキルにすら劣るという評価をせざるを得ない。
といった事情により、確定で手に入るにも関わらずほとんど見向きもされないのであった。
しまいには「桐生院家に伝わるスキルであると思われるのに当のハッピーミークが鋼の意志を習得していない」という事実も合わさり、ネタスキルの代名詞、トレーナー白書無能説といったいじりネタがすっかり定着している。
鋼の意志(真)
しかし、1周年アップデートによる大規模なバランス調整により、鋼の意志(隠れ蓑)にも調整が入った。
致命的な発動しにくさがテコ入れされ、性質上確実とは言えないにせよ遥かに発動しやすくなった。
踏み入った評価は下せる段階ではないが、とりあえずこれまでと同じ扱いはされなくなるに足るであろう。
また、同時に実装された「Make a new track!!」シナリオではトゥインクルスタークライマックスに出走するハッピーミークが鋼の意志を所持しており、もうひとつの不名誉にも終止符が打たれた。他のシナリオではそのままだけども。
サポートカード
SR「共に同じ道を!」
サポートカードはRとSRの2種類がある。Rについては特筆すべき点はないので、基本的にはSRについて記述する。
同様に友人カテゴリである駿川たづなや樫本理子のカードと同様に得意トレーニングやスキルは持たないが、レベルを上げればトレーニング失敗率を下げる、体力消費を抑えてくれるなどトレーナーらしい効果を発揮する。絆ゲージを高めてイベントを発生させればお出かけコマンドで一緒にお出かけができるようになる。
イベントの締めはプレイヤーと2人での温泉旅行であり、こちらもたづなさんに負けず劣らずのドキドキ感があるイベントである。
イベントでは「逃げけん制」「追込ためらい」というデバフスキルのヒントを覚えられる。こちらは鋼の意志と違ってちゃんと有用。たづなとのお出かけは体力回復・バッドコンディションの除去などコンディションの調整に優れるのに対して、葵の場合は体力回復が少なくコンディション除去もないが、代わりにスキルポイントが獲得できるイベントが多いのが特徴。また、SRなのでSSRよりかは上限解放をさせやすく、それ次第では総合力でもたづなに引けを取らない場合もある。必要性に応じて使い分けるといいだろう。両方使うという手もある。
アオハル杯シナリオと共に実装されたシナリオリンク(対象キャラのイベント効果アップ)において、唯一URAファイナルズシナリオのシナリオリンク対象に設定され、一部イベントの効果がアップした。
特にたづなと比較して登場が遅いことによる絆ゲージの上げにくさについては、トレーニング後のイベントで絆ゲージの上昇値が上がっており(1回目+5→+10、2回目以降+5→+7)改善された。
またシナリオリンクはURAファイナルズの共通シナリオイベントも対象となり、彼女絡みのシナリオイベント効果もアップしている。
アオハル杯シナリオではシナリオリンク対象ではないためサポートイベント効果は従来通りだが、登場シナリオがないため1ターン目からトレーニングに登場する。
関連動画
関連静画
関連項目
- 11
- 0pt
- ページ番号: 5618042
- リビジョン番号: 3006196
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