生徒会のヲタのしみ。とは、丸美甘による漫画作品である。
ヲタなあらすじ
生徒会に入ったら皆が皆ヲタでした。
概要
ガンガンONLINEで2008年10月から2012年6月まで連載されていた4コマ漫画で、単行本は全5巻。作者は丸美甘。萌え漫画――の皮を被った、どぎついパロディやメタ満載の、ヲタ系あるある(?)日常漫画。
生徒会役員が全員、それぞれジャンルの違うヲタで構成されており、それはそれは濃いヲタクなやり取りを見せてくれる。
生徒会メンバー
- 斉藤健
- 主人公。ヘアピンがアイデンティティな奥田高校2年生で、生徒会副会長。
が、その実態は隠れヲタ。好きなジャンルはツンデレ。隠れヲタという事を生徒会に見抜かれ、ヲタの巣窟である生徒会に入ることになる。生徒会に入ってからも、役員にヲタであることを否定し続けているが、ぶっちゃけ隠し切れてない。生徒会役員の中で唯一一般的な思考をしているので基本的にツッコミ役兼ブレーキ役。ただ男のくせに若干スイーツ(笑)入ってる。ヲタとしての知識はあまり多いとは言えず、他のメンバーの話についていけない事もしばしば。でもまあ、寝言で「綾〇レイは俺の嫁」とか言っちゃう終わってる人間ではあるけどね。地味目の印象なのか、生徒会役員の中で唯一生徒達に名前を覚えられてないかわいそうな人。それで大丈夫か主人公。 - 一之瀬蘭
- 金髪ロングヘアーのちみっこ美少女で、2年生の生徒会会長。校内に熱狂的なファンクラブが出来る程の人気で、おまけに実家には執事がいる程のお金持ち。
が、その実態はヲタク。好きなジャンルはロボ。しかもロボ同士の恋愛を好む超次元クラスの間違ったロボヲタ。口を開けばヲタ用語が飛び出すし、典型的なヲタ的思考もしょっちゅう。ピンクロボというキャラクターを溺愛しており、会長といえばピンクロボ、ピンクロボといえば会長と言えるレベルで定着している。基本的にジト目がちで、デフォ絵になることが最も多い。ある意味人として一番終わっており、色んな意味で生徒会最強の人物。本人はネタでやっているのだが、ベッタベタなツンデレキャラを健に対してやってみせた際、健に惚れられている。しかも、自分がツンデレキャラを演じた際に、健がときめいている事を見抜けても、自分に惚れているという事には気付かない。健哀れ。 - 菊地秀
- クールで超イケメンなメガネ系男子。高校2年生で生徒会副会長。当然の如く女子から大人気のモテモテ男。くっ、爆発しろ。
だがその実態はやっぱりヲタク。好きなジャンルはロリ。というか幼女しか愛せないド変態。しかも二次元に限る。そのため、モテるけど三次元の女なんてどうでもいい。普段は無愛想だが、生徒会メンバー以外には外面モードでさわやかな好青年を演じている。また基本的に万能で、だいたいなんでもそつなくこなす。それに、生徒会役員の中ではまだ思考がまともな方。健達のためにクレーンゲームの賞品を取ってあげたり、たまに優しかったりもする。愛せるのは幼女キャラのみだが、作品自体は普通に好きな物も結構あるようで、ジャンルが偏りに偏った生徒会役員の中では、一般的なヲタに最も近いかもしれない(実際、作者によると、読者に一番共感してもらえているのが秀らしい)。残念すぎるイケメン、イケメンの無駄遣い、スペックの高すぎる俺ら。ゴメン、やっぱ爆発しなくていいです。 - 南あや
- ちょっとほわほわした女の子で高校3年生。癒し系美少女で生徒会書記。
が、その実態は当然のようにヲタク。好きなジャンルはエロ。そのジャンルの性質上、基本的にどんなアニメ、漫画、ゲームにも対応でき、守備範囲の広さは生徒会最大を誇る。NLだけでなく、BLやGL、近親、触手、性転換等、エロければ何でもござれのバーゲンセール状態。なのに本人は癒し系というある意味貴重なお方。読めば分かるかもしれないが、南さんが描いている物はエロいのに、南さん自身でエロい事など考えつかないというか、考えちゃいけないというか、なんというか、そんな感じの不思議な感覚に陥るのは筆者だけだろうか?手先は器用な方だが、味オンチ気味で料理が毒みたいにヤバい。自覚はある。作品当初はオドオドがデフォルトだったが、最近はニコニコがデフォルト。それにともない、発言も増えてきている。まあ、ヲタらしく自分の意見はちゃんと言うという事は初期からだが。健からは「生徒会のオアシス」と評されているが、そのオアシスも毒沼化してきており、いつまでオアシスでいれるのか心配な今日この頃。 - 夏目沙耶子
- 黒髪ロングの素敵なお姉様で高校3年生。かわいさと綺麗さをどちらも兼ね備えたような美少女で生徒会会計。
が、その実態はもう分かってると思うがヲタク。好きなジャンルはBL。しかも二次元三次元問わず、男が2人いればとにかく妄想し、大暴走を引き起こす迷惑な腐女子そのもの。ただし、女の子キャラも好き。それこそ健と秀の2人や、その友人すら巻き込んで暴走することがザラにあるので、特に秀からは苦手に思われている。健を除く他のメンバーが全員同人漫画を描いている中で、唯一の字書き。これは絵が描けない事が原因だと思われる。その容姿から女生徒にモテモテで、夏目さんに男が近付こうものならファンの女の子達が容赦ない攻撃(口撃)を浴びせてくるレベル。会長と並んで生徒会のフリーダムの二強であり、基本的にボケ担当。 - 梅原帝
- 健のクラスの担任をしている数学教師であり、生徒会の顧問。
が、その実態はまさかの教師までもヲタク。好きなジャンルはゲーム。まさか梅原って名字は……。役員達と違い、ゲーオタではあるが、ゲーム以外にあまり興味がなく、アニメ等の知識は少なめ。だが、そのゲーマーっぷりは廃人の域で、「道路に五泊してゲームを発売日に購入」「ゲームセンターでブラックリスト入り」「職員室で堂々とゲーム」等、ゲームに関しては留まることを知らない。役員達をあだ名で呼ぶが、基本的に不評。出禁にされることもあるため、登場機会が少ない事をネタにされており、しょっちゅう忘れられたり、放っておかれたりと扱いがひどい。
その他の主な登場キャラクター
- 鈴本裕紀
- 健の友人その1。少し冷めた感じの猫っぽい少年。だが実は友達のことが大好きな純ツンデレ男。会長とは天敵同士で、2人揃えばいがみ合い果たし合い。
- 柴崎正太郎
- 健の友人その2。高身長の犬っぽいお兄ちゃん系少年。若干ジジ臭いがとにかくいい奴。けっこうなフラグ男で南さんとかやちゃん、共にフラグあり。そこ代われ正ちゃん。
- 南かや
- 南さんの妹。小学生位にしか見えない低身長で、制服すらぶかぶかだが、高校1年生。超ド級のシスコンで何事も姉命。高確率でバット(というか金棒)装備の危険な女の子。その標的はもっぱら姉に近しい健に向けられている。秀に対しては性癖を知っているのでノーマーク。
- 福富ちひろ
- かやちゃんのクラスメイト。イタい娘。この漫画初のモブからの昇格キャラ。イタい娘。ヲタクであり、二次元に非常に影響を受けやすい性格で、つい影響を受けたキャラになりきってしまう性質。イタい娘。二次元っぽいため秀に惚れており、もはやストーカー染みてきている。見てて恥ずかしい。
- 竹嶋チカ
- 奥田高校教師。秀の担任でバリバリのキャリアウーマン。梅原先生の事が気になっているようだが、裕紀以上にツンの強いツンデレのため、梅原先生に対して冷たくなりがち。
- 松田つかさ
- 奥田高校教師。通称松っちゃん先生。会長の担任。竹嶋先生が気になっているようだが、不毛な三角関係である。人をけなせない、梅原先生を買い被るなど人間性のよくできた人。正太郎のおじさん。
- 斉藤康
- 健の妹で中学2年生。健そっくりで身長も健以上。しっかり者で男らしく紳士で王子様属性の女の子で、夏目さんすら受けに回らせてしまう程の逸材。なにそれ完璧超人。しかし、ドジっ娘で怖がりでお兄ちゃん大好きっ娘という「あざとい!」と思わず叫んでしまう程の属性の詰め合わせ。なにそれそこも含めて完璧超人。
関連動画
関連リンク
関連項目
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- 0pt


