自分が死ぬ時のことは分からんけど
生き様で後悔はしたくない
虎杖悠仁(いたどり ゆうじ)とは、漫画『呪術廻戦』の登場人物である。
概要
今作の主人公。誰に対してもフレンドリーで、一癖も二癖もある呪術師たちともすぐに仲良くなれる性格。特別な力を持っているわけではないが、「砲丸を投げて30m先のゴールポストに激突させる」「50mを3秒で走り抜ける」など超人的な身体能力を有していた。学校に密かに置かれていた魔除けの呪物を手に入れてしまったことをきっかけに、彼の人生は大きく動き出す。
特級呪物「両面宿儺の指」の回収任務を請け負っていた呪術師・伏黒恵に出会い、「呪い」と呼ばれる超常現象に直面。同じオカルト研究部に所属する先輩たちと伏黒を救うべく、両面宿儺の指を飲み込み、自らの身体に特級呪物を宿す。本来なら死ぬレベルの猛毒だが、彼は特級呪物をある程度抑え込むことが可能な「宿儺の器」だと判明する。危うく秘匿死刑になるところだったが、今後生まれるかも分からない器をすぐに殺してしまうのは惜しい。そこで、五条が上に提言し、「20本ある宿儺の指を全て取り込んでから死んでもらう」という選択を用意した。
祖父の「オマエは強いから人を助けろ」という遺言もあり、呪いの被害に遭う人物を少しでも減らせるならと、彼は宿儺の指を全て取り込むことを決意する。
宿儺を喰うのは自分にしかできない、だからこそここで逃げたら後悔するだろうと思い、「自分が死ぬ時のことは分からんけど 生き様で後悔したくない」と考えている。また、周りの人には「正しい死」を迎えてほしいと考え、呪物による「間違った死」を阻止すべく一人でも多くの人を助けようと行動している。
生まれつきの術式を持っていないため、術式を使うことはできないが、体術に呪力を上乗せすることで呪物と戦うことが可能。また、先述の通り特級呪物を飲み込んだのに加え、自分を殺そうとしてくる呪いを躊躇いなく殺すことができ、五条の言葉を借りるなら「イカれて」いる。つまり呪術師としての才能は十分に備えている。
特級仮想怨霊の出現で派遣された際、両面宿儺に心臓を破壊されて死亡。しかし正確には死んでおらず、両面宿儺の生得領域で生存していた。両面宿儺が伏黒に対して"興味"を持ったことで生き返ったものの、その際に交わした条件を本人は記憶していない。
余談だが、作者は虎杖のことが苦手であると明かしている。そんな彼と作者を唯一繋げているのは、彼の「俗っぽい部分」とのこと。第64話の「18歳未満が行っちゃダメな『パ』から始まる所に時間潰しに行く」という描写を誰がなんと言おうと消さなかった、というエピソードがある。
逕庭拳(けいていけん)
呪力を纏った手でパンチする虎杖の通常攻撃。虎杖の人間離れした身体能力が起因し、通常遅れることのない呪力が遅れて到達する。そのため、一度の攻撃で二度の衝撃が生まれるトリッキーな技。しかしそれでは特級に通じないので、親友の東堂のアドバイスを受け、呪力と打撃を同時に発動できるよう成長した。
黒閃(こくせん)
打撃から0.000001秒以内に呪力が衝突した際に生じ、空間は歪み、呪力は黒くなる。
威力は平均で通常の2.5乗。「2.5倍」ではないのがポイント。
※指数関数を理解されている方々には突っ込みどころだが、作者もノリで設定してしまった旨コメントしているのでいい感じに脳内補完しよう。
狙って出せる呪術師はいないが、経験するかしないかで呪力の核心との距離に大きな違いが生まれる。
存在しない記憶
「存在しない記憶」記事参照。
以下はネタバレ成分を多く含んでいます。 ここから下は自己責任で突っ走ってください。 |
出生の秘密
本作の黒幕とも言える人物・羂索が、宿儺の器として意図的に生み出した存在。
羂索が彼を「息子」と呼ぶほか、羂索によって別の意図で生み出された存在である呪胎九相図の脹相からは「弟」と呼ばれている。
両親は父・虎杖仁、母・虎杖香織。
作中悠仁の脳裏によぎった「赤ん坊の頃の記憶」では、香織の頭部に偽夏油同様の縫い目が存在していた。同回想では、祖父・倭助が香織の異常を指摘している。
関連動画
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関連項目
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子記事
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