「誠直也」(まこと なおや)とは、「仁義なき戦い」シリーズ等の東映の劇場映画や、
で知られる俳優である。
概要
高校時代に、ラグビー部の主将・CTBとして全国高校ラグビーに出場し優勝している。
大学卒業後、就職が内定していたところに知人のすすめで俳優の道に進む事になり、1971年公開の映画「現代やくざ血桜三兄弟」でデビューした。その後は「菅原文太」に師事して演技に磨きをかけながら東映の映画に出演を続け、「仁義なき戦い」シリーズでは20代の若さながら本職かと勘違いさせるドスのきいた声と眼力で好演した。
そんな悪役人生な最中の1973年に、円谷プロ制作の「ファイヤーマン」の主役「岬大介」役に抜擢され、炎の超人ファイヤーマンに変身する子供に優しい熱血漢の役を好演した。
「ファイヤーマン」を撮影していた際は九州訛りが残っていたが、アフレコ基本で些細なイントネーションは気にならないはずの撮影環境ながら、訛りがでたところでSAFの同僚「水島三郎」役で出演していた名優「岸田森」に撮影と止められてはチェックをうける環境に辛さを感じていたが、年月を経て岸田森も亡くなった後に、チェックされた事を今は感謝しているとの事。
27~28歳と30歳目前の1975年には、栄光のスーパー戦隊シリーズ第1作「秘密戦隊ゴレンジャー」にてレンジャーの中のレンジャー「アカレンジャー/海城剛(かいじょう つよし)」役に抜擢され、決断力・統率力・戦闘力に優れる理想のリーダー像を、仲間との軽妙なやりとりや男臭さ抜群の堂々とした立ち振る舞いで好演し、「秘密戦隊ゴレンジャー」の原作者「石ノ森章太郎」からは
アカレンジャーは君に演って貰って本当に良かった
と高い評価を受けた。
本当の子供達のヒーローは彼だ
と尊敬しており、新堀和男のアクションおかげで自分自身も格好見られていると後に語っている。
また「キレンジャー/大岩雷太」を演じた「畠山麦」は、後に「特捜最前線」でも共演しており、畠山麦が自殺したことについて力になれなかったことを無念に感じている事を、雑誌のインタビューで吐露している。
2003年には、劇場版「爆竜戦隊アバレンジャー DELUXE アバレサマーはキンキン中!」で竜人族の賢者アクガルを演じて、久しぶりにスーパー戦隊シリーズに顔を見せた。
「秘密戦隊ゴレンジャー」以降も、映画にTVドラマに出演して俳優活動を続け、1977年放送開始した刑事ドラマ「特捜最前線」では、第1話から特命課のメンバー「吉野竜次」巡査長役でレギュラーを務め、第1話から皆勤賞で第435話「特命課・吉野刑事の殉職!」までの長い間出演し続け、猪突猛進で直情的な現場叩き上げの刑事を好演した。作中で巡査部長に昇進し、立て籠もった犯人を説得して外に連れ出した際に、犯人に襲いかかろうとした人質をかばって犯人の銃弾を胸に受けて殉職後に警部に昇進している。
※その後、第499話と第500話に吉野刑事そっくりのチンピラ役で出演している。
「秘密戦隊ゴレンジャー」の劇場版以外では脇役に徹していたが、2003年公開の映画「実録ヒットマン北海の虎・望郷」にて長編映画初の主演を務めた。
そして2011年。栄光の「秘密戦隊ゴレンジャー」から35作目にあたる「海賊戦隊ゴーカイジャー」の第1話放映時には、番組冒頭のレジェント大戦シーンにおいて、アカレンジャーの声を33年振りにつとめ、映画「ゴーカイジャー ゴセイジャー スーパー戦隊199ヒーロー大決戦」では、35大戦隊を率いるレンジャーオブレンジャーの存在感を見せつけた。
※ちなみにアカレンジャーのスーツアクターは新堀和男が務めている。
主な出演作品
主演TVドラマ映画 |
※その他の出演作品についてはWikipediaの該当項目参照
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関連コミュニティ
関連項目
関連人物 |
SAF(ファイヤーマン)秘密戦隊ゴレンジャー
特命捜査課・刑事(特捜最前線) |
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