佐賀市とは、佐賀県の県庁所在地である。人口約24万人だが、中心市街地に活気がなさすぎ、田んぼも多いからド田舎との声もある。一応、施行時特例市。
概要
1889年に市制を施行して以降、1922年、1954年(2回)、1955年、2005年、2007年の6回に亘り、佐賀郡全域と神埼郡蓮池町の一部、および神埼郡三瀬村を合併し、面積が431.4平方kmとなり、物凄く広くなった。
また、これらの合併により北の県境が福岡市と直接繋がることになり、県庁所在地同士が隣り合わせにもなっている。
(なお、以下の記述では「旧佐賀郡部」は2005年以降に合併した地域を指す。)
特徴
- とにかく田んぼが多い。旧佐賀郡部を有明海側に下ると、田んぼが著しく多くなる。季節によっては野焼きで煙たい。
- 昭和20年代までは本当に人工物が少なく、原っぱだけが広がる土地だった。このため大東亜戦争末期、佐賀市が空襲を受けたのは1945年8月5日夜の1回のみである。人口密集地という訳でもなく、軍事施設がある訳でもないので戦略的価値が低いと判断されていたのだろう。
- 佐賀市が2005年に合併する前には佐賀県には"20万都市"というものが存在しなかった。ちなみに、佐賀県の人口自体も85万人と少ない。
- 上記の通り、人口が20万人を超えたので2014年4月1日から特例市に指定された。これで少しは有名になる…?
- と思ってたら1年後に地方自治法が改正されて特例市制度が廃止になってしまった・・・が、現在は「施行時特例市」ということになっている。(代わりに中核市の指定要件が「人口20万人以上」に緩和されたが、施行時特例市は今後人口が20万を割ったとしても、2020年までなら中核市へ移行できるらしい。)
- 「佐賀?どこそれ?」と言われるのもしばしばあったが、最近はツノの芸人が出した歌ともみじ饅頭芸人の「がばいばあちゃん」により、知名度が高い(らしい。)
- 鳥栖市にはプロのスポーツチームがあるのに、佐賀は全くない。
- 旧大和町から「佐賀市きっず」のキャラクターに昇格した「まほろちゃん」というキャラクターが一時期話題になり、5月ごろまで市報にも登場していたが、県が送り出した「俵マイ」というキャラクターにその座を奪われた。誰もが市報にまほろちゃんの再登場を待ちわびている。
- 人口が少ないのに大型ショッピングモールが3件もある。ゆめタウン佐賀、ジャスコ佐賀大和、モラージュ佐賀。
- 2003年頃どっかのツノ付きの芸人が「吉野家もスターバックスもない」と言い張っていたが、吉野家は当時から鍋島と南部バイパスにあった。ちなみにスターバックスは2007年から兵庫町の「ゆめタウン佐賀」に出来た。
- 2006年頃えびす像がたくさんある町として佐賀駅に石像を設置する等アピールしていたが、1年持たずに忘れ去られている。
- 合併して縦長になったせいで佐賀空港から福岡市に三瀬ルートで行く際、経由市町村の存在がなく、三瀬トンネルを抜けるとすぐ福岡市早良区に出てしまう。
市内紹介
県庁周辺
県庁を中心としたエリア。地名的には『城内』である。NHK佐賀放送局やサガテレビなど放送関連の施設、県立博物館や美術館、県立図書館があり、周辺には各省庁の施設がある。
県庁の近くには佐賀県内の名門中の名門である佐賀西高等学校がある。高校生クイズにも度々登場している高校で、学力は県内トップクラス。
佐賀城本丸歴史館があり、かつて佐賀城があった場所に様々な歴史を伝える展示物などがある。何故か城の中にハイテクな機械があるのが特徴。
中心市街地
片田江~郵便局前の国道264号線から中央大通りの方にかけてのエリア。佐賀県唯一のデパート、『佐賀玉屋』があり、白山名店街を中心にかつて栄えていた。しかし、ダイエー佐賀の閉店や郊外大型店舗の開店などにより、寂れてしまった。
松原~呉服元町にかけては歴史のある街となっており、佐賀歴史民俗館(旧古賀銀行)など、歴史に関する施設がある。この近くの水ヶ江エリアには、大隈重信記念館がある。
佐賀駅周辺
佐賀駅に『駅ビル』といったものはなく、近くの西友佐賀店で唯一ショッピングが出来る地味な街といったところ。
周辺には『どんどんどんの森』があり、佐賀新聞本社などが立ち並んでいる。
南部バイパス
国道208号線を中心として栄えているエリア。本庄町全域、北川副の一部の地区。かつてジャスコ佐賀南が存在していたが、ケーズデンキを経てヤマダ電機佐賀南部バイパス店になっている。向かい側にはベスト電器がアウトレットベストになって出戻って来た歴史がある(その間ゲームセンターになっていた。)
昔の繁華街で今はそれほどではないが、ゲームセンターやカラオケ店など娯楽施設がある。また、明林堂、積文館といった九州北部で展開する本屋の佐賀での本拠地がある。
何故かマクドナルドがこの地区に2店ある(一つはダイレックス横、ひとつはヤマダ電機内)。
東部環状線
いわゆる『城東地区』。この道路沿いにはモラージュ佐賀、ゆめタウン佐賀があり、周辺は住宅地で栄えている。ゆめタウン佐賀の住宅地街は『夢咲コスモスタウン』と呼ばれている。
車の通行量が多いため、国道208号線と同様に片側2車線となっている。
北部バイパス
国道34号線を中心としたエリア。佐賀警察署、佐賀県総合運動場陸上競技場周辺。
ROUND1といった大型の娯楽施設がある他、佐賀唯一のドン・キホーテがある。
西部環状線
国道208号線の起点までのエリア。かつて紳士服市場が賑わっていたが、フタタとはるやまだけ生き残った。
このエリアには『八戸』という地名があり、一見『はちのへ』と読ませるかと思ったら『やえ』と読む。
鍋島エリア
国道34号線『佐大医学部入口』周辺の住宅地。佐賀市最大の住宅地として知られ、鍋島小学校は一時期1000人以上の児童がいたことがある。
佐賀大学鍋島キャンパスがあり、こちらは医学部専門のキャンパスとなっている。附属病院があり、佐賀県内の重要医療施設として機能している。
住宅が多いため、商業施設は少ないが、GEOやTSUTAYAといったレンタルビデオ店が立ち並んでいる。ショッピングはマックスバリュ鍋島店がある。
北側はゴルフ場となっており、それに沿って県道が走っている。大和方面への通行が可能。
嘉瀬エリア
佐賀インターナショナルバルーンフェスタも嘉瀬川沿いで行われるため、11月は非常に観光客で混雑する。バルーンさが駅があり、臨時営業で11月頭に稼働する。
北川副エリア
北川副町とその周辺のエリア。平成の大合併よりはるか昔に川副から分離している。結構東西に広い。
西側の南部バイパスをちょうど抜けた辺りに佐賀市内で唯一残った明林堂書店がある。
光法付近にはマルキョウやGEOなどがある。ちなみに、ダイソーは北川副にあるかと思いきや住所では諸富町になっている。
佐賀東高校があり、昔は野球が強かった。辻発彦を輩出している。
西与賀エリア
北側は住宅街になっているが、昔から農業が盛んである。ちなみに、サンのりの工場があるため、漁業分野も結構盛ん。
スポーツ施設が多くあり、ブルースタジアムが中心的な施設として活用されている。地味にブルースタジアムには広告がある。この近くは春になると桜並木になる。
伊賀屋エリア
JR伊賀屋駅があり、SUGOCAの使用は出来るのだが、かなりの田舎にあり、SUGOCAがチャージ出来ない無人駅として有名。
佐賀市営バスは伊賀屋経由で清友病院までバス路線が走っている。
金泉エリア
久保泉工業団地があり、大手企業や中小企業の工業団地として利用されている。
金立にはいこいの広場があり、コスモス園やハイウェイオアシスなどでくつろげる空間がある。
【佐賀市出身の有名人】
- 中越典子(タレント・女優)
- 本村健太郎(俳優・弁護士)
- 優木まおみ(タレント・女優)
- はなわ(歌手・芸人)
- 針すなお(似顔絵画家)
- 大麒麟(元大関・元押尾川親方)
- 新谷博(元プロ野球選手)
- 實松一成(スラガガー)
- 嬉野雅道(HTB「水曜どうでしょう」ディレクター)
関連動画
関連項目
- 佐賀県
- 佐賀新聞社
- 佐賀市営バス
- モラージュ佐賀
- 佐賀駅
- 佐賀空港
- 旧佐賀郡(大和町(佐賀県)・川副町・諸富町・東与賀町・久保田町・富士町)
- 三瀬村
- まほろちゃん
- 俵マイ
- さが錦
- シシリアンライス
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